◆第7回世話人会(2013年7月6日)

 先日7/2,私たちの大飯原発差止訴訟・第一回口頭弁論にご参加の皆さん,たいへんご苦労様でした。原告席に入れず,早い時間から傍聴席の抽選に並 んでいただいたり,法廷に入れなかった原告がいたことは,まことに恐縮です。裁判への参加方法が十分にお知らせしきれず,傍聴席の抽選時間にも間 に合わなかった方があり,今後の教訓として,検討中です。

 以下,7/6に開かれた第7回原告団世話人会の報告です。

■ 第1回口頭弁論
(1)集約
・裁判所一周のパレード参加者…70名(6/1の原告団結成総会は110名)。
・法廷・原告席…弁護団16名,原告34名。欠席が2名ありました。
・傍聴席…84名(裁判傍聴の申込数は101名)
・模擬裁判と報告集会…96名。
・会場カンパ…感謝。

(2)メーリングリスト(ML)での募集
・原告席への入廷希望者をMLで募集しましたが,次回からは応募人数の途中経過を報告しながら細かく発信します。
・今回,ML募集で抽選もれになった原告の方は,次回には優先します。

(3)評価
・法廷では,福島県から避難してきた被災者の発言が格調高く,原発被害の実相を訴えることができた。また,原告団長や弁護団からは,パワーポイントを利用するなどして,分かりやすい訴えができた。
・弁護士会館地下ホールで法廷と同時並行的に行った模擬裁判は,法廷と同様パワーポイントを利用した原告代理人の弁論に加えて,法廷では行われなかった被告答弁書の解説も行いました。第2回以降,いっそう充実した内容としてまいりたいと思います。

■第二次提訴に向けての原告募集

(1)現状
・現在,原発をめぐる社会情勢は,原子力ムラと再稼働反対の世論のせめぎ合いが続いています。世論は過半数が脱原発を支持していますが,政府は再稼働をすすめる姿勢を示し,原発の輸出も行われようとしています。安倍首相は,“死の灰の商人”になったようです。私たちは,脱原発の世論を大きくして,大飯原発差止訴訟の勝利をめざしましょう。
・けれども,私たちの第二次提訴1000人をめざす原告拡大は,まだ進んでいません。
・原告を800人を越えるようにしないと,提訴時に裁判所に納める印紙代が高くついて,赤字になってしまいます。また,九州玄海原発訴訟では,同じ5000円の負担ですでに6000名を越える方が原告になっています。私たちの場合,まだまだ原告を増やす余地があります。

(2)原告を増やすために
・このメールを受け取られているおよそ600人の原告の皆さんが,自分のまわりで一人か二人原告を増やせば,たちまち達成できます。第一次提訴はおもに弁護団が担ってきたところですが,第二次提訴は,原告の皆さんが回りに広めるという形で,脱原発の輪を広げましょう。
・ご家族,友人,知人で,お一人,お二人と原告になってもらうよう,訴えて下さい。
・身の回りの各種の集会など,機会あるごとに原告募集チラシを配布しましょう。まずは,原告参加申込書を郵送してもらいましょう。添付の申込チラシを家のプリンターでプリントアウトして活用してください。A4裏表です。数が多く必要となる場合は,メールでご請求ください。

(3)京都府北部で原告を増やすために
・京都府北部は,大飯原発にも近く,いったん事故が起こった際には大きな混乱が予想されます。そして,原発を止めることがもっとも確実な被害防止策であり,それ以外に良い方法はありません。

★★このため,舞鶴市,綾部市,福知山市,宮津市,京丹後市,伊根町,与謝野町などで「大飯原発差止訴訟,裁判報告集会」を開きたいと考えています。

★★弁護団・原告団から報告者を派遣いたしますので,これらの地域の方で集会の設定にご協力いただける原告を募集します。是非,お手を上げて下さい。メールでご連絡ください。お願いします m(_ _)m

(4)日程的な目標
・9月末を第二次提訴の目標にします。
・12月3日に決まった第2回口頭弁論に,第二次提訴の仲間が参加できるようにするためです。

■原告団の皆さんへの通信について

(1)ニュースや裁判期日などの連絡は,基本的には,弁護団Blog,原告団Web(開設予定),メーリングリスト(ML)で行うことにしています。紙のニュースの発行,郵送は,費用がかかりますので,特別の場合以外は行うことが困難です。

(2)現在,原告になるときに5000円を納めていただいておりますが,それはほとんどが裁判所に納付する印紙代となっています。弁護団,原告団世話人は,手弁当で活動しています。しかし,6/1の原告団結成総会,7/2の第1回口頭弁論の際には,会場カンパを訴え,多大なご協力をいただいておりまして,そうした収入が,必要最小限の必須の支出の源です。

(3)現在,原告でMLに登録しているのは,600名程度で,全原告の60%程度にとどまっていて,メールやインターネットの環境をおもちでない原告もいます。ただ,こうした方々にも,必要最低限のご連絡を差しあげる必要性がありますので,今後,MLに登録のない原告への連絡は,希望者に,実費を負担していただいて,郵送による連絡を行うようにします。

■郵送での連絡を希望される原告は

(1)近いうちに,MLに登録のない原告の方には連絡の郵便を発送します。それによって,今後,郵送での連絡を希望されるかどうか,お聞きます。

(2)郵送での連絡を希望される方は,1000円の実費をお送りいただきます。下記の弁護団のカンパ口座に入金があれば,郵送希望ということで登録し,以後,裁判期日や傍聴抽選の時間など,節目の重要なご連絡をさし上げます。送金いただく場合は,必ず,原告としての氏名を連絡してもらいます。

(3)ご自身はメールなどができなくても,ご家族でインターネットにアクセスできるというような方は,郵送にするか,しないか,自由に決めてもらいます。

■グッズチームの募集■

(1)大飯原発差止訴訟の今後の収入をはかっていくために,グッズの製作と販売を検討しています。
具体的には,カンバッジ,Tシャツ,クリアファイル,脱原発ポスターなどです。その他にも良いモノがあれば検討します。

(2)こうした検討を行い具体化するために,チームをつくりたいと思います。
参加してみたい,知恵を出せる,手伝いたいという方は,メールでご応募ください。

 (3)直接集まることは極力少なくし,おもにメールで情報を交換したり議論しながら,段取りを決めていくつもりです。皆さんが応募されることを期待しております。