◆原告団ニュース第1号(2013年8月31日)

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目次

第二次原告の募集をしています。

第二次原告は、現在、委任状のまだない人を含めて約400人に達して来ました。この1か月で順調に100人ほど増えています。

しかし、800人を越えないと、印紙代で赤字になってしまいます。また、12月3日の第2回口頭弁論に参加できるよう、締切は9月末ということで、原告の皆さまお一人お一人のご協力を、切にお願いいたします。

身近の友人、知人、ご家族など一人、二人に広めてください。「草の根」で幅広い原告団をつくっていきましょう。同封の原告募集案内チラシをご利用ください。

9月は、諸団体の大会などが多いので、そうした場での訴えに取り組みたいと考えております。原告の皆さんで、いろいろな大会に参加される予定の方、主催者への連絡、原告募集チラシの配付(折り込み)、原告参加への訴えなど、ご協力いただける方はございませんでしょうか。原告募集チラシは、事務局よりお送りしますので、必要枚数をご連絡ください。可能な範囲で結構ですので、少しでもご協力いただける場合は、事務局までご連絡ください。

次回、第二回口頭弁論は、12月3日(火)14時からです。

  • 12月3日(火曜日)14時 開廷
  • 京都地方裁判所
  • *法廷は2時間程度の見通しです。

メーリングリスト登録のお願い

多くの原告の皆さんへの郵送での連絡には、費用がかかります。できるだけ多くの方が、メーリングリストへの登録をしていただきますよう、お願いいたします。メールアドレスをお持ちの方は、ぜひとも登録をお願いいたします。

原告団の皆さんへのニュースや裁判期日などの連絡は、基本的に、弁護団Blog、原告団Web(開設予定)、メーリングリストで行うことにしています。

6月1日、原告団結成総会を開催しました。

原告団結成総会に先立ち、13時30分に塩小路公園に集合し、関西電力京都支店前を通るパレードを行い、110名が参加しました。15時から原告団結成総会を開催、17時30分に予定通り終了しました。総会参加者は264名、会場カンパに感謝します。ご参加の皆さん、ご苦労様でした。

(1) 総会の内容

  • 開会挨拶:富田道男さん(呼びかけ人、世話人)。
  • 記念講演:大島堅一先生(立命館大学教授)が1時間にわたり「原発のコスト論」をスライドを使ってわかりやすく解説。
  • 弁護団からの挨拶:出口治男弁護士(弁護団長)。
  • 原告団結成の提案、原告団結成のアピールの提案があり、全員で確認。
  • 原告団長の挨拶:竹本修三さん(呼びかけ人、世話人)が原告団長として決意を表明。
  • その後、呼びかけ人、原告団、会場からの発言をうけました。
  • 訴状の要点と経過の報告:スライドを使用し、渡辺輝人弁護士(弁護団事務局長)が解説。
  • 原告団財政、行動提起(裁判への参加と傍聴、原告募集):吉田明生(原告団事務局長)による。

(2) まとめ

おおぜいの原告、原告でない方の参加もあり、熱気のあふれる総会になりました。大島堅一先生の記念講演、福島から避難してきた原告(福島敦子さん)の発言、弁護団からの訴状の要点の解説など、好評でした。なお、感想や意見が26件、寄せられ、提案や質問もありました。原告団Webを完成させて掲載する予定です。

7月2日、第一回口頭弁論が開かれました。

第一回口頭弁論の開催について、弁護団は、裁判を開く法廷として、裁判所外で大勢が入る場所を提案してきました。しかし、裁判所は、100人程度の法廷しか用意しませんでした。そのため、原告として法廷に入ることのできる原告数が限られ、また、傍聴券も抽選となりましたが、多くの原告が、弁護士会会館地下ホールの模擬裁判にご参加いただきました。開廷前の裁判所一周パレードにも、多くの原告が集まり、ありがとうございました。

(1) 集約

  • 裁判所一周のパレード参加者:70名。
  • 法廷・原告席:弁護団16名、原告34名。欠席が2名ありました。
  • 傍聴席:84名(裁判傍聴の申込数は101名)
  • 模擬裁判と報告集会:96名。
  • 会場カンパ:感謝。

(2) メーリングリスト(ML)での募集

  • 原告席への入廷希望者をMLで募集しましたが、次回からは応募人数の途中経過を報告しながら細かく発信します。
  • 今回、ML募集で抽選もれになった原告の方は、次回には優先します。

(3) 法廷での意見陳述の内容

  • 原告団長の竹本修三さん「地震国日本で原発稼働は無理」
  • 渡辺輝人弁護士「安全神話の末の福島第一原発事故の発生」
  • 三上侑貴弁護士「避難の状況と2年後の現在の状況」
  • 畠中孝司弁護士「現在の避難状況について」
  • 原告で福島県から京都府へ避難している女性二人が「被災と避難の実態」を陳述
  • 大島麻子弁護士より「相変わらずの安全神話による大飯原発再稼働」
  • 「原発をなくそう!九州玄海訴訟」弁護団共同代表の板井優弁護士による意見陳述
  • 最後に弁護団長の出口治男弁護士がまとめの陳述

(4) まとめ

  • 法廷では、福島県から避難してきた被災者の発言が格調高く、原発被害の実相を訴えることができました。また、原告団長や弁護団からは、スライドを利用するなどして、分かりやすい訴えができました。
  • 弁護士会館地下ホールで法廷と同時並行的に行った模擬裁判は、法廷と同様スライドを利用した原告代理人の弁論に加えて、法廷では行われなかった被告答弁書の解説も行いました。第2回以降、いっそう充実した内容としてまいりたいと思います。