◆陳述書について…くわしい説明,お願い

[1] 陳述書について

  • 原発再稼働の動きが急速に進む中,京都地裁における私たちの大飯原発差止訴訟は,審理を促進させていく必要があります。これまでの口頭弁論で,原告側の主張がほぼ終了しました。今後は,これまでの主張を立証する専門家などの証人をたてていくこと,そして,私たち原告の生の声を裁判所に届ける段階になってきました。
  • 私たち原告の生の声を裁判所に届けるのが,「陳述書」です。裁判所,裁判官に直接語りかけ,訴えかけるチャンスです。すべての原告の皆さまが,陳述書を書いていただき,弁護団に集中していただきますよう,お願いします。
  • すべてに原告の皆さまに,2015/12/4,ご案内とお願いの手紙を発送しています。ただ,陳述書の作成は任意です。

[2] 陳述書作成にあたって

  • 陳述書の構成
  1. 第1 原告の情報
    必ず必要……作成日,氏名,生年月日,現住所。
    以下は任意…大飯原子力発電所までのおおよその距離(分かる場合),同居者の続柄と各人年齢,就労先の所在地。
  2. 第2 大飯原発事故の場合の避難に伴う不安
  3. 第3 大飯原発事故の場合に想定される損害
  4. 第4 本訴訟に参加するに際しての思い(関西電力・国に対する思い等)
  • 全体について
  1. 郵送した陳述書に書き込む場合には,枠内から文字がはみ出さないようにしてください。
  2. 必ず作成日の日付(「この陳述書の提出年月日」)をご記入下さい。
  3. 必ず氏名欄にご自身の署名押印をしていただくようお願いいたします。
  4. 必ず現在の居所の所在地(現住所)をご記入下さい。
  5. 第1については,「大飯原子力発電所からのおおよその距離」以下の項目は分からない場合や、書きたくない場合は記入しなくて結構です。
  6. 一般論ではなく自分自身の話を書いてください。
  7. 郵送しました弁護団作成の陳述書用紙とは別用紙で作成する場合には,必ず陳述書書式の第1から第4までの各事項にそって,文字の大きさは12ポイントとし,A4用紙裏表で作成いただき両面印刷した上で,お送り下さい。
  8. 下記第2以降に挙げた項目は,陳述書を作成いただく際にご参考にしていただく視点です。すべてについて書いていただく必要はありません。
  • 「第2大飯原発事故の場合の避難に伴う不安」の記入事項 (例示)
  1. 自分自身の年齢(高齢・年少),健康状態に起因する避難への不安
  2. 持病・負傷による通院,投薬の断絶に起因する避難への不安
  3. 避難の過程で子,孫,親,親族等とバラバラになってしまう事に対する不安
  4. 避難路の確保(例えば山間や一本道),避難手段に関する不安
  5. 自分や家族が要職にある、公務員である,町内の役員等で避難できない不安
  6. ・避難後の留守宅についての不安
  • 「第3大飯原発事故の場合に想定される損害」の記入事項 (例示)
  1. 生活環境の断絶,喪失(住環境,近所付き合い,居住地域での活動一般等)
  2. 失職,転校等の断絶・喪失,転職先・転校先に関する不安
  3. 持ち家の喪失,その他重要な財産の喪失
  4. 人生設計全般に対する影響
  5. 食材の選別
  6. 健康影響への不安
  • 「第4本訴訟に参加するに際しての思い(関西電力・国に対する思い等)
  1. 関西電力・国に対する思いや,訴訟にかける気持ちなど
  2. ご自由にお書き下さい。

[3] 陳述書についてQ&A

  • こちら をご覧ください。
  • 郵送でお送りしたQ&Aに,いくつか追加しています。