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◆2018/7/4 名古屋高裁金沢支部の判決に対する抗議声明

名古屋高裁金沢支部による大飯原発訴訟控訴審不当判決に抗議する声明
2018年7月4日
大飯原発福井訴訟原告団
代表 中嶌 哲演
大飯原発差止訴訟福井弁護団
団長 島田 広

1 名古屋高等裁判所金沢支部は,2018年7月4日,福井地方裁判所が2014年5月21日に言い渡した,関西電力株式会社に対し大飯原子力発電所(以下「大飯原発」)の3号機及び4号機の原子炉について運転差止めを命じる判決(以下「福井地裁判決」)につき,原判決を取り消し,住民らの請求を棄却する不当判決を言い渡しました(以下「本判決」)。

2 福井地裁判決は,生命を守り生活を維持する利益を日本国憲法が保障する人格権の中核部分として位置づけ,これらがきわめて広汎に奪われる原子力災害の具体的危険が万が一でもあれば,原発の差止めが認められるのは当然,という判断を示しました。「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり,これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」と語る判決の言葉は,現在もなお癒えることのない福島第一原発事故の被害に真摯に向き合う倫理的な問いかけであり,人権を守る砦としての裁判所の責務に忠実に原発の安全性を厳しく審査した同判決は,国内外で多くの共感を呼びました。

しかし,関西電力や原子力規制委員会は,原判決の指摘を真摯に受け止めることなく,控訴審の審理中にもかかわらず遮二無二大飯原発の再稼働を強行しました。「第二のフクシマ」をまたなければ,関西電力をはじめ,立法府も行政府も,廃炉・脱原発を決断できないのか?とさえ思わせるような,愚かな原発再稼働が進む中で,司法が国民の期待に応え,再び原発の安全性を厳しく審査するのか否かが,注目されていました。

3 審理の過程の中で,関西電力は,住民側が提起した疑問点にはまともに答えようとせず,また,安全性に関する関西電力の主張の根拠となる,基準地震動の算定や地盤調査に関する生データの開示を,一貫して拒否しました。その態度は,自らの基準地震動策定や安全審査について裁判所が科学的に再検討を行うことを妨害しデータ隠しに終始する,きわめて不当なものでした。

4 こうした関西電力による不当なデータ隠しにもかかわらず,裁判の中で次々に大飯原発の危険性が明らかになりました。

(1)島崎邦彦・元原子力規制委員会委員長代理が,2017年4月に証言し,基準地震動策定の際に用いられる入倉・三宅式は,過去の地震データがない大飯原発で用いると,基準地震動の大幅な過小評価になることを,過去の複数の地震の科学的検証結果をもとに指摘し,政府の地震本部のレシピ改定にしたがった,より科学的で安全側に立った計算方法をとるべきであると指摘しました。

 島崎証言の指摘は,纐纈一起東京大学地震研究所教授も繰り返しこれを支持しており,きわめて信用性の高いものでした。

(2)物理探査学会元会長である石井吉徳氏はじめ複数の同学会関係者や,元京都大学防災研究所助教授の赤松純平氏が,関西電力の地盤調査がきわめて不充分で,しかも不充分な調査の結果すら関西電力の都合のよいようにゆがめて解釈されており,大飯原発の地盤は関西電力の想定より軟弱で,地下には断層の存在さえも疑われることを指摘しました。

 関西電力の安全設計が,基準地震動の計算方法に加え,地盤調査でも,基準地震動の大幅な過小評価を引き起こす重大な欠陥のあるものだったことが明らかになったのです。

(3)さらに最近,原子力規制庁が,大飯原発の大山噴火に伴う火山灰想定が過小であると指摘し関西電力による火山灰想定の欠陥が明らかになりました。

 このように,島崎氏の勇気ある証言を端緒として,①被告の地盤調査の問題点,②基準地震動の過小評価,③安全審査の欠陥など,生データの提出や各専門分野の有力な証人尋問によって解明する必要が生じており,住民側は複数の科学者証人の証人尋問を求め,法廷の内外で,審理を尽くし事実を解明するよう裁判所に繰り返し求め続けましたが,裁判所は,2017年5月に原子力規制委員会が大飯原発を安全審査合格とするや審理終結を急ぎ,基準地震動の計算方法や地盤調査という,まさに原発の安全性の根幹に関わる重要な問題も含め島崎氏以外の証人全ての尋問を「必要性なし」として拒否し強引に審理を終結するという暴挙に出ました。

5 本判決は,関西電力が基準地震動を策定した経緯や安全審査の過程について,関西電力の主張をそのまま引き写したかのような通り一遍の認定をしそれだけで,関西電力による安全性の証明はなされたものと認めました。これは,関西電力には,上記のような重大な疑間点に答える義務はないというに等しい,不当な判断です。

一方で,本判決は,住民側に対し高度の具体的危険性を立証するよう求め,しかも,自ら住民側が請求した証拠調べを軒並み却下して立証手段を奪っておきながら,具体的危険性の証明がないなどとして,原判決を覆しました。

こうした判決内容を踏まえ,控訴審の経過をひと言で言えば,原子力規制委員会の安全審査の結果さえ出れば,裁判所は,自ら主体的に原発の安全性を審査することなく,住民側の立証手段を奪ってでも強引に審理を打ち切ってこれに追随するだけだった,ということになります。

これは,もはや裁判ではありません。
福島の被害に背を向け,「見ざる,聞かざる,言わざる」の態度で行政追随を決め込み,あたかも「関西電力のサーヴァント(召使い)」(審理終結後の記者会見での中嶌代表の言葉)であるかのごとく,住民側の裁判を受ける権利を奪った不当な「裁判」に対し,満腔の怒りをもって,強く抗議します。

6 本判決は,行政追随を急ぐあまり,多数の事実誤認や論理破綻を犯しています。

(1)判断枠組みについて,いわゆる伊方型の判断枠組みを採用しながら,関西電力に求められる安全性の主張立証については,ほとんどその主張通りの認定に終始しており,先の高浜原発差止仮処分において大阪高裁が示したと同様の,電力会社寄りの事実認定となっています。

(2)基準地震動に関して,本判決は,地震の予知予測は正確に行うことができないことは疑いがない,全国的な観測網の整備が進んでから蓄積されたデータが少ない,クリフエッジとされた基準地震動の1.8倍を超える地震動は将来来ないとの確実な想定は本来的に不可能,との原判決の指摘はいずれも正当と認めています。そうであれば,それだけで,現在の基準地震動では本件原発の安全は到底確保できず,具体的危険の存在を認めた原判決は維持されるはずでした。

 ところが,本判決は,それは政策的な選択に委ねられるべきで,司法判断としては,「最新の科学的,専門技術的知見に照らし,その想定が合理的な内容となっているか否か」を問題とすべきだとして「クリフェッジとされた基準地震動の1.8倍を超える地震動」の可能性があっても,その想定は合理的なものでありうるかのごとき判断を示しています。

 電力会社の安全設計が完全に崩壊するクリフエッジを超える可能性があるとしても,具体的危険はないといいうるという判断は,恐るべき安全軽視であり,そもそも司法審査を放棄したとしか言いようがありません。

(3)本件訴訟の中心争点となった,大飯原発の基準地震動の著しい過小評価を指摘した島崎証言については,同証言が指摘する,関西電力の行った調査がきわめて不充分で,かつ,基準地震動の過小評価は関西電力の言うところの「保守的な評価」「不確かさの考慮」ではカバーしきれないほど大きなものであることを完全に無視しきわめて抽象的に,関西電力の主張通りに,関西電力の想定が保守的であると認めています。真摯に基準地震動の合理性を検討しようとする姿勢は微塵もありません。

(4)地盤調査について,原子力規制委員会の審査ガイドでは,敷地地下の地層が水平かつ成層でなければ,3改元的な評価をしなければならないのに関西電力がこうした調査をしていないことについて,本判決は,そもそも地層が均質な水平成層構造を呈していることなど考えにくい,という乱暴な認定をしました。そうであれば,審査ガイドにしたがって3次元的な評価をしなければならないのに,それをしていない関西電力の調査の不充分さについては,完全にこれを無祝しています。

 また,一審原告らが指摘した低速度層(軟弱地盤)の存在や,断層等の存在を示す回折波の間題については,いずれもその評価が判然としない,明らかでないという暖味な判断に終始しています。裁判所が判断できないと考えるのであれば,一審原告らが求めるように,関西電力の生データを提出させ,科学者証人の尋問を実施し審理を尽くすべきでしたが,そうした審理を一切放棄して,上記のような暖味な判断をくり返すのは,司法の責任放棄としか言いようがありません。

(5)大山噴火に伴う火山灰想定について,原子力規制庁が関西電力の現在の想定10cmを大きく超える層厚26cmの層厚を大飯原発とほぼ等距離の地点に認めたことに触れつつも,それは単なる可能性に過ぎないなどとして,関西電力の想定が信頼できるとしている点も,火山の危険性を著しく軽視したものといえます。

(6)法的にも,「安全」であるかどうかの判断基準として,福島原発事故の経験を踏まえて「危険性が社会通念上無視し得る」かどうかという規範を定立していますが,現在のわが国の地震学の最も権威ある学者2人が基準地震動の計算方法の誤りを指摘し元物理探査学会長を含む複数の学者から数々の地盤調査の問題点を指摘され,原子力規制庁からさえ火山灰想定の過小評価を指摘されている大飯原発の危険性が「社会通念上無視しうる」とは,到底いえるはずがなく,判決の論理は完全に破綻しています。

7 行政に追随し住民側の裁判を受ける権利を奪ってまで強引に判決をし,形式的には福井地裁判決を覆しても,かかる裁判とはいえない不当な判決によって,福井地裁判決の正当性は,いささかも揺るぐものではありません。また,福井地裁判決が指摘し控訴審の審理の中でさらに明らかになった大飯原発の危険性に対する市民の不安は,払拭されるどころか,ますます深まらざるを得ないでしょう。

私たちは,関西電力と国及び福井県に対し同原発が抱える根本的な危険性から眼をそむけることなく,直ちに同原発の運転を停止するよう,強く求めるものです。

◆2018/7/4 名古屋高裁金沢支部の判決要旨

平成26年(ワ)第126号大飯原発3,4号機運転差止請求控訴事件

【判決要旨】

1 原子力発電所の設備等について事故を起こす失陥があり,周辺の環境に対して放射性物質の異常な放出を招く危険があるのであれば,どの範囲の住民が運転の差止めを求め得るのかはともかく,人格権を侵害するとして,当該原子力発電所の運転差止めを請求することができる。その一方で,現在の我が国の法制度は,原子力基本法,原子炉等規制法などを通じて,原子力の研究,開発及び平和利用の推進を掲げ,原子力発電を一律に有害危険なものとして禁止することをせず,原子力発電所で重大な事故が生じた場合に放射性物質が異常に放出される危険などに適切に対処すべく管理・統制がされていれば,原子力発電を行うことを認めている。このような法制度を前提とする限り,原子力発電所の運転に伴う本質的・内在的な危険があるからといって,それ自体で人格権を侵害するということはできない。もっとも,この点は,法制度ないし政策の選択の問題であり,福島原発事故の深刻な被害の現状等に照らし,我が国のとるべき道として原子力発電そのものを廃止・禁止することは大いに可能であろうが,その当否を巡る判断は,もはや司法の役割を超え,国民世論として幅広く議論され,それを背景とした立法府や行政府による政治的な判断に委ねられるべき事柄である。

2 原子力発電所における具体的危険性の有無を判断するに当たっては,その設備が,想定される自然災害等の事象に耐えられるだけの十分な機能を有し,かつ,重大な事故の発生を防ぐために必要な措置が講じられているか否か,すなわち,原子力発電所の有する危険性が社会通念上無視しうる程度にまで管理・統制されているか否かが検記されるべきである。そして,原子炉等規制法の下,高度の専門的知識と高い独立性を持った原子力規制委員会が,安全性に関する具体的審査基準を制定するとともに,設置又は変更の許可申請に係る原子力発電所の当該基準への適合性について,科学的・専門技術的知見から十分な審査を行うこととしているのであって,具体的審査基準に適合しているとの判断が原子力規制委員会によってされた場合は,当該審査に用いられた具体的審査基準に不合理な点があるか,あるいほ具体的審査基準に適令するとした原子力規制委員会の判断に見過ごし難い過誤,欠落があるなど不合理な点があると認められるのでない限り,当該原子力発電所が有する危険性は社会通念上無視しうる程度にまで管理され,周辺住民等の人格権を侵害する具体的危険性はないものと評価できる。

3 本件発電所の安全性審査に用いられた新規制基準は,各分野の専門家が参加し,最新の科学的・専門技術的知見を反映して制定されたもので,所定の手続も適切に踏んでいるのであって,手続面でも実体面でも原子炉等規制法を始めとする関係法令に違反していると認めうる事情はなく,また,内容において不合理な点も認められない。

4 本件発電所の基準地震動及び基準津波は,最新の科学的知見及び手法を踏まえて策定されたものであり,そこで用いられた各種パラメータは安全側に配慮して保守的に設定され,性質や程度に応じて不確かさが考慮されているほか,計算過程及び計算結果に不自然,不合理な点は見当たらず,年超過確率も極めて低い数値になっていることからすれば,これらが新規制基準に適舎するとした原子力規制委員会の判断に不合理な点があるとは認められない。

 なお,基準地震動の策定に当たり,地震モーメントを求めるに際し用いられた入倉・三宅式について,地震動の事前予測に用いると地震モーメントが過小評価される旨の専門家の証言があるが,対象となる活断層の長さや幅を保守的に大きく見積もり,断層面積を地表地震断層の長さそのものから求めた数値より大きく設定することなどによって過小評価を防ぐことが可能であると考えられ,本件においても対象となる活断層の断層面積ほ,詳細な調査を踏まえて保守的に大きく設定されているから,1審被告の策定した基準地震動が過小であるとはいえない。

5 本件発電所の安全上重要な設備の耐震性,対津波安全性,異常の発生・拡大防止対策及び重大事故等対策(火山灰対策を含む。),テロリズム対策等は,最新の科学的知見及び手法を踏まえて講じられており,地震,津波を始めとした外部事象による共通要因故障のみならず,偶発的な設備の単一故障を仮定しても設備の安全性が確保されているほか,重大事故等対策の有効性も科学的手法によって検証されるなどしており,IAEAの国際基準等に反するともいえないのであって,これらが新規制基準に適舎するとした原子力規制委員会の判断に不合理な点は認められない。

6 以上によれば,本件発電所の安全性審査に当たって用いられた新規制基準に違法や不合理の廉はなく,本件発電所が新規制基準に適令するとした原子力規制委員会の判断にも不合理な点は認められず,本件発電所の危険性は社会通念上無視しうる程度にまで管理・統制されているといえるから,本件発電所の運転差止めを求める1審原告らの請求は理曲がない。

以 上

◆「このあたり」プレート

◆福島第一原発の事故で,アメリカや日本の政府にとって最大の危機とされたのは,運転停止中の4号機にあった核燃料プールの水位低下,崩壊でした。水以外に何の遮蔽もない核燃料プールには,使用済み核燃料棒が1535本も入っていたからです。水がなくなれば,大量の放射性物質が放出され,原発から半径250km圏まで避難の必要が生じ,東日本壊滅の事態が想定されたわけです。

◆原発の過酷事故に対して,今,自治体が策定している避難計画は,原発から30km圏までに限られています。しかし,福島第一原発の事故では,30~50kmにあった飯舘村は,全村避難においこまれました。

◆福井の原発群から見れば,意外にも,福井県庁よりも京都府庁の方が近くにあります。あなたの家は,原発からどれくらいの距離にありますか。

◆「このあたりプレート」は原発からの距離を
明示して,アピールするグッズです。

◆あなたの家のへい,マンションのドア,
職場などに貼ってください!

  • ダウンロードして,印刷のうえ,あなたの家やマンションのドア,職場にも貼ってね!
  • A4サイズのPDFファイルは→こちら
  • コンビニで,A3に拡大コピーをすれば,見栄えが良くなります。
  • 防水のためには,クリアファイルに挟むとか,ラミネート加工をすると良いでしょう。
  • 原発からの距離は「原子力発電所からの距離測定ツール」→ こちら で調べることができます。
    → http://haruto.s334.xrea.com/
  • 住所の欄に「6061245」のように,ハイフンぬき郵便番号の数字を入力すれば,
    大飯原発や高浜原発からの距離を表示してくれます。
  • 原発からの距離については →「みんなの知識 ちょっと便利帳」もご覧ください。
  • 多くの枚数が必要な場合,PDFにする前の元ファイル(一太郎ファイル)が欲しい場合などは,
    事務局にご相談ください。
  • 拡大,縮小,加工など自由にしていただいて構いません。
  • ご自分の土地があれば,そこで大きな看板などに仕上げていただけると,
    かなり目立つと思われます (^o^)

▲京都市版→A4サイズのPDFファイルは→こちら

▲農作物版→A4サイズのPDFファイルは→こちら

◆京都市での利用例

◆たとえば,宮津市の場合,郵便番号は86のみですので,世話人会で調べて一覧表を作成しました(4/16の宮津市での集会で配付)。しかし,京都市の場合は,4892もあります(京都府の郵便番号は6648)ので,すべての郵便番号ごとの例示はたいへん困難です(なお,東京23区の郵便番号は2911)。
◆インターネットをご利用できない場合は,京都市の小学校で調べた距離一覧表を掲載しますので,目安として使ってください。→こちら

◆【頒布】フリー紙芝居 「なくそう げんぱつ」
 YouTube 版とDVD版

  • 小学4年生くらいからわかるように、原発の問題を絵にしました。
  • DVD版で、長さは約7分です。背景に音楽が入っているものと、そうでないものがありますが、絵やナレーションは同じです。
  • 基本的に無料配付ですので、皆さまの運動の中で利用してください。しかし、イラスト代などの費用はかかっています。適当な機会にカンパをしていただきますよう、お願いします。
  • 事務局には、できあがったDVD版が置いてあります。欲しい場合はご連絡ください。
  • 大飯原発差止訴訟 弁護団・原告団世話人会 制作。
  • 原画制作…大飯原発差止訴訟の原告団世話人の関係者。
  • 編集…大飯原発差止訴訟の弁護士、世話人のチーム。世話人会で確認。
  • 音声出演…大飯原発差止訴訟の弁護士、世話人。
  • 原画からDVD版の制作…大飯原発差止訴訟の世話人。
  • YouTubeへのアップ…大飯原発差止訴訟の原告の人。

YouTube 版

  • YouTubeの映像は、パソコンのほか、インターネットに接続しているテレビ、ゲーム機、タブレットなどで見ることができます。
  • なお、YouTubeへのリンクは→こちら

DVD版…ダウンロードできます。

reberu_0001
(レーベルはプリンタなどで印刷して作成します。)

下記の手順でお手元にDVDを作成できます。(以下、Windows7)

  1. 事務局には、できあがったDVD版が置いてありますが,以下の手順によりご自分でおつくりいただけます。
  2. DVDのディスクイメージ (ISOファイル) 「Nakusou_Genpatu.ISO」(拡張子「.ISO」は、パソコンの設定によっては表示されません)を、【こちら】よりダウンロードしてください。
  3. ダウンロードしたディスクイメージ (ISOファイル)「Nakusou_Genpatu.ISO」(拡張子「.ISO」は、パソコンの設定によっては表示されません)をダブルクリックすると、Windows標準のディスクイメージ書き込みツールが起動するので、DVDドライブに未使用のDVDディスクをいれて、書き込みを開始します。↓ディスクイメージ ( ISOファイル)「Nakusou_Genpatu」と関連づけるプログラムは、
    「Windowsディスクイメージ書き込み」にしておく。
    12
    ↓ 空のDVDディスクを入れた書き込み用ドライブを指定します。Dドライブのことが多い。10
     ↓ 書き込み後のディスクの確認にチェックを入れておくと、出来上がり検査がある。
    11
     ↓ 下記の表示が出れば、DVDディスクが完成。
    13
  4. できあがったDVDディスクを、DVDドライブに入れると、自動的に再生されます(パソコンでは「自動再生」の設定になっている場合)。まず最初に、音楽入りかそうでないかを選択すれば、紙芝居が始まります。ナレーションの音声はどちらでも同じです。パソコンでは、PowerDVDなどのDVD再生ソフトが必要となります。
  5. Windows8でDVDを再生できる無料ソフト4選→こちらを参照してください。

◆【書籍】『放射線被曝の争点
-福島原発事故の健康被害は無いのか』

山田本カバー

  • 著者…渡辺悦司,遠藤順子,山田耕作
  • 著者紹介…3名とも「市民と科学者の内部被曝問題研究会」の会員。
    ・渡辺悦司…マルクスの恐慌・危機理論と第二次世界大戦後の資本主義の経済循環などの研究者。
    ・遠藤順子…内科医。現在は,津軽保健生活協同組合健生病院非常勤医師。
    ・山田耕作…大飯原発差止京都訴訟 原告団世話人。京都大学名誉教授。専門は理論物理学。
  • 緑風出版,2016/5/20 発行。A5判 252ページ。定価 3000円+税。
    [著者割引で手渡し2600円,郵送は2900円]
  • 福島原発事故から5年。甲状腺がんはじめ様々な健康被害が拡大している。だが,政府・東電・専門家・マスコミは被害を放置し,隠蔽し,世論を操作している。規制値を大幅に緩め,住民を危険な汚染地帯に帰還させようとしている。チェルノブイリでも見られた被曝の過小評価と隠蔽が,国際原子力ロビーや国際放射線防護委員会(ICRP)とも連携し,日本でも展開されている。
  • 目次
    第一章 福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険
    …その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性
    第二章 トリチウムの危険性
    …原発再稼働,汚染水海洋投棄,再処理工場稼働への動きの中で改めて問われる健康被害
    第三章 福島原発事故の健康被害とその否定論
    …児玉一八,清水修二,野口邦和著『放射線被曝の理科・社会』の問題点
    補 章 内部被曝を軽減するために
    …放射性物質の排泄を促し抗酸化力を高める食品とレシピ
  • ご注文,ご連絡は,山田耕作(kosakuyamadaアットyahoo.co.jp),または
    京都脱原発原告団 [吉田明生](meiseiアットpp.iij4u.or.jp),
    [同事務局](kyotodatsugenpatsubengodanアットgmail.com)まで。(アット→@)
    ・郵送の場合振替用紙を同封します。
    ・amazonでは緑風出版の本を取り扱っていません。
    【本書は,大飯原発差止訴訟の京都脱原発弁護団とは別に,著者らの主張です。】

◆【書籍】竹本修三・原告団長の著作
 『日本の原発と地震・津波・火山』

  • 『日本の原発と地震・津波・火山』。大飯原発差止京都訴訟原告団長・京都大学名誉教授の竹本修三 著。発行日は2016/5/5。
  • 地震大国日本では,原発はどだい無理という第1章「地震大国ニッポン」。
  • 第2章「原発と地震」,第3章「原発と津波」,第4章「原発と火山」は,京都地裁での原告側の主張について,原告団長としての考えを示したもの。これらの章では主に大飯原発について述べているが,すべての原発再稼働にとって普遍性のある問題点を指摘している。
  • 第5章は「原発,高レベル放射性廃棄物の処分問題」,子や孫の世代に禍根を残さないように。
  • 原発稼働の是非を考える多くに人に読んでもらいたい内容です。
  • 四六判210ページ。¥1000円+税。amazonでも扱いあり。

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【本書は,大飯原発差止訴訟の原告団長としての考えを示したものです。】
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◆目 次
1.地震大国ニッポン
…長周期地震動,近畿・中部地方の地震と地殻変動,わが国の地震予知研究の現状,など。
2.原発と地震
(1)関電側の大飯原発についての地震対策。
(2)大飯原発周辺の想定地震についての原告側の疑問。
(3)基準地震動を3桁で提示する欺瞞性。
(4)若狭湾の地殻内断層地震は短周期成分が卓越するか?
(5)「新規制基準」は原発の安全性を確保するものか。
3.原発と津波
…福島第一原発の津波被害,日本海側の津波,若狭湾の津波-大飯原発の津波被害,など。
4.原発と火山
…海溝型巨大地震と火山活動,日本の巨大カルデラ噴火とその原発への影響について,など。
5.原発,高レベル放射性廃棄物の処分問題
…わが国で原子力発電が行われるようになった経緯に関して,など。
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“ 地震大国ニッポン ” に 原発は土台無理

新刊著で竹本さん(大飯原発差止京都訴訟原告団長)警告
*救援新聞 2016年4月25日号。橋本宏一(日本国民救援会京都府本部 事務局長)

4月14日から連続的に熊本,大分県などにマグニチュード7を超える大きな地震がありました。4月18日現在,42人の死亡,200人を超える方が重傷,倒壊した家屋も2千を超え,10万人近くが避難し,10人を超える行方不明者がいるとの報道で,すでに救援活動もされています。被災,被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。救援会は中央本部が熊本県本部と連絡をとり,会員の安否,被害状況の把握につとめ,募金などの救援を呼びかけています。被害情報,受け入れ情報に耳を傾け支援に参加しましょう。

この地震とかかわり,今唯一稼働中の鹿児島の川内(せんだい)原発の事故を危惧し停止を求める多くの声が政府に寄せられていますが,政府は「安全基準内」と主張して稼働をつづけさせています。

「『地震大国ニッポン』に原発は土台無理」と,すべての原発の稼働停止と廃炉を主張している,大飯原発差止京都訴訟原告団長の竹本修三さん(京都大学名誉教授)が,裁判で述べたことも含めた,学説(地球物理学)と思いを新刊本としてこのほどまとめました。『日本の原発と地震・津波・火山』がそれ。本体は1000円+税,全210ページです。竹本さんは,福島の原発事故があるまでは「原子力の平和利用」もあり得ると考えていたが,孫も生まれて,よりよい地球環境を残すことに危惧を覚え,そこへ福島の原発が起こり,これは原発と人類はとても共存できないと考えるようになり,孫たちの世代に辛い思いはさせられない,と訴訟の原告となり稼働反対の運動をするようになったと,「はじめに」で告白,さらに「おわりに」では,「日本の国土面積は全世界の約0.25%しかないのに,そこで世界のM6以上の地震の20%が起こっている。この日本に,世界に約400基ある原発のうちの54基が設置されていることはきわめて異常」と警告を発しています。

熊本での大地震は,日本列島のいたるところに活断層が走っている地層の上で,いつでも大地震発生の恐れがあり,本著の警告がより身辺な問題であることを裏書きしています。救援会員の購読を訴えます。ブックショップの発売は5月20日からですが,注文は受け付けます。救援会京都府本部でも取り扱います。

◆4/8投票の京都府知事選は「福山和人」さんを推薦します

◆京都府知事選が3月22日に告示されます。投票日は4月8日です。
◆京都脱原発原告団は,3月17日の世話人会で,福山和人さんを推薦することを決めました。
◆3月1日,立候補を表明されている二人のかたに,下記,文書を送り,原発に関する政策を尋ねました。福山和人さんからは回答があり,もう一人のかたからは回答がありません。質問と回答の全文は,以下の通りです。
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2018年府知事選の候補者へのお願い

(2018年3月1日)

若狭に集中的に立地している原発は,京都府に接して存在しています。もし事故が起これば,京都府民に大きな影響をあたえます。京都脱原発原告団としては,府民の関心となっている下記の点について,候補者としてのお考えをお聞きしたいと考えています。
お手数をおかけしますが,回答は文書またはメールにて,各項目多くても200字までくらいで,3月10日までにお願いします。

(1)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合における,放射能の拡散シミュレーション,被害シミュレーションを,京都府の責任の下で実施すること。

→[福山和人]原発に100%の安全が期待できない以上,過酷事故を想定してシミュレーションを行うことは,住民の安心・安全に責任を負うべき都道府県として,当然のことです。隣接する滋賀県や兵庫県も,すでに独自のシミュレーションを行っており,京都府でもただちに実施すべきと考えます。

(2)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合の財産的被害の積算。京都府の場合,世界遺産などが多い国際的な観光地なので,その点を加味した想定をたてること。

→[福山和人]ご指摘の通り,京都には貴重な文化財が多数存在しているため,原発事故に伴う財産的被害も,その点を考慮したものを想定する必要があります。被害額の積算は当然実施すべきです。

(3)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合における避難計画の実効性の検証と見直しを行うこと。

→[福山和人]この間,避難計画の策定が行われてきましたが,地震で屋内退避ができない場合の対策,避難手段とされるバスや福祉車両の確保,避難路が使えない場合の代替手段など,未解決の問題が多数残されており,十分な実効性があるとは到底言えません。机上の空論ではなく,さまざまな状況に対応できる避難計画となるよう,不断の検討と改善を図ることが必要です。実効性のある避難計画がないままで,再稼働が認められないのは当然です。

(4)希望者に対する安定ヨウ素剤の事前配布。

→[福山和人]緊急時配布だけでは限界があるのは明らかであり,舞鶴市・綾部市などで,事前配布を求める声が上がっているのは当然です。政府も自治体判断での事前配布は可能としており,島根原発ではすでに実施されています。兵庫県篠山市では,地元医師会の協力の下,丁寧な説明とアレルギー検査を行ったうえでの事前配布を行っています。こうした取り組みにも学んで,希望者へ事前配布をただちに実施すべきです。

(5)福島などから避難している「自主避難者」への支援。

→[福山和人]政府と福島県は,住民の帰還を促すために住居の無償提供を打ち切りましたが,避難指示が解除されたといってもいまだ放射線量が高く,また地域コミュニティも復活しているとは言い難い下で,帰還は避難者の意思を最大限に尊重すべきです。帰還困難区域等からの避難者と同様,いわゆる「自主避難者」にたいしても,避難の継続を望む限り期限を決めずに支援すべきです。住宅無償提供の再開を求めつつ,京都府独自の支援を拡充します。

(6)高浜原発,大飯原発,美浜原発の再稼働について。

→[福山和人]過酷事故の可能性を否定できず,また実効性ある避難計画がないもとで,原発再稼働はすべきではありません。美浜3号機や,高浜1・2号機については,稼働開始から40年を経過した老朽原発で,とりわけ危険なことからすれば,ただちに廃炉にすべきです。

(7)原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の発表している「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」について。

→[福山和人]同法案は,福島第1原発事故で原発の危険性と高コスト体質が明らかになったことをふまえ,全ての原子力発電の廃止と自然エネルギーへの全面転換をめざすものです。基本方針として,運転中の原発は直ちに停止すること,停止中の原発を今後一切稼働させないこと,太陽光など自然エネルギーを最大限に導入して2050年までに100%をめざすことなどを掲げており,実現に向けて協力したいと思います。

(8)立憲民主党が示している「原発ゼロ基本法」について。

→[福山和人]すべての原発を「速やかに停止,廃止する」という基本理念のもと,原発の運転期間延長や再稼働を認めず,新設や建て替えも禁止することで,施行後5年以内にすべての原発の廃炉を決定するとしており,原発に依存したエネルギ一政策を大きく転換するものと言えます。与野党を超えた賛同により成立することを期待します。

(9)復興庁が2017年12月に出した「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」について。

→[福山和人]政府は,“福島第一原発事故に伴う風評を払拭し,放射線への正しい理解を促す”としていますが,そのために,放射線被ばくによる健康被害のリスクをことさら小きく描き,「安全性」を一面的に強調しているのは問題です。放射線の健康リスクについては,長期にわたる調査・研究によって明らかになる事柄であり,「わからない」部分は予防原則で対応すべきです。福島復興を口実に,原発事故を無理やり終結させる試みは許されません。

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  • お問い合わせ,ご注文は,事務局または岡本(077-529-0051)まで。