カテゴリー別アーカイブ: 法廷内外での活動

◆原発事故!すわっ!避難なんてごめんです!京都府北部集会

◆4月16日は宮津市「みやづ歴史の館」で「原発事故!すわっ!避難 なんて ごめんです!」京都府北部集会を開きました。大飯原発差止訴訟の出口治男弁護団長による『最近の原発裁判,京都地裁の脱原発訴訟について』の報告後,昨年11月に京都地裁で陳述されたお二人にお話ししていただきました。

◆『自然豊かな宮津の暮らしを守りたい』吉田真理子さん(原発なしで暮らしたい宮津の会),『原発事故から逃げられる?』池田豊さん(自治体問題研究所 事務局長)からそれぞれ熱い思いがあふれました。

◆宮津市では,天橋立を世界遺産にしたいという運動をしています。世界遺産とすぐ近くの原発とは共存できません。

主 催:京都脱原発原告団
共 催:原発なしで暮らしたい宮津の会,京都自治体問題研究所,京都自治労連,宮津市職員組合
受付配付PDF資料:→こちら(ただし,池田さんのパワポ縮刷り部は省略。吉田さんは元々パワポ縮刷りなし)。

◆【頒布】おおい町見学ツアーの報告集

「おおい町見学ツアー」(2014年7月6日)とは

  • おおい町と大飯原発の所在地を、自分の目で確かめてきました。
  • 海からしか見えない大飯原発3、4号機を、遊覧船で見てきました。
  • 大飯原発で事故がおこったときに対処の拠点となるオフサイトセンターの位置を確かめました。
  • おおい町の施設、道路などを、いくつか回って見学しました。
  • 現地の案内は、おおい町の猿橋巧町議、舞鶴の府職労や市職労の方々に依頼。

おおい町見学ツアー、原発関連施設を巡る

  • 以下のような報告のDVD写真集、アルバムができています。
    カンパをお願いして、お分けしています。
    事務局宛、お問い合わせください。
  • 報告のDVD写真集…67分。案内していただきましたおおい町の猿橋町議の音声解説入り。おおい町見学ツアーDVD
  • ソフトカバーのアルバム…A5サイズ(148mm×210mm)、14ページおおい町見学ツアーのアルバム(1)表紙おおい町見学ツアーのアルバム(1)内容
  • ハードカバーのアルバム…C6サイズ(114mm×162mm)、14ページ、カバーには別色あり。おおい町見学ツアーのアルバム(2)表紙おおい町見学ツアーのアルバム(2)内容

おおい町見学ツアー、おもな写真

  • 見学の一行。県立こども家族館前にて。
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  • PR館「エルガイアおおい」…大飯原発1、2号機の中央制御室があり、訓練も行える。
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  • 海から見える大飯原発
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  • おおい町のオフサイトセンター見学。規制庁の職員から説明を受ける。
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おおい町見学ツアー、その他

◆5/29(日)「日本の原発と地震・津波・火山」講演会,大津地裁の勝利を京都地裁でも~原発裁判の勝利のために~」の集会にご参加ください!

  • 時間…14:00~17:00
  • 場所…京都大学文学部新館・第三講義室(京大正門から時計台の右北へ,法経学部本館の北側)
  • 講演…竹本修三・京都脱原発原告団長,「日本の原発と地震・津波・火山」。近著『日本の原発と地震・津波・火山』に書いた内容をもとに,なぜ,日本の原発稼働に反対しなければならないかを概説。
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  • 報告…渡辺輝人・京都脱原発弁護団事務局長,「京都地裁の大飯原発差止訴訟の現状と今後の方向」
  • その他…(1)京都脱原発原告団から原告加入の訴え,(2)原発賠償京都訴訟からの訴え,(3)会場からの発言,質問など。(4)書籍販売コーナー,原告募集コーナーを設定
  • 参加費…無料*有志のカンパを募っています。
  • 共催…戦争をさせない左京1000人委員会[第8回左京フォーラム],京都脱原発原告団・世話人会
  • チラシ…クリックで表示,右クリックでダウンロードできます。→ 5-29チラシ

◆報告…1/9 福井地裁の仮処分異議審の
 不当決定 全関西報告集会

2016-01-09

◆前半は,2015/12/24の福井地裁の仮処分決定について,鹿島啓一弁護士からの報告を受けました。
(写真撮影は高取利喜恵さん)
◆後半は,高浜原発再稼働阻止,今後の再稼働反対の運動を考える討論集会で,下記発言のほか,会場からも多くの意見がありました。

竹本 修三 さん…京都脱原発原告団
西村 修  さん…さよなら原発高島市民の会
吉永 剛志 さん…使い捨て時代を考える会
宗川 吉汪 さん…日本科学者会議京都支部
児玉 正人 さん…原発なしで暮らしたい丹波の会
岩下 雅裕 さん…再稼働阻止全国ネットワーク
稲村 守  さん…さいなら原発びわこネットワーク
木原 壯林 さん…若狭の原発を考える会
(文書発言)富田 道男 さん…京都脱原発原告団,日本科学者会議京都支部
◆ IWJの録画→こちら
◆レイバーネット→こちら
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集会決議文
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◆昨年4月14日,福井地裁(樋口英明裁判長,原島麻由裁判官,三宅由子裁判官)は,関西電力高浜原子力発電所の再稼働をしないように求めた仮処分申請に対し,再稼働を認めませんでした。その論旨は,2011年3月におこった福島第一原子力発電所の深刻な事故を受け,原発の本質的な危険性をとらえ,住民の人格権を尊重し国土を守る立場に立つものでした。これまで行政と電力会社の原発政策を容認してきた裁判所の役割を正面から見直したもので,福島事故後の新しい司法の姿をうかがわせるものでした。

◆しかし,その後に関電の異議をうけた異議審では,昨年12月24日,福井地裁(林潤裁判長,山口敦士裁判官,中村修輔裁判官)は,高浜原発3・4号機について,4月14日の仮処分決定を取り消し,再稼働を認めました。同時に,大飯原発3・4号機についても,再稼働を認める決定をくだしました。今回のこれらの決定は,あまりにも露骨に関電の言い分をなぞり,行政と電力会社の原発推進政策におもねる内容でした。私たちは,原発の再稼働を推進する今回の福井地裁の決定に満身の憤りを込めて抗議します。

◆今回の福井地裁の決定は,福島の惨事を存在しなかったものとし,原発を推進してきた司法の旧来の立場に戻るものです。この立場は,行政の政策に追随し電力会社に追従して,市民の暮らしと健康をかえりみない司法です。こうした裁判所は,国民の信頼を失うほかありません。

◆しかも,12月22日には西川一誠・福井県知事が再稼働の同意を表明し,23日は祝日で,その翌24日に裁判所が再稼働を認め,その翌25日には関電が核燃料の装荷を開始するという「手際の良さ」が際立っていました。これは「出来レース」そのものであり,司法への国民の信頼を大きく損ないました。

◆原子力は人が制御することのできる技術ではありません。原発は,事故がおこらなくても環境を汚染し,労働者の健康をむしばみながら運転されます。いったん過酷事故がおこれば,広範な地域に回復不能の汚染をもたらし,生命と健康と生活を危機に陥れます。そして,使用済み核燃料という形で,将来の世代に処理不可能な負の遺産を増やします。

◆関電と国は,高浜原発の事故時の放射能放出率を福島事故の1000分の1以下と評価し,基準地震動も過小評価しています。プルサーマル運転のMOX燃料は事故時の危険性が高い上に,拡散防止策はお粗末で,その使用済み核燃料の行き場はありません。関西1450万人の水がめ琵琶湖の汚染はとくに心配されます。

◆「避難計画」は杜撰なままです。避難できるとすれば,それは実は故郷とそこでの生活をすべて捨てて二度と帰れなくなる「強制移住」であり,避難できなければ,被曝を強いられます。強制移住か被曝か,たかが電気を起こすためだけに,ここまで関電と国の言いなりにさせられる謂われはありません。

◆原発がなくても電気は足りています。私たちは,世界中のすべての原発の廃炉を求め,放射能の危険性を免れて生活する権利を求めます。巨大な発電システムに依存し,大量のエネルギーを消費する社会を見直し,必要なエネルギーは再生可能な資源をもとにしつつ,すべての人々が安全のうちに生きられる社会をめざします。巨大なシステムの中で一部の特権的な人々が情報と決定権を握り,特別な利益を得るような現在の電力生産のしくみは,民主主義と相容れません。

◆本日の裁判の報告,そして,高浜原発再稼働阻止にむけた多面的な闘いの提案に基づき,私たちは闘いを続けます。私たちの闘いは,ときどきの裁判の結果に左右されるものではありません。市民の運動がますます拡がっていくことにより,原発のない社会,生命と生活が守られ民主主義が輝く社会が実現するよう,いっそう奮闘します。高浜原発再稼働を阻止するぞ! 以上,本集会の名において決議します。

2016年1月9日
福井地裁の高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判 全関西報告集会

◆お知らせ…1/9 福井地裁の不当な仮処分決定・全関西報告集会&デモ

2016.01.09集会チラシ

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1/9(土)の報告集会は,以下の三段階からなります。

【1】13:00~13:30…タワーデパート前で「バイバイ原発 3.12 きょうと」の宣伝とチラシ配布。
この1/9集会は「バイバイ原発京都実行委」の実質的な共同ということになっています。

【2】
13:30~関電周辺デモ。ビックカメラ横の東塩小路公園集合です。

【3】
15:00~キャンパスプラザにて報告集会の開会
★前半…仮処分決定についての報告…鹿島啓一弁護士
★後半…「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」のテーマでの討論集会。
討論への参加を募集しています。詳細は,下の投稿をご覧ください。
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原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様へ…闘いの討論を!

「若狭の原発を考える会」と「京都脱原発原告団(世話人会)」は共催で、福井地裁「高浜原発差止め仮処分異議審、大飯原発差止め仮処分裁判」全関西報告集会を、1月9日3時より(2時45分開場;その前に関電京都支店包囲デモ)キャンパスプラザ京都 第2講義室で開催いたします。

この集会の前半では、鹿島啓一 氏(大飯・高浜原発運転差止仮処分訴訟原告弁護団)の報告講演が行われます。後半は、風雲急を告げる高浜原発再稼働を阻止するために、「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」のテーマでの討論集会とし、圧倒的な反原発運動の構築を図りたいと考えています。

そこで、原発再稼働阻止の闘い、原発全廃に向けた闘い、原発事故の責任を問う闘いなどでご奮闘の各団体にお願いいたします。

「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」に関連する講演を公募いたします。1講演10分とし、5件以内とします。申し込み多数のときには、時間短縮のお願いや講演のお断りをする場合もありますが、奮って、ご参加をお願いします。高浜原発再稼働阻止の闘いは極めて難しい局面を迎えています。それでも、圧倒的な反原発運動の構築が、全国の反原発運動の行方を左右します。創意・工夫を凝らして、大きな運動を発案し、実行しましょう!

「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」の講演の申し込み締め切りは、2015年末(12月31日)とします。団体名、講演者を明記の上お申し込みください。よろしくお願いします。

若狭の原発を考える会・木原壯林(090-1965-7102)
京都脱原発原告団(世話人会)・吉田明生(090-5660-2416)

◆原発:2015 年12 月24 日前後の動き

大飯原発差止京都訴訟原告団長 竹本修三

  • 2015 年2 月12 日に原子力規制委員会の田中俊一委員長は、九州電力川内原発1, 2 号機(鹿児島県)と関西電力高浜原発3, 4 号機(福井県)が新規制基準に基づく審査に合格したと発表した。そして同年2 月18 日の記者会見で、同委員長は、「(原子力施設が立地する)地元は絶対安全、安全神話を信じたい意識があったが、そういうものは卒業しないといけない」と述べたという(共同通信)。さらに、「運転に当たり求めてきたレベルの安全性を確認した」が「絶対安全とは言わない」と繰り返し説明していたそうだ。その後、原子力規制委員会は、2015 年7 月15 日、四国電力伊方原子力発電所3 号機(愛媛県)の再稼働に向けた安全審査の合格証となる「審査書」を正式に決定した。原子力規制委員会のホームページを見ると、新規制基準は「原子力施設の設置や運転等の可否を判断するためのもの」で、「絶対的な安全性を確保するものではない」と書かれている。つまり原子力規制委員会は、「安全審査」を行う機関ではなく「適合性審査」を行うものである。広く国民一般が納得できる「安全審査」をこの規制委員会に求めることは、無理なようである。
  • 原子力規制委員会の川内原発と高浜原発の審査合格の発表に対して、住民側は直ちに運転差止の仮処分の申請をしたが、2015 年4 月14 日に福井地裁で樋口英明裁判長により、「高浜3, 4 号機の原子炉を運転してはならない」という決定が下された。一方、同年4 月22 日に鹿児島地裁では前田郁勝裁判長から「川内原発1, 2 号機再稼働稼働等差止仮処分の申立には理由がない」として却下が言い渡された。この2 つの地裁の判断の違いは、裁判官の原子力規制委員会の新規制基準に対する認識の差を表している。どちらの地裁の判断も、1992 年10 月29 日の伊方原発訴訟の最高裁判断を踏まえているが、結果は180 度違う方向を向いている。
  • 高浜原発仮処分に関する福井地裁の樋口裁判長の見解では、「万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を地震の平均像を基に策定することに合理性は見いだし難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる」と述べたうえで、「新規制基準は、穏やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない」と断じている。この見解は、大飯原発差止京都訴訟において、我々原告側が述べてきた主張と軌を一にするものである。これに対して、川内原発仮処分に関する鹿児島地裁の前田裁判長の見解は、「新規制基準は、(中略)、専門的知識を有する原子力規制委員会によって策定されたものであり、その策定に至るまでの調査審議や判断過程に看過し難い過誤や欠落があるとは認められないから、(中略)、その内容に不合理な点は認められない」として、原子力規制委員会が新規制基準に基づき合格と認めた川内原発1, 2 号機の再稼働に、裁判所が独自の立場から判断を下すことは不適切であるということで申立を却下した。これは、1992年の伊方原発訴訟の最高裁判断の一部をそのまま踏襲していて、担当裁判官としては、原子力規制委員会の新規制基準が原発の安全性を確保するものかどうかについては、何も判断しなかったということを示している。
  • 2015 年4 月14 日の福井地裁における仮処分決定に対して、同年4 月17 日に関電が、福井地裁に対して、異議申立と執行停止申立を行った。仮処分決定をした樋口英明裁判長は既に4 月の異動で名古屋家裁に左遷されたので、その後、即時抗告を担当した裁判長は、同年4 月1 日付で福岡地家裁判事・福岡簡裁判事から福井地家裁部総括判事・福井簡裁判事に転じた林潤裁判官であった。林潤裁判官は、1997 年4 月に東京地裁判事補に着任したのち、1999 年4 月から2001 年7 月まで最高裁民事局付(東京地裁判事補)を務めている。また陪席の2 名の裁判官のうち、山口敦士裁判官は、2001 年10 月に東京地裁判事補に着任した後、2007 年1 月から2007 年5 月まで最高裁民事局付(東京地裁判事補)。もう1 人の中村修輔裁判官は、2005 年10 月に大阪地裁判事補に着任したのち、2012 年4 月から2014 年3 月まで最高裁総務局付(東京地裁判事補・東京簡裁判事)であった。このように、樋口裁判長の後任として、福井地裁の異議審を担当した林潤裁判長をはじめ、陪席の山口敦士・中村修輔両裁判官は最高裁勤務を経験したエリート裁判官であり、この裁判にかける最高裁の並々ならぬ意気込みが伝わって来る。このような布陣で最高裁が臨んだ異議審であったから、その落着き先は、予め予測されていたともいえる。
  • 案の定、2015 年12 月24 日に福井地裁で、林潤裁判長は、高浜3・4 号機の再稼働を認める異議審決定を言い渡した。林裁判長は、まず、4 月の差し止め決定で樋口英明裁判長(当時)が「緩やかすぎる」と指摘した新規制基準の妥当性を改めて検討したが、基準地震動の策定にあたり、最新の科学・技術的知見を踏まえ、評価することが求められるとした上で、「制基委では、中立公正な個別的かつ具体的に審査する枠組みが採用されている。また、関電は、詳細な地盤構造などを調査した上で、国際水準に照らしても保守的に評価している。本件原発の基準地震動が新規制基準に適合するとした制基委の判断に不合理な点はない」としている。また林裁判長は、関電大飯原発3、4号機の再稼働差し止めを求めた住民らの仮処分申請も却下している。大飯は規制委が審査中で、再稼働が差し迫った状況にはないと判断したものである。大飯原発については昨年5 月に福井地裁で樋口裁判長が運転差し止めの判決を出したが、関電側が控訴して確定せず、現在、名古屋高裁金沢支部で控訴審が行われている。
  • 今回の福井地裁における異議審の決定は、専門的知識を有する国の原子力規制委員会が安全と認めたものだから、司法が口を挟む性質のものではないというエリート裁判官の判断であったのであろう。残念ながら、新規制基準が原発の安全性を確保するものかどうかについて、裁判長自身の独自の見解は聞けなかった。2011 年3 月11 日の福島第一原発の過酷事故を経験する前ならともかく、このような原発事故を経験した裁判官は、一人の日本人として、ひとたび原発事故が起きればどのような事態になるか、また、福島第一原発の事故が例外中の例外ではなく、地震大国日本の全ての原発が同じような危険性をはらんでいることに思いを馳せ、原子力規制委員会の新規制基準について、裁判官自身の見解を肉声で述べて欲しいと願っていたが、やはりそれは無理であった。
  • 樋口裁判長とは真逆に、原発容認の決定を下したということになれば、裁判官を辞めた後も、天下りというご褒美があるということらしい。これまでに次のような天下り人事が知られている。
    味村治・元最高裁判事など=>東芝社外監査役、
    野崎幸雄・元名古屋高裁長官=>北海道電力社外監査役、
    清水湛・元東京地検検事、広島高裁長官=>東芝社外取締役 、
    小杉丈夫・元大阪地裁判事補=> 東芝社外取締役 、
    筧栄一・元東京高検検事長=>東芝社外監査役・取締役 、
    上田操・元大審院判事=>三菱電機監査役 、
    村山弘義・元東京高検検事長=>三菱電機社外監査役・取締役 、
    田代有嗣・元東京高検検事=>三菱電機社外監査役
    土肥孝治・元検事総長=>関西電力社外監査役
  • これでは、司法の独立どころか、裁判官や検事までが原発企業の利益共同体、原発ムラの一員だったということではないか(原発事故を招いた裁判官の罪、週刊金曜日、2011 年10 月7 日号)。
  • 我々は2015 年10 月20 日の大飯原発差止京都訴訟の第8 回口頭弁論において、規制委の新規制基準が原発の安全性を確保するものでなく、関電の地震・津波対策も極めて不十分なものであることを論破した。今回の福井地裁異議審の裁判官は、12 月24 日の決定の2 か月前に原告側が京都地裁で述べた口頭弁論の内容を検討して欲しかった。
  • 高浜の2 基をめぐっては、異議審決定の2 日前の2015 年11 月22 日に福井県の西川一誠知事が再稼働に同意し、地元同意手続きは終了している。広域避難の問題など、高浜原発再稼働に関して問題山積みされているのもかかわらずである。さらに、同日に関電は、11 月25 日にも3 号機に燃料を装荷、2016 年1 月下旬に再稼働、4 号機は同年1 月下旬に燃料装荷、同2 月下旬に再稼働の工程をしている。このことは、異議審決定前に安倍政権はその結末を把握しており、その内容が福井県や関電に漏らされていたと憶測されても仕方ないと思う。その後、関電は、12 月26 日に高浜原発再稼働の目途が立ったことから、2016 年春から電気料金を値下げする方針を示している。この辺りに政府と原発企業の利益共同体との阿吽の呼吸を見ることができる。このように原発再稼働容認に向けての包囲網が強化されつつあるが、国民はこれに対して原発再稼働反対の声をもっと大きくあげなければならい。
  • 原発立地の地方自治体から、「原発がなくなったら地元の経済はどうなるの?」という声があるが、これは、基地がなくなったら沖縄の経済はどうなるの?」というのと同じ思いであろう。基地がなくても、原発がなくても、地元の経済が成り立つようにするのは、国の責任であり、国がその方針を立てればできることである。沖縄の基地反対闘争は、地元で次第に大きなうねりになっているが、原発立地の地方自治体で原発反対の声をあげるのは難しい状況にある。しかし、一度原発事故が起きれば、長期にわたって地元住人は辛酸をなめなければならないし、いったん緊急避難を余儀なくされることになれば、再び故郷に帰れなくなる可能性が大きいことを考えると、原発立地の地元から原発反対の声をあげて、原発に依存しないで地元経済が成り立つような政策を国に要求しよう。
  • 地震大国日本において、原発稼働がいかに無理スジかは、大飯原発差止京都訴訟の口頭弁論で我々が繰り返し主張してきたことであるが、5 年近く前の福島第一原発の事故の高濃度汚染水の問題がいまだに解決していないことや、事故による避難者への補償問題も解決には程遠い。さらに増え続ける高濃度放射性廃棄物の最終処分の方針も決まっていない。こんな状況で、原発再稼働を許すことは、子や孫の世代に大きな負債を残すことになる。原発依存から脱却することは、我々の世代に残された責務である。
  • このような状況下で、2015 年12 月25 日に高速増殖炉もんじゅから250 キロ圏内の住民106 名が、高速増殖炉「もんじゅ」に係る原子炉設置許可処分の取り消しの義務付け等を求める訴訟を東京地裁に提訴した(新・もんじゅ訴訟提訴)。振り返ってみると、2011 年3 月11 日の福島第一原発の事故以後、原発裁判で原告側勝訴の判決を言い渡したのは、福井地裁(当時)の樋口英明裁判長ただ1 人である。「新・もんじゅ訴訟提訴」や「大飯原発差止京都訴訟」を含めて、各地で行われている原発訴訟のなかで、別の裁判所で別の裁判官による原告側勝訴の判決を1 日も早く勝ち取ることが、今の我々にとって重要であろう。
    (2016 年1 月9 日)

◆科学者会議近畿のシンポ(11/28)

  • 日本科学者会議全国常任幹事の河野仁氏らのご奮闘により,11/28(土),大阪市で,日本科学者会議近畿地区会議が主催する「原発の危険性を学び,再稼働をとめるシンポジウム」が開かれました。
  • 立石雅昭氏(新潟大名誉教授,地質学),山本富士夫氏(福井大名誉教授,流体力学・機械工学)がそれぞれ講演し,大飯原発差止訴訟京都訴訟団・原告団長の竹本修三氏(京大名誉教授)が報告しました。
  • 立石氏は,伊方原発と福井原発群との関連から中央構造線と活断層の関わりについて詳しく解明し,浅層の活断層の性状から震源断層を推定する今の手法には大きな問題があると指摘。地震の発生について未解明のまま「安全だ」として再稼働に走っていると警鐘を鳴らしました。
    tateisi
  • 山本氏は,原発再稼働を許さない福井地裁判決の意義を報告し,「延々と科学論議をするよりも人格権を守る,住民の命と健康,暮らしを守ることを優先すべきだ」と強調し,原発再稼働を推進している安倍政権をたおす闘いを主張しました。
    yamamoto
  • 竹本団長は,10月20日の京都地裁・第8回口頭弁論の報告を行い,関電の主張に反論した内容を紹介しました。
    takemoto
  • 吉田原告団事務局長は,原告の第四次募集中であることを訴えました。その結果,早速,原告申込された参加者もいました。
  • IWJでシンポジウム全体のビデオ画像が放映。
    http://www.ustream.tv/recorded/78665221

◆9/26、竹本団長による「地震国ニッポンで原発は無理」の講演ビデオ

  • 竹本修三原告団長が9月26日に滋賀県高島市で行った「地震国ニッポンで原発は無理」の講演ビデオが、ユーチューブに公開されています。
  • ご覧ください。
  • 75分の講演は、No.1(30分23秒)、No.2(30分21秒)、No.3 (15分 46秒)の3つのパートに分かれており、下記にあります。
    No.1 (30分23秒)
    No.2 (30分21秒)
    No.3 (15分46秒)

◆8/24 「京都三条ラジオカフェ」に
 竹本団長が出演してお話し

  • 竹本修三原告団長は,2015年8月24日,10:30~11:45,「FM79.7Mhz京都三条ラジオカフェ」の「ハローラジオカフェ~おはようさんどす」の生放送に出演しました。
  • なお,この番組の進行役は「ラジオカフェ」の町田寿二さん,司会は「京ことばの会」の棚橋れい子さん。
    ゲストは「日系四世国際フリーランスジャーナリスト」のエイミー・ツジモトさん,三条油小路「アートインダストリー」三代目の久田繁雄さんと,竹本団長でした。
  • 75分ほどの長さの番組ですが,44分くらいから竹本団長のお話しが始まります。
    ➔番組は,こちらへ。
    (写真の下に「MP3ファイルの再生/ダウンロード」のリンクがあります。)
    ➔直接,MP3ファイルの再生/ダウンロードをするには,こちらへ。

◆8/1 映画「日本と原発」上映会と
 京都原発裁判支援ネットの設立集会

  • 原発の再起動に絶対,反対し,すべての原発の廃炉をめざす「日本と原発」の京都上映会を開きますので,ご参加ください。
    • なお,京都地裁における大飯原発差止訴訟と原発賠償京都訴訟の協力をすすめ,支援の輪の拡大をめざす京都原発裁判支援ネットの設立集会を兼ねて行います。

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  • 8/1(土),ひと・まち交流館京都(京都市河原町六条)にて。
  • 上映協力金¥1000 (中学生以下¥500),定員300名。
  • 13:30~14:15…京都原発裁判支援ネットの設立…福島などから避難してきた方への住宅提供打ち切りの問題を報告します。そこから見えてくる政府の原発回帰,再起動,“帰還”強要の動きを,「原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会」から報告します。
  • 14:30~16:45…映画上映(2時間15分)
  • 映画「日本と原発」は,本年2月の松山地裁の伊方原発差止訴訟第10口頭弁論,4月の札幌地裁の泊原発1~3号機廃炉等請求事件の第13回口頭弁論期日において、証拠として提出され、それぞれ30分間上映されました。
  • 映画「日本と原発」の詳細は→こちら
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