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◆1/16の第18回口頭弁論の報告

1/16(火)の大飯原発差止訴訟[京都地裁]第18回口頭弁論の報告です。
(期日前の傍聴の呼びかけ 「1/16は傍聴席を脱原発の声でいっぱいに!」→こちらへ。)

傍聴席の応募はかなり多くて,抽選になりました。前回と同様に関電関係と思われる集団もちょっとした数になっていました。

恒例の開廷前のデモは,好天と気温に恵まれて38名となり,1月としては盛況でした。

報告集会は100人をこえ,京都弁護士会館・地階大ホールが満席になりました (^o^)

・報告集会のカンパ…6万円を超えました。深く感謝します。
・缶バッジとクリアファイルなどのご協力ありがとうございました。

以下は,全体的な感想です。
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◆第18回口頭弁論は,原告席,傍聴席ともすべてうまり,熱気のある法廷になりました。年末年始を挟んでいて,参加者数には少し心配もありましたが,原告の皆さまのこの裁判にかける熱意が現れていました。地盤特性について関電の調査の欠陥を指摘した主張は,赤松先生の詳細なデータ点検,出口団長の主張とあいまって,説得力がありました。

◆私たち京都地裁の大飯原発差止訴訟は,関電の設定する基準地震動への疑問と,事故が起こった際の避難困難性について,着々と主張を積み重ねています。

◆とくに大飯原発の地盤特性について,関電は「ほぼ均質な地盤」であるとか,「浅部構造に特異な構造がない」と主張していますが,今回,「そういうことは到底言えない」ことを明らかにしました。関電の地震伝播速度の評価が著しく過大で,そのため地震動が著しく過小に評価されているのであって,「特異な構造は認められない」との評価の誤りを強く批判しました。関電の評価は明らかに誤りです。

◆被告関電は,基準地震動策定が「平均像」であることを認めた上で,地域特性を十分に把握できており,その地域特性に照らせば,基準地震動を超える地震発生の可能性は否定できると主張しています。しかし,主張をするばかりで保有している根拠資料すら提出せず,それどころか原発の地域特性の調査として当然になすべき重要な調査がなされないままです。また実施された調査結果が,科学技術を冒涜する所作以外の何物でもないと批判されるべきほどに,基準地震動が小さくなるよう歪めて評価されています。

◆それを容認し追認している規制委員会も同様に批判されなければならない。そして,大飯原発は,地震に対して極めて危険だと言わなければならないのです。

(上記の主張は裁判所には書面で提出していますが,原告団Webへの掲載は現在,作業中です。しばらくお待ちください m(_ _)m
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◆次回口頭弁論は,★3月27日★(火)14:00~です。引き続き,原告席での参加,傍聴席で参加をお願いします。
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◆第六次[追加]原告を募集中…メールでも可

2017年中をめどに第六次[追加]の追加原告を募集しています。

  • 原告への参加申込方法…メールでの申し込みくわしい説明こちらへ。
  • 提訴以来の原告の増加 →こちらへ。
  • 裁判についてのQ&A →こちらへ。
  • 大飯原発差止訴訟 呼びかけ人 →こちらへ。
  • 京都脱原発弁護団 →こちらへ。

◆1/16の第18回口頭弁論のお知らせ

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大飯原発差止訴訟[京都地裁]の原告の皆さまへ
次回 1/16(火)の裁判期日のお知らせ
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第18回口頭弁論の原告席募集

  • 応募が定員に達しましたので,締め切りました。
  • 傍聴席に応募ください。13:20~13:35の間に,京都地裁正面玄関へ。

第18回口頭弁論について

1/16(火)14:00より,京都地方裁判所において開かれます。
多くの皆さまにご参加いただきますよう,ご案内します。

次回の法廷の概略…次の通りです。

(1)原告の意見陳述…芦屋市の高瀬光代さん。避難の問題について「学校防災と避難~阪神淡路大震災の経験から」。

(2)弁護団から
①原子力防災会議の全体的な避難計画について。
②原発の安全性について,プレート型地震も内陸型地震も,地震は予知できない。
③前原子力規制委員長代理の島崎邦彦氏証言(名古屋高裁金沢支部)について。
④万寿(まんじゅ)地震(1026年)と津波について,遠方の海底地すべりや海底大規模崩壊で津波が発生する可能性について。


1/16の裁判に参加する方法…以下,三つの方法があります。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に,原告として入ります。被告の正面になります。

・原告団が氏名を裁判所に通知します。希望される場合は★1月7日(日)★までに電話,FAX,葉書などで末尾記載の事務局宛ご連絡ください。
・E-Mailでの応募と合わせて先着順とし,定数に達するまで募集します。E-Mailを登録されている原告には,12/26(火)に募集開始MLを配信する予定です。
・合計35名ほどの原告が参加できますので,先着順で定数に達するまで募集します。

【注意】2017年に原告申込をされた方(=第六次原告)は,原告席に入ることができません。ご自分が第六次原告かどうか,わからない場合,事務局宛にお問い合わせください。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あり,そこに入るには,裁判所が抽選を行います。

・13:20~13:35の間に,京都地裁正面玄関前で,抽選リストバンドが配布されます。
・13:35からの抽選,傍聴券の配布は,地裁の北側正面玄関前となります。
・傍聴席は,原告でない方も,誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合は,下記の模擬法廷にご参加ください。

★傍聴におこしください★ 前回11/1の第17回口頭弁論のときには,関電の関係者と思われる傍聴希望者が20名ほど来ていて,抽選の結果,10数名が傍聴席に入りました。関電の社員に私たち原告の主張を聞いてもらうのは良いことですが,原告の皆さん,脱原発を願う支援の皆さんの傍聴機会がなくなるのは困ります。1/16の傍聴席は,脱原発の声で埋めたいと思います。原告席に参加されない場合でも,ぜひ傍聴にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:00開始)。

そこに参加するには,
・京都地裁の構内の南東角にある「京都弁護士会館・地階大ホール」へ,直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく,弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば,その解説も行います。


報告集会の開催

・法廷の終了後(15:00頃から)「京都弁護士会館・地階大ホール」にて報告集会を開催します。
・裁判に関するご質問なども,弁護団から説明いたします。


開廷前のデモ

・市民に脱原発を訴えるため,従来通り,12:10 までに京都弁護士会館前(京都地裁構内の南東角)に集合して裁判所周辺のデモを行います。多くの皆さまが参加されるよう,訴えます。
・出発は12:15 です。30分程度で終わる予定です。
・デモ後に,裁判所の傍聴席の抽選に応募することができます。


◆【頒布】鍋帽子のご案内

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  • お問い合わせ,ご注文は,事務局または岡本(077-529-0051)まで。

◆11/1の第17回口頭弁論の報告

昨日,11/1(水)の大飯原発差止訴訟[京都地裁]第17回口頭弁論の報告です。
(期日前の傍聴の呼びかけ 「11/1は傍聴席を脱原発の声でいっぱいに!」→こちらへ。)

傍聴席の応募はかなり多くて,抽選になりました。ただし,関電関係と思われる集団もちょっとした数になっていました。あの人数は,私たちの脱原発訴訟への敵意を示しているのでしょうか?

今後,傍聴席は脱原発の声で埋めたいと,改めて思っています。皆さまのご協力をお願いします。

恒例の開廷前のデモですが,好天に恵まれ,41名となり盛況でした。

報告集会は100人をこえ,京都弁護士会館・地階大ホールが完全に満席になりました (^o^)

・報告集会のカンパ…8万円を超えました。深く感謝します。
・竹本修三団長の本『日本の原発と地震・津波・火山』…1冊,世話人の山田耕作先生の本『放射線被曝の争点』…1冊。
・缶バッジとクリアファイル…クリアファイル5000円など,全体で7000円をこえました。ご協力ありがとうございました。

以下は,私たち原告団の世話人であり,原発賠償京都訴訟・原告団共同代表でもある福島敦子さんからのメールです。

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◎昨日は、脱原発ネットの大飯原発差止京都訴訟の期日でした。傍聴席は満杯。

期日内容は、原告の意見陳述として松本美津男さん(京都障害児者の生活と権利を守る連絡会[京障連])が、実際に避難訓練したあるいは、震災の経験者から聞いたお話から避難の問題について陳述しました。涙なしには聞けませんでした。弁護団からは、原発事故の際のヒューマンエラーおよび、原発裁判に関する原子力規制委員会の「考え方」に対する反論。

100名をゆうに超える期日報告会までの熱気は、弁護団の説明や参加者さんからの意見からもよく感じることができました。訴訟団の色は違いますが、現在の関西電力の廃炉へ進んでいる状況、それは関電の顧客離れの深刻なことが大きな要因になっているとの説明に、私たちのこつこつとした運動が、脱原発に確実に進んでいる手ごたえを感じた時間でした。私は、結審を無事に終えたことへのお礼をのべさせていただきました。大飯京都訴訟団のみなさまのお力添えには本当に感謝でいっぱいです。

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◆次回口頭弁論は,来年★1月16日★(火)14:00~です。年末年始をはさんで原告席募集と傍聴の要請をおこないます。

関電の関係者と思われる数に絶対に負けないよう,傍聴席は脱原発の原告と市民でうめつくしましょう!!
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◆11/1は傍聴席を脱原発の声でいっぱいに!

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大飯原発差止訴訟(京都地裁)の傍聴席を
脱原発の声でいっぱいに!

11/1(水)14:00から
京都地裁の大飯原発差止訴訟 第17回口頭弁論が開かれます。
傍聴席の抽選は,13:20~13:35です。

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新聞では,大飯原発1,2号機は廃炉と報道されています。しかし,大飯原発3,4号機の再稼働は確実に来年早々に迫っていますし,美浜4号機の新設も検討されています。原発をなくすために,市民の声を高めていくときです。

(最近,関電社員と思われる傍聴が増えています)
(傍聴席を,脱原発の市民で埋め尽くしましょう)

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◆原告の意見陳述…松本美津男さん(京都障害児者の生活と権利を守る連絡会[京障連])が,避難の問題について陳述します。

◆弁護団からの準備書面…原発事故の際のヒューマンエラー。
原発裁判に関する原子力規制委員会の「考え方」に対する反論。

◆全体的なタイムテーブル
・12:10…弁護士会館の前に集合。
・12:15…★★裁判所の周辺のデモに出発★★。30分程度。
★★市民に脱原発をアピールするデモ★★
・13:20…裁判所による傍聴券の抽選リストバンド配布開始。正面玄関前。
・13:35…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了。直ちに抽選。
抽選にもれた方,入廷を希望されず模擬法廷に参加される方は,
14:00までに弁護士会館・地階大ホールの模擬法廷へどうぞ。
・14:00…開廷,弁論開始。
同時刻に弁護士会館・地階大ホールで模擬法廷を開始。
・15:00ごろ…閉廷後,弁護士会館・地階大ホールで報告集会。30分程度。

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大飯原発差止訴訟[京都地裁]京都脱原発原告団
・吉田 明生(原告団事務局長)
◆京都脱原発原告団 Web(→ http://nonukes-kyoto.net/)
・第六次原告募集中(→ http://nonukes-kyoto.net/?p=1208)
◆大飯原発差止京都訴訟 原告団長 竹本修三 報告集
(→ http://www.eonet.ne.jp/~takemoto-home/)
◆京都原発裁判支援ネット(→ https://houteisien.wordpress.com/)
・裁判のスケジュール(→ https://houteisien.wordpress.com/schedule/)
・京都の原発関係の運動(→ https://houteisien.wordpress.com/kyoto/)
・「若狭の原発を考える会」より(→ https://houteisien.wordpress.com/wakasa/)
◆原発の電気はいらない署名@関西(→ https://syomeiweb.wordpress.com/)
・「使い捨て時代を考える会」より(→ https://syomeiweb.wordpress.com/tukaisute/)
・オンライン署名(→ https://goo.gl/eSMkLp)
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◆7/21の第16回口頭弁論の報告
 ~救援新聞より

  • 救援新聞 京都版No.1310 2017年8月5日
    橋本宏一(日本国民救援会京都府本部 事務局長)

地震の危険隠しの関電を批判

大飯原発差止京都訴訟第16回口頭弁論

  • 大飯原発差止京都訴訟の第16回口頭弁論が、7月21日、京都地裁(第6民事部・藤岡昌弘裁判長)101号法廷で開かれました。法廷には、原告や弁護団、支援の傍聴者など総勢120人余りが詰めかけたなか、原告代理人の渡辺輝人弁護士(弁護団事務局長)の第37準備書面(07年新潟県中越沖地震のメカニズムについて他)、谷文彰弁護士の第38準備書面(上林川断層について)がそれぞれ要旨を陳述。原告・市川章人さんが意見陳述をしました。以下はその大要です。
  • 辺輝人弁護士
    ―2007年新潟県中越沖地震の際、東京電力柏崎刈羽原発に想定をはるかに超える地震動が発生し、東電は原因を地表ら4キロから6キロの深部地盤の傾き、地下2キロの褶曲構造からの、それぞれ2倍の波が集中したと後付けで説明したが、科学的な調査や再現性の検証もしていない。地震発生前に「揺れの少ない強固な岩盤の上に建てている」と安全を強調していたホームページの文章を削除した。このことを踏まえると、大飯原発の地盤の特性はほとんど把握がされていない。関電は大飯原発の地下500メートル程度までしか構造を把握していない。海域についてもせいぜい2、300メートルの断面でしか把握していない。こんなおざなりの調査や検証で大飯原発の危険な地盤を「特異な地盤特性は存在しない」などと評価することは到底できない。
  • 谷文彰弁護士
    ―京都府の北部、綾部市からは北東の大飯原発に向かって活断層(上林川断層)が走っている。関電は断層が明確な範囲は26キロだとして、大飯原発に近い福井県境で活断層が確認できないとしているが、断層が存在する可能性が残されている。明確な活断層でない派生のところでも熊本地震は発生した。
  • 市川章人さん
    ―69歳、京都市伏見区に家族4人で暮らす。大飯原発から66キロメートルに住む。原発事故と放射能被害への不安、恐怖から提訴。大学で原子物理学を学ぶ。実験中の被ばく事故に遭遇し、以来がんへの恐怖をかかえてきた。処理方法のない放射性廃棄物を大量に生む原発に疑問を持ち、今儲かりすればよい、あとは野となれ式の商業運転はやめるべきだと考えるに至った。その後の99年の東海村の臨界事故と国の対応はチェルノブイリにつづく日本の事故を予感させ、福島原発事故で的中した。福島の原発から61キロの、5人の子どもをかかえた親戚一家の話を聞いて放射能への恐怖を一層強くした。避難もかなわず、命と健康への恐怖、仕事を失うなどの被害、生活そのものが成り立たない現実がある。福島原発事故後、大飯原発の再稼働が認められた。避難計画も再稼働審査の対象には含まれず、活断層の集中する若狭湾ではいつ過酷事故が起こるかわからない危険におびえることとなった。滋賀県によるシミュレーションでも、66キロ圏は安定ヨウ素剤の服用が必要で、琵琶湖が汚染されたら放射性ヨウ素のために1週間水が飲めないという試算もある。しかし、京都市の避難計画にはそのような記載は一切ない。15年の原子力災害対策指針の改悪で不安はいっそう増した。避難より屋内退避を強調。情報も届かない中、自分で自分を守るしかない。私の大学の事故はコンクリートの壁を通して放射線をあびたもので、屋内退避など効果はほとんどない。とくに心配は、保育園の孫。保育園からきちんと避難できるか。京都市は具体的対策を記載していない。孫たちの命と未来を守るために、万が一の危険も冒すわけにはいかない。原発廃止こそ最大の安全対策であり、命と生活を最優先にした判断を裁判所がくだされるよう切に願う。
  • 次回裁判は、11月1日(水)午後2時から、京都地裁101号法廷で。

裁判前にはデモで市民アピール

  • 裁判が開始される前、12時10分には、原告や弁護団など40人が京都弁護士会前に集まり、横断幕やノボリなどを手に、市民にアピールする、デモ行進をしました。裁判所の周辺から、柳馬場通り、夷川通、寺町通、丸太町通りを一周し、「大飯は危険」「原発やめよ」「子どもを守ろう」「自然を守ろう」などとハンドマイクの声にあわせて訴えました。

◆7/21,第16回口頭弁論の報告

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◆第16回口頭弁論の報告
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7/21の第16回口頭弁論にご参加の皆さま,ご苦労様でした。
開廷前には,いつものように裁判所周辺のデモを行い,市民に脱原発裁判をアピールしました。参加者は40名でした。

傍聴席は抽選なしでしたが,開廷時にはほぼ満席になりました(関電関係者と思われる傍聴もありました)。
報告集会は100名以上の参加で盛況でした。多額のカンパの他,缶バッジ,竹本団長の著書などでご協力をいただき,ありがとうございます。

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◆第16回口頭弁論の法廷資料
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  1. 原告提出の第38準備書面
    上林川かんばやしがわ断層― →こちら
    上林川断層とは,連続するFO-A(エフオーエイ)断層,FO-B(エフオービー)断層,熊川(くまがわ)断層の三つの断層に対して,共役(きょうやく)断層となっている断層のことです。共役断層とは,同一の応力下で互いに90度程度斜交した断層面が形成され,断層のずれの向きが互いに逆向きを示すものをいいます。断層が動いて地震が起きる場合,共役関係にある断層は,どちらが動くかは分からないので,両方の断層の動きを見ておく必要があります。関電は,上林川断層の端を,原発のない方向には「保守的に」延長しながら,原発のある方向には延長していません。きわめて恣意的です。
  2. 原告提出の第37準備書面
    ―被告関電は大飯原発の地盤特性を把握していないこと― →こちら
  3. 原告提出の第36準備書面
    ―京都市原子力災害避難計画の問題点について― →こちら

◆第16回口頭弁論 意見陳述

第16回口頭弁論意見陳述

市川章人

私は市川章人と申します。1948年1月7日生まれの69才で、京都市伏見区に家族4人ですみ、すぐ近くには娘夫婦が幼い孫2人と住んでおります。住まいは大飯原発から直線距離でわずか66kmであり、原発事故と放射能被害に対する不安と恐怖から、この訴訟に加わりました。

【被曝事故の経験と日本での原発過酷事故の予感】

私の原発と放射能に対する不安と恐怖は47年前の体験に始まります。大学で原子物理学を学びましたが、放射能の実験中に被曝事故にあい、それ以来がんへの恐怖を抱えて来ました。同じ頃の1970年大阪万博へ美浜原発から送電が始まりましたが、処理方法のない放射性廃棄物を大量生産する原発に疑問を持ち、学友と議論し、いずれ大問題になる、今儲ければよくて後は野となれ山となれ式の商業運転をやめるべきだという結論に達しました。

その後、1999年の東海村JCOウラン燃料工場の臨界事故とその時の国の対応は、チェルノブイリに続く過酷事故は日本で起きるに違いないという私の予感を一気に高め、不幸にして福島原発事故として的中しましたが、しかし想像を超える深刻さに身が震えました。

【恐怖の中でも福島から避難できなかった親戚】

福島第一原発から61.5kmの福島市内に私の親戚が住んでおり、事故の直後に法事で会いました。その時5人の子供を抱えた夫婦が涙ながらに訴えたのが放射能への恐怖でした。「事故直後からテレビ画面に白い点がいっぱい飛ぶ。これは何か?」と問われ、私は屋内で放射性物質が浮遊し、強い放射線エネルギーで発光するのではと疑いました。彼らに避難先として福知山市夜久野町で空いている私の実家の提供を約束しましたが、結局避難は叶わず、彼らは恐怖の中で生活せざるを得ませんでした。それは、福島における職を夫婦ともに失うことであり、5人もの子どもを抱えての生活のめどが立たないこと、さらに年老いた両親を残して自分たちだけ避難することは、家族を一番に大切にする強い宗教的信念で結ばれ共に生きてきた夫婦にとっては耐えがたいことであったからです。

【我が家は安定ヨウ素剤が必要な被曝範囲】

福島原発事故の後、重大事故の発生を前提にした原発の再稼働を認め、避難計画を安全審査の対象としない原発政策に変わることで、私たちも原発と活断層の集中する若狭湾で原発の過酷事故が発生する危険に怯えることになりました。

避難計画でUPZの範囲は大飯原発から半径32.5㎞に設定されましたが、その元になった規制庁の放射性物質拡散シミュレーションは被曝量の高い側のデータを削除しており、そのデータも使えばほぼ2倍の半径になることが指摘されています。滋賀県によるシミュレーションでも、北風の場合、大飯原発から66kmの我が家は、安定ヨウ素剤の服用が必要な範囲にすっぽり入ります。また、滋賀県は私たちの飲料水である琵琶湖が汚染されたら、放射性ヨウ素のために約1週間水が飲めないという試算もしています。

したがって私たちにも避難と安定ヨウ素剤の服用は不可欠ですが、京都市原子力災害避難計画にそのような対策は一切記載されていません。

【原災指針の改悪は30㎞以遠住民を危険の中に放置するもの】

2015年の原子力災害対策指針の改悪で不安は一層増しました。それは、避難よりも屋内退避を強調し、さらにUPZ以遠の地域で当初予定していた放射性プルーム対策としてヨウ素剤を服用する区域PPAを廃止し、ヨウ素剤配布はやめ屋内退避で十分としたからです。

これでは、事故の際、私たちには行政による対策も指示もなく、自分で身を守るしかなくなります。しかし、公的にはUPZ以遠の住民に何の知識も与えられておらず、正しい判断も適切な行動も困難です。情報も届かず、放置される危惧さえあります。

もし、緊急避難が必要になったとしても、私たちには指定避難先はありません。屋内退避で十分とされていることも大いに疑問です。私の学生時代の被曝事故は他の実験班の放射線をコンクリートの壁を通して浴びたものです。このように放射線遮蔽は普通のコンクリート壁でも不十分であり、木造家屋の屋内退避では効果はほとんどありません。

とりわけ心配なのは、保育園に通っている私の孫です。仮に、孫が保育園で保育を受けている際に、原発事故が起きた場合、きちんと避難出来るのでしょうか。この点について、京都市原子力災害避難計画は、一切具体的な対策を記載していません。

長期避難が必要な場合、私たちの移住先は夜久野町の実家しかありませんが、そこは大飯原発から64㎞、高浜原発から51kmであり、放射能に強く汚染される危険性があります。

そもそも、今の居住地を捨てるのは、福島の親戚と同様、耐え難いことです。私たち夫婦は年金で何とか生活できるかもしれませんが、我が子は仕事の継続が困難になり、生活の術を失います。中でも長男は、10年以上も展望の見えない就職活動を続け、37歳になった昨年ようやく就職できたもので、この職を失うわけにはいきません。私の子や孫たちには移住という選択肢もないのです。

【命と生活を最優先にした裁判所の判断を】

今、日々成長する幼い孫たちに接しながら命の輝きと尊さを深く実感しています。この幸せと被曝すれば影響を最も受ける孫たちの命と未来を守るために、他の技術とは異質の被害をもたらす原発で万が一の危険も冒すわけにはいきません。原発廃止こそ最大の安全対策であり、命と生活を最優先にした判断を裁判所が下されるよう切に願うものです。

以上

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◆7/21(金)第16回口頭弁論のご案内

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大飯原発差止訴訟(京都地裁)の原告の皆さまへ。
【転送歓迎】

7/21(金)14:00から第16回口頭弁論が開かれます。原告の多くの皆さまが裁判にご参加いただききますよう,訴えます。原告席,傍聴席とも大勢の原告でうめつくし,裁判所と裁判官をつつみこんでいきましょう。原告になっていない方も,傍聴にさそってください。

・京都地方裁判所…京都市中京区菊屋町
(丸太町通柳馬場東入ル)(地下鉄烏丸線 丸太町駅1・3・5番出口から東へ徒歩5分)

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■ 具体的な内容は,以下の通りです。

(1) 原告の意見陳述……市川章人さん(京都自治体問題研究所)が,避難の問題について陳述します。
(2) 弁護団から……上林川(かんばやしがわ)断層[ 連続するFO-A(エフオーエイ)断層,FO-B(エフオービー)断層,熊川(くまがわ)断層の三つの断層に対して,共役(きょうやく)断層となっている断層 ]についての主張。さらに前回に続いて,大飯原発の地盤特性や地域特性についての関電の書面の誤りについて主張します。また,名古屋高裁金沢支部で証言した島崎邦彦さん(元原子力規制委員会委員長代理)の調書を提出します。

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●概略●裁判に参加するには,三つの方法があります。

[1] [満席で締め切りました]原告席で参加……法廷の中(柵の内側)に原告として入ります(抽選なし)。この場合,メールで応募してください。「原告団が」決めてその氏名を裁判所に通知します。
★7/12(水)★を締切日としますので,
★弁護団事務局宛のメール↓★で応募してください。
kyotodatsugenpatsubengodanあっとgmail.com
(「原告席希望」と書き,お名前をご連絡ください)
先着順を基本とし,定数に達し次第,締め切りますが,いつも追加で募集していますので,積極的にご応募ください。

[2] 傍聴席で参加……当日の抽選にご参加ください。「裁判所が」決めます。
13:20~13:35の間に,裁判所が正面玄関前で,抽選リストバンドを配布しますので,応募してください。
傍聴席に入ることができなかった方は,模擬法廷にご参加ください。

[3] 模擬法廷で参加……傍聴席に入れない(入らない)場合。
弁護団が用意しております模擬法廷に参加してください。
京都地裁の構内の南東角にある京都弁護士会館・地階大ホールへ。
本番の法廷と同じで,14:00開始です。

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●詳細●以下は,上記の[1]~[3]の参加方法の詳細です。

[1] 原告席で参加

・法廷の中(柵の内側)の原告席に入る原告は,「原告団が」決めます。その名簿を1週間前(7/14)に裁判所に届けています。そこで,原告で原告席参加ご希望の方は,
★7/12(水)★を締切日としますので,
◆事務局宛のメール↓★に「原告席希望」と書いて応募してください。
kyotodatsugenpatsubengodanあっとgmail.com

・合計35名ほどの原告が参加できますが,次の順で優先します。
(1)呼びかけ人
(2)世話人
(3)世話人の推薦する原告(各若干名)
(4)脱原発運動その他のいろいろな活動を担っている方
応募メールに付記してください。(前回までと同様です)
(5)MLでの公募…先着順です。
前回も,この枠で25~30名の原告が原告席に入っていただきました。

・裁判当日は,京都地裁1Fの101号法廷前に待機しています弁護団・原告団世話人より,原告席の券を受け取っていただき,法廷に入ってください。

★ご注意★今年(2017年)原告申込をされた方(=第六次原告)は,原告席に入ることができません。傍聴席抽選に応募されるようお願いします。
★自分が原告席で参加可能かどうか(第六次原告かどうか)不明の場合はメールや電話でお問い合わせください。

[2] 傍聴席で参加

  • 法廷の傍聴席は88席ほどですが,こちらは「裁判所が」抽選で決めます。
  • 原告の方,原告でない方も,資格を問わず,誰でも応募できます。
  • 13:20~13:35の間に,京都地裁正面玄関前で,抽選リストバンドが配付され,配付終了後すぐに抽選結果が発表されます。(傍聴者が少ない場合は,抽選はありません。)

[3] 模擬法廷で参加

  • 入廷を希望されない方,原告席や傍聴席の抽選にもれた方は,弁護団による模擬法廷にご参加ください。
  • 14:00開廷。京都弁護士会館(地裁構内の南東隅)地階大ホールへ。
  • 実際の法廷よりもわかりやすく,弁護団が解説します。
  • 事前に提出されている被告側書面があれば,その解説も行います。

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●定例のデモ●

  • 市民に訴えるために裁判所周辺のデモを行います。
  • 従来と同じく,12:10 までに弁護士会館前集合,出発は12:15 です。
  • 30分以内に終わる予定です。
  • デモ後に,裁判所の傍聴席抽選に応募することができます。
  • 裁判所地階の食堂は,13:30まで昼食があります。

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●全体的なタイムテーブル●

  • 12:10…弁護士会館の前に集合。
  • 12:15…裁判所の周辺のデモに出発。30分程度。
  • 13:20…裁判所による傍聴券の抽選リストバンド配布開始。@京都地裁正面玄関前。
  • 13:35…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了。直ちに抽選→傍聴券の配布。
    抽選にもれた方,入廷を希望されず模擬法廷に参加される方は,14:00までに弁護士会館・地階大ホールの模擬法廷へどうぞ。
  • 14:00…開廷,弁論開始。
    同時刻に弁護士会館・地階大ホールで模擬法廷を開始。
  • 15:00ごろ…閉廷後,弁護士会館・地階大ホールで報告集会。30分程度。

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