投稿者「meisei」のアーカイブ

◆関西電力 闇歴史◆112◆

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◆2024年4月、電事連会長、再び中部電力に
 背景に関電主導のカルテルについての「恨み」「不信感」

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 電力大手10社でつくる電気事業連合会(電事連)の会長職は1952年の発足以来、事業規模が大きな東京電力、関西電力、中部電力の「主要3社」で担当してきたが、2020年3月、九州電力の池辺氏が3社以外で初めて就任した。池辺氏は2023年に退任する運びだったが、大手電力によるカルテルや新電力の顧客情報を不正に閲覧するなどの問題が発覚して、なり手がなく、異例の4年目に入っていた。東電は事実上国有化され、関電はカルテル主導、中部電力はガスの販売で独禁法違反を指摘されている。盟主不在で後任選びが難航、電事連の影響力の低下を示した。

 2024年は関電が会長職に意欲を示していると言われていた。電事連は2025年の大阪・関西万博にパビリオンを出展する計画で、「おひざ元」の一大イベントを会長として迎えたいのでは…という声も業界内で聞こえたという。

 しかし、カルテルを主導したとされた関電が、課徴金減免制度リーニエンシー)にもとづいて調査前に自ら違反を申告して処分を免れたことから(◆024◆)、他社から「関電の会長就任は時期尚早」などの声が出ていた。カルテル事件で、関電に対する各社の不信感、感情論があったという。報道では「関電の下ではまとまれない」という声も紹介されている。

◆111◆←←関西電力 闇歴史→→◆113◆(未)】

◆3/8 第40回口頭弁論の報告

 2024年3月8日(金)に京都地裁で第40回口頭弁論が開かれました。
模擬法廷&報告集会は、弁護士会館の地階ホールで行いました。
参加者(弁護団、原告、傍聴など)総数は、70名ほど。
事前のお知らせチラシ→こちら

  • 恒例の裁判所周辺デモは25人でしたが、賑やかでした。開廷前デモ、法廷傍聴、模擬法廷、報告集会にご参加の皆さまは、たいへん御苦労様でした。以下、吉見さん撮影。
     
    ▼開廷前のデモ

  • 原告席…14名で募集し、14名の申込を受け付けました。
  • 傍聴席…コロナ禍による制限がなくなり、全席およそ90席が使えるようになっています。今回、抽選にはならず、傍聴席のうまり具合は4分の3程度でした。
  • この回は、京都民医連あすかい病院の院長(内科医)、中川裕美子先生が、原発事故避難について、コロナ感染状況との関係で医療現場に特有の問題点などについて陳述。原発事故が起こった際の避難の困難性を陳述されました。弁護団からは準備書面で、2024年元日の能登半島地震について、これまでの原告の主張が裏付けられたと主張しました。
    → 原告提出の書面(弁護団の準備書面ほか)は→ こちら
    中川裕美子さんの口頭弁論要旨 は→こちら[217 KB]
  • 被告の国からは、深層防護についての準備書面が提出されました。こちら[564 KB]
  • 閉廷後、今後の進行協議(裁判所、原告、被告の弁護団代表による)がありましたが、証人調べについて協議が長引き、報告集会は先に終了しました。今後の日程は弁護団全体での確認後、公表されます。2012年以来の裁判もいよいよ終盤となってきました。
  • 報告集会の様子

    ▲▼原告として意見陳述をした中川裕美子さんの報告

  • カンパ…参加者の皆さまからカンパをいただきました。感謝いたします。
    ・金額は、その都度、会場ですぐに計算して報告できていませんが、最近は以下の通りです。
    ・2023年:3/2…21,683円、 6/1…44,572円、9/21…34,091円、12/20…25,631円
    ・2024年:3/8…30,921円

◆3/8 第40回口頭弁論 原告提出の書面

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【原告】裁判資料ーー今回の準備書面、意見陳述 → このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの準備書面、意見陳述は → こちらのページから。
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【原告】裁判資料ーー今回の証拠説明書と書証(甲号証)→ このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの証拠説明書と書証は → こちらのページから。
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証拠調に関する意見書[156 KB](2024.3.1)


第106準備書面[264 KB] 関係]甲第647~634号証の証拠説明書[179 KB]
(2024年3月6日)

甲第647号証[4 MB]…原子力災害対策指針を見直しへ…でも規制委は大幅変更を否定 能登半島地震で「避難の前提」総崩れになったのに:東京新聞 TOKYO Web
甲第646号証[836 KB]…能登半島地震の全壊住宅8795棟に 熊本地震を超える _ 毎日新聞
甲第645号証[3 MB]…【前編】令和6年能登半島地震 建物被害の特徴は?首都圏のリスクは? _ NHK
甲第644号証[7 MB]…迫る「発生後72時間」の意味 脱水、体温、ストレス…専門家の見方 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル
甲第643号証[9 MB]…能登地震、犠牲者の9割が家屋倒壊…専門家「阪神大震災と同様に多くは窒息死か」 _ 読売新聞
甲第642号証[6 MB]…珠洲原発を止めて「本当によかった」 無言電話や不買運動に耐えた阻止活動28年の感慨:東京新聞 TOKYO Web
甲第641号証[7 MB]…孤立集落の人数把握、道路寸断で難航 復旧進むと解消、データで鮮明 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル
甲第640号証[95 KB]…新聞記事(読売新聞)
甲第639号証[209 KB]…石川県能登地方で発生した地震による志賀原子力発電所の影響について
甲第638号証[393 KB]…新聞記事(東京新聞)
甲第637号証[196 KB]…インターネット記事(NHK)
甲第636号証[117 KB]…新聞記事(読売新聞)
甲第635号証[138 KB]…インターネット記事(テレ朝)
甲第634号証[304 KB]…新聞記事(東京新聞)


第105準備書面[226 KB] 関係]甲第633~632号証の証拠説明書[79 KB]
(2024年3月1日)

甲第633号証[217 KB]…口頭弁論要旨【確定】(中川裕美子さん)
甲第632号証[835 KB]…原子力災害対策編に係る関係細部計画-原子力災害避難計画


◆3/8 第40回口頭弁論のお知らせ

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・開廷前の裁判所周辺デモを行います。
・模擬法廷、閉廷後の報告集会は、★弁護士会館★地階ホールとなります。
(弁護士会館は、地裁構内、南東角です)

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◆裁判所にお越しください!
・・2012年11月29日提訴以来の長い裁判も、ようやく先が見えてきました。すでに主張すべき点は終わりに近づいていて、証人尋問など、今後の展開に移る段階になっています。
憲法とそれを支えるべき裁判官の良心と勇気に期待して闘っていますが、裁判官を動かすのは、裁判に多くの人が注目していることを示す運動と世論です。皆さまの、目に見える応援が力になります。3月8日には、どうぞ裁判所にお越しください。

◆原告から
・京都民医連あすかい病院の院長(内科医)、中川裕美子 先生が、原発事故避難について、医療現場に特有の問題点などについて陳述。

◆弁護団から
・本年元日の能登半島地震に関連して…地震の予知はできないこと、想定外のことが何処でも起こること、原発事故が起こった場合は避難が困難であること、などを主張。

◆タイムテーブル
12:10…裁判所構内の南東角、弁護士会館の玄関前に集合
12:15…裁判所周辺の定例デモに出発。13:00頃まで
13:45(見込み)…傍聴券の抽選リストバンド配布開始。
 地裁北玄関前。傍聴は誰でも参加可能
14:00(見込み)…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了
 直ちに抽選→傍聴券の配布抽選にもれた方、入廷を希望されず模擬法廷に参加される方は
 14:30までに弁護士会館(地階ホール)の模擬法廷へどうぞ
14:30…開廷、弁論開始。同時刻に模擬法廷も開始
15:45頃から…閉廷後、弁護士会館(地階ホール)で報告集会。30~60分程度

裁判に参加する方法…以下、三つの方法があります。
原告の皆さまは下記、[1] 原告席か、[2] 傍聴席か、[3] 模擬法廷のいずれかでご参加ください。
原告でない方は、[2][3]でご参加ください。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に、原告として入ります。
被告「関電、国」の正面に座ります。
・原告団が氏名を裁判所に通知します。
【いつもメールによる連絡を受け取っている原告】 2/22頃にメーリングリストにより案内メールをお送りしますので、それを受信されてから、返信として申込ください。
【いつも郵送による期日案内連絡を受け取っている原告】 原告席での参加を希望される場合は、2/28(水)までに事務局宛ご連絡ください。
・コロナ以前は合計35名ほどの原告が参加できましたが、今回は、14名程度となります。
・定員に達するまで、先着順で受け付けます。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あります。
傍聴席に座るには、裁判所が抽選を行います。
傍聴希望者が少なかった場合は、抽選はありません。
・13:45~14:00(見込み)の間に、京都地裁正面玄関前で、抽選リストバンドが配布されます。
・傍聴席は、原告でない方も、誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合、または、最初から法廷に入ることを希望されない場合は、次項に記載の模擬法廷にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:30開始)。そこに参加するには
★弁護士会館★地階ホールへ、直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく、弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば、その解説も行います。

◆報告集会の開催
・法廷の終了後、★弁護士会館★地階ホールにて報告集会を開催します(16:15頃から)。
・裁判の進行などを、弁護団から説明いたします。裁判に関するご質問などもどうぞ。
・コロナ禍の状況によっては、報告集会自体を取りやめる可能性もあります。その場合は、あらかじめ原告団Webサイト(「京都脱原発原告団」で検索可)に掲載します。
・電話でのお問い合わせは、090-5660-2416(吉田あて)。

 

◆能登半島地震をみてもまだ原発を動かすのか! 関電などへの申入書に169団体の賛同

・関西電力は、2024年元日の能登半島地震をみてもまだ原発を動かし続けています。1月18日には、能登半島地震のときにはちょうど定期点検で止まっていた美浜原発3号(運転開始後47年の老朽原発)を、予定通り再稼働させました。さらに、1月22日には、高浜原発1号機(運転開始後49年の老朽原発)で、2次系配管からの蒸気もれなどが見つかったにもかかわらず、この原発の出力を40%に抑えて運転し続け、安全軽視の原発依存体質を露呈しました。
・原発は、今すぐ止める以外に安全を確保する道はありません。志賀原発は、3つの幸運(井戸謙一弁護士、→関西電力 闇歴史◆097◆)に恵まれて、大事故の発生には至りませんでしたが、いつまでも幸運に期待することはできません。関電には、能登半島地震で起きた原発への影響を直視し、直ちにすべての原発を止めることを強く申し入れます。
 
・「使い捨て時代を考える会」では2024年元日の能登半島地震をうけ「能登半島地震が原発に与えた影響を直視し、現在稼働中の原発を即時停止させてください」との申入書を、関西電力のほか、首相、経産省、原子力規制委に提出することにしました。
・こうした意思表明は、1月の「バイバイ原発きょうと実行委員会」で発案されましたが、「使い捨て時代を考える会」で文案、賛同団体募集を行うことになったものです。
・1月下旬から団体賛同のお願いをしてきましたが、2/19までに169団体の賛同を得ました。

・提出版の申入書。ファイル名「2024-01-mousiire–kakutei.pdf」。(先にお送りしたものから、若干の字句修正、追加をしていますが、趣旨に変更はありません)
 こちら[104 KB]
・賛同団体一覧
 こちら(京都脱原発原告団 > 市民運動の紹介 > 「使い捨て時代を考える会」より)
・能登半島地震、志賀原発への影響、などについて、申入書の内容に関連する詳しい説明
 こちら(京都脱原発原告団 > 市民運動の紹介 > 関西電力 闇歴史 > ◆097◆)

◆関西電力 闇歴史◆111◆

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◆2年間で12億円の申告漏れ、特重施設の調査費などで
 追徴課税額は1億5千万円!

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 2024年1月23日の報道によれば、関電が大阪国税局の税務調査を受け、2021年3月期までの2年間に約12億円の申告漏れを指摘されていた。美浜原発3号機の「特定重大事故等対処施設(特重施設、いわゆるテロ対策施設)」を設置するための調査費用などの経費処理に問題があったとされ、過少申告加算税を含めた追徴税額は約1億5千万円で、既に納税した。

 特重施設の調査費は、19~20年度の費用約4億4千万円をまとめて経費計上した。しかし国税局は同施設は資産で、調査費を含めて取得費用は減価償却費にあたると判断。資産の耐用年数に合わせて経費を複数年度に分散して計上するよう指摘した。別に、ソフトウエアの開発費など約7億5千万円についても減価償却費に相当し、分割して計上すべきだと判断された。

 今回は美浜3号機についての課税だが、大飯や高浜はどうなっているのか、いろいろ検索してみたが、そこは不明。税務署が黙っているので、大飯や高浜は問題なかったかもしれないが、では、美浜だけなぜ??

【参考】関電の過去の所得隠し(Wikipedia 「関西電力」による)
(1) 同社所有の遊休地の取引に絡み、大阪国税局から、2008年3月期までの2年間で約6億円の所得隠しを指摘されていたことが、2009年4月17日の各新聞報道で発覚した。同社が所有権を持たない土地について、売却損益を架空計上したと判断された模様である。申告漏れの総額は約62億円に及ぶとされ、国税当局は重加算税を含め約21億円を追徴課税した。なお、同社はこの件に関して、一切公式サイト上でコメントをしていない。
(2) 2011年には、福井県美浜町などでの原子力発電所建設で生じた金属屑を、実勢価格よりも安い価格で地元業者に売却した際に、同国税局から「(課税対象となる)交際費である」とされ、2010年3月期までの5年間で約45億円の申告漏れを指摘された。

◆110◆←←関西電力 闇歴史→→◆112◆

◆能登半島地震に関連し関電などへ
「原発即時停止」の申入書、賛同団体

「能登半島地震が原発に与えた影響を直視し、現在稼働中の原発を即時停止させてください」
との申入書への賛同団体、169団体
(2/19分まで)。

・申入書→こちら[104 KB]、ファイル名「2024-01-mousiire–kakutei.pdf」。(先にお送りしたものから、若干の字句修正、追加をしていますが、趣旨に変更はありません)

・賛同団体は、以下、数字、50音順。
「NPO法人」が先頭にある団体名は、「NPO法人」を省いた50音順です。

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3.11原発いらない福島実行委員会
アイ女性会議・京都
愛知視覚障害者協議会
アジェンダ・プロジェクト
安全食品連絡会
安全なふる里を大切にする会(若狭町)
安全農産供給センター
伊方から原発をなくす会
伊方原発広島裁判原告団
伊方原発をとめる大分裁判の会
生駒革新懇
伊藤・中村・加藤九条の会
請戸川河口テントひろば
ウチら困ってんねん@京都
笑顔つながろう会
えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)
おおい原発止めよう裁判の会
おこしやすキャンプ実行委員会
女川から未来を考える会
女川原発再稼働差止訴訟原告団
核汚染水ストップ世界市民行進(GLOMA2024)
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
核のごみキャンペーン関西
核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会
関西よつ葉連絡会
環瀬戸内海会議
基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会
キッチン・ハリーナ
九電消費者株主の会
京田辺、綴喜原発ゼロプログラムの会
きょうとグリーンファンド
京都循環経済研究所
京都脱原発原告団
京都・丹波/亀岡市民まちづくり風の会
京都反原発めだかの学校
京都・水と緑をまもる連絡会
きょうとユニオン
くらしを見つめる会
グリーン・アクション
グリーン市民ネットワーク高知
グループチャンプルー(京都)
グローバル・ジャスティス研究会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
原子力災害考証館furusato運営委員会
原子力資料情報室
原子力発電に反対する福井県民会議
原発いらない金曜日郡山フリートーク集会
原発いらん!山口ネットワーク
原発知っちょる会
原発住民運動福井・嶺南センター
原発設置反対小浜市民の会
原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会
原発ゼロへ・生駒の会
原発ゼロ舞鶴の会
原発ゼロをめざす京都ネットワーク(京都原発ゼロネット)
原発ゼロをめざす神戸の会
原発ゼロをめざす左京の会
原発ゼロをめざす城陽の会
原発ゼロをめざす西京ネットワーク(西ゼロネット)
原発止めよう!九電本店前ひろば
原発なしで暮らしたい丹波の会
原発なしで暮らしたい宮津の会
原発の危険性を考える宝塚の会
原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会
原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会
原発問題住民運動福井県連絡会
原発をなくし自然エネルギーを推進する 兵庫の会
原発をなくす向日市民の会
憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO! あいち総がかり行動
神戸学生青年センター
子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会
子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会
「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
湖北原発ゼロの会
再稼働阻止全国ネットワーク
さよならウラン連絡会
さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト
さよなら玄海原発の会・久留米
さよなら原発小田原
さよなら原発神戸アクション
さよなら原発品川アクション
さよなら原発なら県ネット
サヨナラ原発福井ネットワーク
さよなら島根原発ネットワーク
さよならニュークス・デユッセルドルフ
三陸の海を放射能から守る岩手の会
志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団
島根原発3号機の運転を止めさせる訴訟の会
NPO法人市民環境研究所
NPO法人市民放射能監視センター(ちくりん舎)
新空港反対東灘区住民の会
人権・平和 高槻市民交流
人民新聞
スタッフ・フォー・ワン
STOP原子力★関電包囲行動
ストップ・ザ・もんじゅ
ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会
生活協同組合コープ自然派大阪
生活協同組合コープ自然派京都
生活協同組合コープ自然派しこく
生活協同組合コープ自然派奈良
生活協同組合生活クラブ京都エル・コープ
瀬戸内海の自然環境と生物資源を愛する会
脱原発アクションin香川
脱原発・滋賀☆アクション
脱原発市民ウオークin滋賀
脱原発市民ウオークinしが近江八幡2021
脱原発市民ネットワーク・徳島
脱原発ネットワーク・九州
脱原発へ!関電株主行動の会
脱原発をめざす北電株主の会
丹波自由学校
たんぽぽ舎
チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西
チェルノブイリ法日本版をつくる郡山の会(しゃがの会)
地球救出アクション97
NPO法人使い捨て時代を考える会
つながる、みなまたとわたし
電力労働運動近畿センター
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
ドルトムント独日協会
日本科学者会議京都支部
日本出版労働組合連合会京都地域協議会
日本出版労働組合連合会出版情報関連ユニオン京都支部
日本消費者連盟関西グループ
ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
NoNukes杉並
ばいばい原発 守ろう命とびわ湖 高島連絡会
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
はんかく・女塾
反原発・かごしまネット
反原発自治体議員・市民連盟
反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック
はんげんぱつ新聞京都支局
反戦老人クラブ・京都
ぴあ・ネット
非核の政府を求める京都の会
東日本大震災避難者の会 Thanks&Dream
避難計画を案ずる関西連絡会
広島からわずか100kmの伊方原発を止める会
ふぇみん婦人民主クラブ
福井から原発を止める裁判の会
福井原発訴訟(滋賀)を支える会
NPO法人ふくしま30年プロジェクト
福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会
福島原発事故被害から健康と暮しを守る会
ふくしま・こどもキャンプ 丹後の海
福知山再生可能エネルギー市民研究会(FSK)
ふしみ「原発0」パレードの会
部落解放同盟東京都連荒川支部
ふるさとを守る高浜・おおいの会
ぶんぶんトークの会
平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声
平和のテーブル・京都
平和フオーラムしまね
放射線被ばくを学習する会
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
保養の旅えんむすび
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
みやぎ脱原発・風の会
未来への風いちから
ユナイトきょうと
ユニオンネットワーク・京都
洛南労働組合連絡会議
老朽原発うごかすな!実行委員会
老朽原発40年廃炉訴訟市民の会
ロシナンテ社
若狭の原発を考える会
若狭連帯行動ネットワーク
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◆1/8、脱原発、京都の課題を考える会

大飯原発差止訴訟[京都地裁]の勝利をめざして
脱原発、京都の課題を考える会~原発事故の避難計画、京都市の電力調達~

・69名の参加で盛会でした。報告、レジメPDFへのリンクは→こちら

  • 日時…2024/1/8(月/祝)
  • 時間…13:30~16:30
  • 場所…ひと・まち交流館 京都、第4会議室
  • 課題の提起、意見交換や討論の材料として
    市川章人(京都脱原発原告団 世話人、京都自治体問題研究所・原子力災害研究会)
    「原子力災害に対する住民防護と地方自治体―変ぼうする避難退域時検査― 」
    吉田明生(京都脱原発原告団 事務局長)
    「脱原発、京都の課題」
    福山和人(京都脱原発 弁護団、京都法律事務所)
    「脱原発訴訟 弁護士が語る京都市政」
  • 主催…大飯原発差止訴訟 原告団世話人会
  • 参加費…無料
  • チラシPDFファイル…こちら[3 MB]
     

◆関西電力 闇歴史◆110◆

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経産省の電力・ガス取引監視等委員会が、関電に業務改善勧告(2023/12/26)
 関電は、卸電力取引所(JEPX)のスポット市場において
 きわめてずさんな入札業務を行い、注意義務を怠った重大な過失で
 市場価格を上昇させる重大な影響を生じさせた!
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◆関電の「過剰買い入札」と「余剰全量供出の未達」
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 関電は、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場において、2022年12月26日及び2023年9月20日、21日における合計3日間、合計51.7GWh(予定の21.4倍)の「過剰買い入札」を行い、最大 30円/kWh程度 スポット約定価格を上昇させた。2023年9月21日には、「余剰全量供出の未達」(市場に出さなければならない電気の一部を供給しなかったこと。1.1GWh)があり、価格を最大 2円/kWh上昇させた。(電力・ガス取引監視等委員会→こちら
 
 関電によると、過剰買い入札はシステムの不備、余剰電力供出の未達は担当者の認識誤りが原因としている。(関電プレスリリース→こちら

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◆電取委が関電に業務改善勧告(2023/12/26)
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 関電が日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場への誤入札をくりかえしたことに対して、電力・ガス取引監視等委員会(電取委)は、電気事業法に基づく業務改善勧告を出した。
  
 関電には、自社が大規模発電事業者として市場に重大な影響を与えうる地位にあること、卸電力市場の信頼性を低下させうる行為を防止すべき注意義務を負うことの認識がないと指摘。役職員を含む社員の意識改革が必要と、勧告した。関電は、1月31日までに報告しなければならない。

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電取委「事案の詳細について(→こちら」より
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①【きわめてずさんな入札業務】関電は、複数回にわたって大量の過剰買い入札を行った上、同日に余剰全量を市場に供出しなかったなど、関電のスポット入札業務への対応はこれまで発生した他の誤入札事案とは同一視できない程度にずさんなものであった。

②【注意義務を怠り重大な過失】関電のスポット市場において占める売買入札量の大きさや、2021年から2023年にかけて頻発した誤入札を受けて、監視等委事務局が各社向けに注意喚起(※)を二度にわたって行っていたこと等に鑑みれば、関電には、誤入札を生じさせないように体制等を整備すべき高度の注意義務があった。それにもかかわらず、これを尽くさず、本来予定していた買い入札量の最大 21.4 倍にも及ぶ量の過剰な買い入札を行ったことには、重大な過失がある。

③【市場価格を上昇させ著しく大きな影響】過剰な買い入札によってスポット市場の約定価格を最大で約 2.5倍の価格に上昇させるなど、スポット市場に著しく大きな影響を生じさせた

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(※)2021~2023年に、電取委の事務局が各社向けに出した注意喚起の趣旨
(→こちら
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 スポット市場における意図せざる入札、誤入札は、他の入札参加者の約定機会を奪う可能性があり、市場全体の信頼を損ねる行為となる。さらに、余剰電力の処分や追加供給力の調達の必要が生じる可能性があり、多大な損失を生じさせかねい。

 こうした入札行動が繰り返される場合、市場相場を人為的に操作する行為とみなされることもある。過怠金の賦課、取引制限等の処分、電気事業法上の業務改善勧告の対象となることもある。

◆109◆←←関西電力 闇歴史→→◆111◆

◆12/20 第39回口頭弁論の報告

 2023年12月20日(水)に京都地裁で第39回口頭弁論が開かれました。
模擬法廷&報告集会は、弁護士会館の地階ホールで行いました。
参加者(弁護団、原告、傍聴など)総数は、配付資料の数から 72名。
事前のお知らせチラシ→こちら

  • 恒例の裁判所周辺デモは30人程度でしたが、賑やかでした。今後、さらに呼びかけを広げます。開廷前デモ、法廷傍聴、模擬法廷、報告集会にご参加の皆さまは、たいへん御苦労様でした。以下、吉見さん撮影。
     
    ▼開廷前のデモ

    ▼原発賠償京都訴訟の新しい幟「原発事故は国の責任!」

  • 原告席…14名で募集し、11名の申込を受け付けました。
  • 傍聴席…昨年6月よりコロナ禍による制限がなくなり、全席およそ90席が使えるようになっています。今回、抽選にはならず、傍聴席のうまり具合は4分の3程度でした。
  • この回は、美山診療所の元事務長、原龍治さんが、原発事故が起こった際の避難の困難性を陳述されました。写真などで詳細、網羅的な内容となっていて、原発事故が起こった場合、避難できないこと、被ばくを余儀なくされるを明らかにしました。弁護団からは準備書面で、原発事故の際の避難困難性について、道路の通行止めなど交通の問題過去の災害事例を徹底的に調べて、避難の困難性を主張しました。
    →原告提出の書面(原龍治さんの口頭弁論要旨、弁護団の準備書面)は→ こちら
  • 被告の関電、国からの書面などはありませんでした。
  • 閉廷後、今後の進行協議(裁判所、原告、被告の弁護団代表による)があり、来年には証人調べに入ることになったとの報告がありました。日程は弁護団全体での確認後、公表されます。2012年以来の裁判もいよいよ終盤となりました。
  • 報告集会の参加者数…およそ50名ほど。
    ▼設営した報告集会の会場(横長の「大飯原発差止訴訟」バナーは大植さんによる)


    ▲▼原告として意見陳述をした原龍治さんの報告

  • カンパ…参加者の皆さまからカンパをいただきました。感謝いたします。
    ・金額は、その都度、会場ですぐに計算して報告できていませんが、この1年は以下の通りです。傍聴参加者の数が多いと増え、少ないと減る傾向になっています。(天候、報告集会の会場の場所なども影響すると思われます)
    ・2023年:3/2…21,683円、 6/1…44,572円、9/21…34,091円、12/20…25,631円