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◆1/31 第22回口頭弁論の報告

2019/1/31の第22回口頭弁論の概略を報告します。

  • 開廷前のデモ…42名。雨の中にもかかわらず,参加者多数でした。

先頭左は弁護団の福山和人弁護士,中央はこの日陳述した西郷南海子さん,右は竹本修三原告団長。

  • デモの後,京都脱原発原告団として,京都地裁所長宛に,所持品検査を行わないようにとの申入書を提出。その後,記者クラブにも提出。
  • 全文はこちら
  • 傍聴席は希望者多数で,抽選になりました。
  • 当日開廷前に配布している原告側資料は,今回から150部に増やしましたが,残部ゼロでした。関電関係者と思われる方にも配布しています。
  • 法廷では,原告の西郷南海子さんが三人の子をもつ母親として意見陳述。「個人的にヨウ素剤を取り寄せましたが,そもそもここまでして事故に備えなければならない発電方法というのが非合理的」として「原発を擁護する理由はどこにもありません。」と結びました。くわしくは→こちら
  • 弁護団からは,まず第60準備書面で,関電の地盤モデルの二重のごまかしを明らかにしました。また,856ガルとされている大飯原発の基準地震動についても,関電地盤モデルから計算すると883ガルになるはずで,さらに大阪府北部地震を適用すると1280ガルが予想されることも明らかにしました。この数字は,破局的な破壊をもたらす基準(クリフエッジ)の1260ガルを超えてしまいます。
  • 第61準備書面では,火山影響評価に関する新知見に対して,原子力規制委員会及び関西電力が安全性を軽視していることを主張しました。
  • 本法廷と並行して開催された模擬法廷には,15名以上の参加がありました。
  • 閉廷後の報告集会は,満席でした。出口弁護団長が復帰されて挨拶がありました。
  • カンパ金額は会場で報告したとおりで,多謝。缶バッジ,クリアファイル,このあたりプレートなどの物販の売上げもありました。ご協力ありがとうございました。

閉廷後の報告集会

◆京都地裁所長あてに申入書を提出

2019/1/31,京都脱原発原告団から京都地裁所長あてに,申入書を提出しました。地裁に入るときの所持品検査を行わないように求めるものです。以下,全文。

申入書

京都地裁においては,庁舎に入るときに,所持品検査を実施することが検討されているとのことなので,現在,地裁にかかっている裁判で最大の原告を有する京都脱原発原告団として,以下,申し入れます。

京都脱原発原告団は,累計で3,323名の原告がいます。口頭弁論期日には,原告席に30数名,傍聴席もも合わせると100名以上が庁舎に入っています。原告席,傍聴席で裁判に関わるすべての参加者は,地裁の四方の入口から自由に庁舎に入っており,とくに,寒い日,暑い日,雨の降る日などは,傍聴席抽選までの待ち時間,開廷までの待ち時間には庁舎内で待機しています。傍聴席抽選などには時間もかかりますので,庁舎内のトイレも利用しています。

ところが,所持品検査によって,庁舎入り口が一つに固定され,庁舎に入るたびに検査を受けるとなると,上記のような利便性がまったく失われてしまいます。さらに,車いすの原告,松葉杖を手放せない原告もいますが,こうした障がい者は,回り道を余儀なくされたり,行ったり来たりの往復を強いられて,とくに不便になってしまいます。訴訟後の集会を弁護士会館で開くための移動も,負担になります。裁判に参加するということで,新たにこんな不便や不利益を被らなければならないのでしょうか。健常者にとっても,トイレの利用が制約されたり,傍聴席抽選結果の発表までの間,露天の屋外待機になってしまいます。そして,すべての裁判参加者にとって,所持品を検査されるということは,不審者の扱いを受けることであり,不愉快であり,まことに失礼な対応と言わざるを得ません。

裁判に参加する原告,傍聴者がこうした不便,不利益を我慢しなければならない理由は,どこにあるのでしょうか。所持品検査の必要性や目的は,どこにあるのでしょうか。これまで裁判所でトラブルがあったのかもしれませんが,それは,裁判所に限ったことではないはずです。京都では,市役所,府庁,警察署など,どんな公共機関でも,そこに入る人,全員を対象にした所持品検査などはしていません。

なぜ,裁判所だけが,所持品検査をするのでしょうか。他の裁判所でそうしたことが行われているにしても,京都地裁で横並びに実施する理由や必要性はありません。むしろ,他の裁判所の方が,大きな問題だと考えられます。

確か,最近の裁判所は「国民に開かれた司法」「市民が参加する司法」を標榜しているのではないでしょうか。それに対して,所持品検査の方向は,こうした理念に逆行する事態であり,国民の裁判を受ける権利を危うくすることになりはしないでしょうか。市民を一律に不審者とみなし,頭から信用していない姿勢が,露骨に現れていると感じられます。基本的人権を守る砦であるべき裁判所が,こんなことをして良いのでしょうか。裁判に参加する市民の基本的な権利への侵害ではないでしょうか。

遅くとも2月末までに,以下の質問に文書にて回答していただき,所持品検査は実施しない旨を表明していただきますよう,強く申し入れます。

(1) 所持品検査の必要性や目的は,どこにあるのでしょうか。
(2) 裁判に参加する原告,傍聴者が裁判所利用について,新たに不便,不利益を被り,それを我慢しなければならない理由は,どこにあるのでしょうか。
(3) 所持品検査は,裁判に参加する市民に対して,基本的な権利の侵害になるのではないでしょうか。
(4) 大きな問題のある所持品検査は,実施しないでください。

◆12/23に原発差し止め裁判交流会

2018年12月23日,京都市内にて初めての「原発差し止め裁判交流会」を行いました。関西電力,北陸電力に対して原発の運転差し止め裁判を闘っている原告団,原告が一同に集まりました。

【資料】

脱原発裁判の結果~3.11以前と以後PDFファイル

【呼びかけ先】

・以下の9裁判です。

(1)大飯原発3・4号機行政訴訟…大阪地裁,おおい原発止めよう裁判の会(美浜の会気付け)
(2)大飯原発差止訴訟…京都地裁,京都脱原発原告団
(3)大飯原発3・4号機仮処分…大阪地裁
(4)美浜,大飯,高浜本訴…大津地裁,福井原発訴訟(滋賀)を支える会
(5)高浜原発1・2号機,美浜原発3号機40年廃炉・名古屋行政訴訟…名古屋地裁,40年廃炉訴訟市民の会
(6)志賀原発を廃炉に!訴訟…金沢地裁,志賀原発を廃炉に!訴訟原告団
(7)大飯原発3・4号機訴訟【終了】…福井地裁→名古屋高裁金沢支部,福井から原発を止める裁判の会
(8)高浜原発3・4号機ミサイル仮処分【終了】…大阪地裁,水戸喜世子さん(福島地裁の子ども脱被ばく裁判)
(9)高浜原発3・4号機,仮差し止め福井【終了】,大飯原発3・4号機,高浜原発3・4号機運転認可取消請求裁判…福井地裁

【呼びかけ内容】

私たちは関西電力や北陸電力に対して共通する法廷闘争を進めていますが,それぞれの内容には多少の相違点もあり,進行上の違いもあります。回数を重ねてきた本訴は,終結の見通しも求められています。そうした中でお互いの運動や訴訟の内容を交流し,相互支援も進めてはどうかと思っています。
新しい組織をつくるというようなことではなくて,交流と親睦を主体にしたいと考えています。

  • 相互交流…訴訟の経過と現状,原告団の運動,抱えている課題などを,それぞれ報告していただけますでしょうか。資料を用意される場合,35部くらい
  • 意見交換…司法の現状の評価,また,それにどう対応していくのか。関電の原発再稼働に対して,どういう運動を対置していくのか。弁護団との関係,その他,ご自由に。
  • 相互支援…お互いに可能で無理のない範囲で,どんなことが可能か。とくに焦点となる節目などの協力。

【その報告】

原発差し止め裁判交流会は,6原告団,2原告に参加していただき,お疲れさまでした。それぞれの現状報告や,活発な意見交換があり,時間が足りないくらいでした。初めてお顔を見る方もあり,訴訟の内容について改めて分かったこともいくつかありました。そういう意味で,第1回としては,開催して良かったと感じています。

不十分だった点もあり,また機会を見て第2回も行いたいと思います。たとえば,今回でも大阪や大津の報告の中に入っているテーマ……原告団の運動,裁判の見通しと司法の現状,弁護団との関係,マスコミ対応など……のテーマから,二つほど選び,原告団の運動は○○原告団,弁護団との関係は△△原告団から報告をしていただき,それを元に討論するような形が良いかもしれません。

(京都脱原発原告団 吉田明生)

◆11/20の第21回口頭弁論の報告
 ~救援新聞より

  • 救援新聞 京都版No.1351 2018年12月15日
    橋本宏一(日本国民救援会京都府本部 事務局長)

原発事故の避難はできない

大飯原発差止裁判で病院・特養勤務の原告陳述

◆京都などの住民3,323人が関西電力と国を相手に起こした大飯原発差止京都訴訟の第21回口頭弁論が、11月20日、京都地裁(第6民事部・藤岡昌弘裁判長)101号法廷で開かれました。今回も原告席や傍聴席(88席)は満席。原告弁護団の森田基彦、大河原壽貴、井関佳法の各代理人弁護士、さらに病院・特別養護老人ホームのスタッフの原告・西川政治さんが、提出した準備書面の要旨を次々陳述しました。

◆森田弁護士は、第54準備書面について陳述。「福島第一原発の事故をふまえて原子力等規制法が改正され、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全が加えられた。そのため住民の権利保護の目的が明確になった。大飯原発を運転しうる状況におくことは、原告らに常に生命・身体・健康等に甚大な被害が発生するかわからない差し迫った具体的危険性を強いるものであり、これを規制して、住民が自由に幸福を追求する権利(人格権)や生存権を守るべき義務が国にはある」と訴えました。

◆大河原弁護士は、第55準備書面で、今年7月4日名古屋高裁金沢支部が出した判決(福井地裁が大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じた判決を破棄し稼働を容認した逆転判決)を批判。「新規制基準に合格していることを安易に安全とし、関電の主張をそのまま採用したもので、裁判所自らが主体的に原発の安全性・危険性について判断したものではない。福島原発の事故の原因や実相をも全く考慮していない、本判決は司法の判断を放棄した不当判決。当裁判所ではこのような電力会社の主張引き写し、立法・行政に追随するような判断に逃げない判断を」と迫りました。

◆井関弁護士は、第56準備書面を陳述。「原発立地の地域特性を原告側が過去にも基準値振動を超える地震が起きていて今後も発生する危険があると主張したことに対して、関電が地域特性は十分に把握できていて基準値振動超えの地震はおきないという。しかし、原告らの地盤調査や専門家の意見をふまえれば、大飯原発の敷地は、断層やずれ、傾き、歪みがある不整地盤にある。固い岩盤の上にあるとの主張も誤りで、はぎとり解析結果では、やわらかい表層地面内にあることが判明している。基準値振動超えの地震の危険性が一層明らかになった」と指摘しました。

◆原告の西川さんは、京丹後市網野町の丹後ふるさと病院、たちばな診療所を運営する特定医療法人・三青園常務理事兼事務局長、また特養「ふるさと」の経営責任をもつ理事も兼ねていること、その立場から、多くの患者、入所者、職員などが、大飯原発で事故が起こった場合どうなるのか、第57準備書面で次のように陳述しました。

◆「病院、特養ホームなどの患者、入所者、職員合わせて258人ほどがいる計算になる。大飯原発とは41.9キロ圏に位置する。前の国道178号線は海抜3~4メートルで津波の危険がある地震の避難路としては使えない。今年5月時点でストレッチャー移動患者・入所者91人、車いす移動155人、一人での歩行不能246人が存在している。自治体の救急車などでは到底避難させることはできない。福島のような原発事故が起これば多くの犠牲者が生まれる。これらの、われわれ大人が解決すべきツケを全部次世代に残して若者たちは希望がもてるのか。科学が経済成長戦略に屈するのか。このような事態にならない世の中をつくらなければならない」

◆次回第22回口頭弁論は、1月31日(木)午後2時30分から、同法廷で。傍聴券抽選の整理番号リングの交付は、1時50分頃から行われます。

◆第21回口頭弁論の報告

2018/11/20,大飯原発差止訴訟[京都地裁]の第21回口頭弁論,ご参加の皆さま,たいへんご苦労様でした。お疲れさまでした。

◆法廷での原告陳述は,京丹後市の西川政治さん(丹後ふるさと病院)。病院における原子力防災について。丹後ふるさと病院は,特別養護老人ホームふるさと,介護ステーションふるさとを併設し,医療と福祉を結ぶ連携体制をとっています。
陳述の内容は→こちら

◆弁護団からの準備書面は→こちら

◆以下,写真報告です。
(1)開廷前の裁判所周辺デモ。先頭でバナーをもつのは,竹本修三原告団長(右)と,弁護団の福山和人弁護士(左)。途中では,拍手で声援を送っていただいた場面もありました。

(2)長い横断幕は,京田辺市の原告がつくったもの。

▲原告の方から送られてきた写真

(3)弁護士会館地階大ホールでの報告集会の様子。この写真のときは,模擬法廷が続いていて,すでに終了した法廷からの原告や傍聴の方が席に着いたところ。このあと,竹本修三原告団長,中島晃弁護団長代行のあいさつ,意見陳述をされた西川政治さんからの感想など,渡辺輝人弁護団事務局長からの報告,吉田明生原告団事務局長からの報告とカンパなどのお願いと続きました。その後,会場からの質問,意見,アピールなど,ひじょうに積極的な意見交換がありました。

◆報告集会では,市川章人さんらの本『原発事故 新規制基準と住民避難を考える』,若狭の原発を考える会の「原発反対」ステッカーを紹介,頒布しました。また,多額のカンパをいただき,ありがとうございました。缶バッジ,クリアファイル,このあたりプレートなども頒布しました。

◆なお,今回,傍聴席が埋まらず,関電関係と思われる傍聴も多かった模様で,この点は残念でした。原告団世話人会として今後,3000人をこえる原告にどう訴えていくか,そこが問題だと思います。12月の世話人会の議題にして検討したいと考えています。

中島晃弁護団長代行のことば
市民が傍聴席を埋めるような裁判にしないと,いけない。
裁判官がちゃんとした判決を書けるようにするのが,傍聴の市民の役割です。

◆さらに井戸謙一弁護士のことば(別の講演会にて)をかみしめる。
原発問題も,司法問題も,市民が関心を失えば終わり。
問題意識を持ち,声を上げ続ける限り,未来は開ける。
司法の存立の基礎は市民の支持
裁判官魂を刺激し続ける。

◆次回,第22回口頭弁論は,2019年1月31日14:30からです。原告の意見陳述は,「安保関連法に反対するママの会」発起人で京都市内で「原発いらないコドモデモ」を行っている西郷南海子さんの予定です。

以上,概略のご報告まで。

◆11/20の第21回口頭弁論のお知らせ

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大飯原発差止訴訟[京都地裁]の原告の皆さまへ
次回 11/20(火)の裁判期日のお知らせ
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第21回口頭弁論について

前回,9/4の口頭弁論は台風直撃で開かれませんでしたが,
次回は11/20(火)14:00 より行われますので,
多くの皆さまにご参加いただきますよう,ご案内します。

◆次回の法廷の概略…次の通りです。
前回9/4の期日が台風で開かれませんでしたので,その予定と同様です。

(1)原告の意見陳述…京丹後市の西川政治さん(丹後ふるさと病院)「病院における原子力防災」について。前回の予定が順延になったものです。丹後ふるさと病院は,特別養護老人ホームふるさと,介護ステーションふるさとを併設し,医療と福祉を結ぶ連携体制をとっています。

(2)弁護団から(予定)
①7/4名古屋高裁金沢支部の判決への批判。
②国家賠償法上の違法と損害の問題。
③地盤特性,地震についてなど関電の主張に対する反論。


11/20の裁判に参加する方法…以下,三つの方法があります。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に,原告として入ります。被告の正面になります。

・原告団が氏名を裁判所に通知します。希望される場合は★11月11日(日)★までに電話,FAX,葉書などで事務局宛ご連絡ください。
・合計35名ほどの原告が参加できますので,先着順で定数に達するまで募集します。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あり,そこに入るには,裁判所が抽選を行います。

・13:20~13:35の間に,京都地裁正面玄関前で,抽選リストバンドが配布されます。
・13:35からの抽選,傍聴券の配布は,地裁の北側正面玄関前となります。
・傍聴席は,原告でない方も,誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合は,下記の模擬法廷にご参加ください。

★傍聴におこしください★ 最近の口頭弁論では,関電の関係者と思われる傍聴希望者が20名ほど来ていて,抽選の結果,10数名が傍聴席に入っています。関電の社員に私たち原告の主張を聞いてもらうのは良いことですが,原告の皆さん,脱原発を願う支援の皆さんの傍聴機会がなくなるのは困ります。11/20の傍聴席は,脱原発の声で埋めたいと思います。原告席に参加されない場合でも,ぜひ傍聴にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:00開始)。

そこに参加するには,
・京都地裁の構内の南東角にある「京都弁護士会館・地階大ホール」へ,直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく,弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば,その解説も行います。


報告集会の開催

・法廷の終了後(15:00頃から)「京都弁護士会館・地階大ホール」にて報告集会を開催します。
・裁判に関するご質問なども,弁護団から説明いたします。


開廷前のデモ

・市民に脱原発を訴えるため,従来通り,12:10 までに京都弁護士会館前(京都地裁構内の南東角)に集合して裁判所周辺のデモを行います。多くの皆さまが参加されるよう,訴えます。
・スタートは12:15 です。30分程度で終わる予定です。
・デモ後に,裁判所の傍聴席の抽選に応募することができます。


◆【取消】9/4の第21回口頭弁論のお知らせ

下記,期日は,台風接近のため 9/3に 取消となりました。
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大飯原発差止訴訟[京都地裁]の原告の皆さまへ
次回 9/4(火)の裁判期日のお知らせ
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第21回口頭弁論について

9/4(火)14:00より,京都地方裁判所において開かれます。
多くの皆さまにご参加いただきますよう,ご案内します。

◆次回の法廷の概略…次の通りです。

(1)原告の意見陳述…京丹後市の西川政治さん(丹後ふるさと病院)「病院における原子力防災」について。前回の予定が順延になったものです。丹後ふるさと病院は,特別養護老人ホームふるさと,介護ステーションふるさとを併設し,医療と福祉を結ぶ連携体制をとっています。

(2)弁護団から(予定)
①7/4名古屋高裁金沢支部の判決への批判。
②国家賠償法上の違法と損害の問題。
③地盤特性,地震についてなど関電の主張に対する反論。


9/4の裁判に参加する方法…以下,三つの方法があります。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に,原告として入ります。被告の正面になります。

・原告団が氏名を裁判所に通知します。希望される場合は★8月26日(日)★までに電話,FAX,葉書などで末尾記載の事務局宛ご連絡ください。
・E-Mailでの応募と合わせて先着順とし,定数に達するまで募集します。
・合計35名ほどの原告が参加できますので,先着順で定数に達するまで募集します。

【注意】2017年に原告申込をされた方(=第六次原告)も,原告席に入ることができます。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あり,そこに入るには,裁判所が抽選を行います。

・13:20~13:35の間に,京都地裁正面玄関前で,抽選リストバンドが配布されます。
・13:35からの抽選,傍聴券の配布は,地裁の北側正面玄関前となります。
・傍聴席は,原告でない方も,誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合は,下記の模擬法廷にご参加ください。

★傍聴におこしください★ 最近の口頭弁論では,関電の関係者と思われる傍聴希望者が20名ほど来ていて,抽選の結果,10数名が傍聴席に入っています。関電の社員に私たち原告の主張を聞いてもらうのは良いことですが,原告の皆さん,脱原発を願う支援の皆さんの傍聴機会がなくなるのは困ります。3/27の傍聴席は,脱原発の声で埋めたいと思います。原告席に参加されない場合でも,ぜひ傍聴にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:00開始)。

そこに参加するには,
・京都地裁の構内の南東角にある「京都弁護士会館・地階大ホール」へ,直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく,弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば,その解説も行います。


報告集会の開催

・法廷の終了後(15:00頃から)「京都弁護士会館・地階大ホール」にて報告集会を開催します。
・裁判に関するご質問なども,弁護団から説明いたします。


開廷前のデモ

・市民に脱原発を訴えるため,従来通り,12:10 までに京都弁護士会館前(京都地裁構内の南東角)に集合して裁判所周辺のデモを行います。多くの皆さまが参加されるよう,訴えます。
・出発は12:15 です。30分程度で終わる予定です。
・デモ後に,裁判所の傍聴席の抽選に応募することができます。


◆第6回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と7月22日(日)ハートピア京都(京都市中京区)で第6回原告団総会を開きました。
◆参加者は154名でした。
◆閉会時に参加者の皆さまから多額のカンパをいただきました。ありがとうございました。

(「原告団総会のお知らせ」チラシなど→こちら

【竹本修三・原告団長】

  • 開会挨拶と講演の講師紹介。くわしくは→こちら

【平原和郎・京大名誉教授】

  • 「地震予知連会長に聞く日本の地震予知の現状」と題して講演。2011年の東北地方大地震においてプレート境界で50メートル以上滑ったのは予想外であったこと,南海トラフの大地震には火山災害なども重なる可能性があるが,確度の高い地震予知はかなり難しい現状を指摘しました。また講演後,参加者からの質問に答え「災害列島の日本では多くの研究者は,原発はない方がよいと思っているのでは」などと述べました。

【休憩時間中に紙芝居を上演】

  • 原告団作成の『なくそう げんぱつ』
  • ネット上でご覧いただけます。→こちら

【渡辺輝人・弁護団事務局長】

  • この訴訟は大飯原発1~4号機の運転差し止めを求めたものであるが,すでに1~2号機の廃炉が決定しており,半分勝訴していることを評価すべきだと述べました。この廃炉は,多くの脱原発裁判,粘り強い市民の運動,世論の成果と強調。原告3323人ののうち8割をしめる京都府民が,大飯原発の過酷事故では避難が困難であることを追及していきたいと主張しました。

【中島晃・弁護団長代行】

  • 新聞コラムを引用し「法治国家」の崩壊,「放置国家」「呆痴国家」の出現を警告。裁判の勝利をめざそうと訴えました。

【福山和人・弁護士】

  • 3月の府知事選挙の候補者として奮闘しながら,選挙のときに配付した「クリーンな自然エネルギーで元気な京都を」というチラシを紹介(当日資料で配付)。新しい社会をつくっていこうと訴えました。

【島田広・弁護士】

  • 「福井から原発をなくす裁判の会」の弁護団長として,7/4,名古屋高裁金沢支部による不当な判決を強く批判し,最高裁に上告したかったが,断念した思いを語りました。
  • くわしくは→こちら

【吉田明生・原告団事務局長】

  • この間の裁判の経過,原告団の活動,会計報告,総会スローガンの提案を行いました。その後,会場からの質疑応答,アピールなどがあり,最後の総会スローガンなどを了承して,閉会しました。
    • 原告団・世話人会からの報告→こちら
    • 第6回原告団総会のスローガン→こちら
    • 書籍や資料など→こちら
    • このあたりプレートについて→こちら

  • 総会のときに受付で配付しました資料は,若干の残部があります。原告の方で,ご希望の方にはお送りしますので,事務局 「 kyotodatsugenpatsubengodanアットgmail.com 」(「アット」は「@」に変更してください)にご連絡ください。

【補足…おもな質問】

  • 非常に専門的な講演で,素人にはとても難しいものでした。結局は,全庁的な現象も殆ど確実なものはないと,ということが結論でしょうか?
    となると,地震がいつ起こってもよいような対策を進めていく以外ないと思われますが,今回の西日本暴雨は地震ではありませんでしたが,大規模な土砂崩れが各地に多発し,特に電車の電車の線路の地盤がくずれると,生活物資も送れないし,人々の日常生活もできなくなる事態を見て,地震の時でもこのような土砂くずれが多発すると思われますが,このような危険な線路は日本に多くあるのではないでしょうか?
    このようなことに対しての対策は,どうすればいいのでしょうか? 先生のご専門とははずれたものですが,何か提言があればお願いします。
  • アスペリティの挙動を考えると,地震の予知さらに耐震設計は不可能で,原発は安全であると証明できないと考えて良いですか。

【補足…おもな感想】

  • 大変勉強になった総会でした。学習会の内容についてはじっくりゆっくり再学習自習をしなければなかなか頭に入らないので,自宅で頑張ります。若狭の方々が奮闘されたのに最高裁への上告をやめたこと,勇気あることだと思いましたが,報告を聞いて裁判官の事も知ることが出来,権力のおそろしさも感じます。森友,加計が,又日報や報告書のかきかえが罪にならない一方で,国民の要望にこたえない権力側のことをよく学習することが,これからもっと重要だと思いました。毎週金曜の関電スタンディングアピールにぜひ皆さん参加してもらいたいです。送電線学習会,残念な事に参加出来ません。又昼間の企画もお願いします。…H.Yさん(下京区)

◆[第6回原告団総会]竹本修三・原告団長の開会挨拶と講演の講師紹介

[2018年7月22日 第6回原告団総会]

開会にあたって(講師紹介をかねて)

原告団長 竹本修三

◆私は昭和40年(1965年)に京大理学部を卒業し、宇治にある京大防災研に新設された地震予知計測部門の助手となり、伸縮計や傾斜計を用いた地震前後の地殻変動の研究に従事しました。

◆今日の記念講演をお願いした平原和朗さんは、私の10年後の昭和50年(1975年)に京大理学部を卒業し、院生として防災研に入ってきましたが、その後、防災研の助手となりました。私は平原さんに手伝ってもらって、京大宇治構内にレーザー伸縮計を設置して、「地表に設置されたレーザー伸縮計による土地伸縮変化の観測」という学術論文を仕上げたこともありました。

◆私は、平成元年(1989年)に京大理学部助教授として、地球物理学教室の出身講座に戻りましたが、それまで20年以上にわたって防災研の助手を務めました。その間に接した院生のなかで、一番優秀な院生が平原和朗さんでした。そこで、平原さんを何とか京大の地球物理学教室に欲しいと考えておりましたが、平原さんは平成2年(1990年)に京大防災研の助教授に昇進した後、平成8年(1996年)には名古屋大学の理学研究科教授に引っこ抜かれてしまいました。そのときに、とても残念に思いましたが、致し方ありませんでした。

◆ところで、私の2年上の地球物理学教室の同じ講座の卒業生に尾池和夫さんがいました。彼は、京大の理学部長・副学長を経験した後、平成15年(2003年)に京大総長になりました。それまで尾池さんは地震予知連絡会の委員でしたが、総長と予知連の委員との兼務はできないということで、私のところに予知連の委員のお鉢が回ってきました。そこで、平成16年(2004年) 1月から尾池さんに代わって、私が地震予知連絡会の委員を務めることになりました。

◆尾池さんの総長就任後、地球物理学教室で後任の教授人事が始まりました。 京大理学部・理学研究科では、ポストが空かないと、次の人事選考は始められないことになっています。選考委員会ではいろんな意見が出ましたが、私は一貫して名古屋大学の平原和朗教授を推しました。幸い、選考委員会では、この意見が通りました。そして、尾池さんの後任教授として平原さんを推すことが決まり、理学部教授会でもそれが承認されました。そして、平成17年(2005年)9月に平原和朗さんが名古屋から京都に戻って来られました。

◆平原さんが京都に来られたら、地震予知連絡会の委員のポストを彼に譲ろうと考えておりました私は、平成18年(2006年) 3月31日付で地震予知連絡会の委員を辞任し、同年4月1日付で平原さんが予知連の委員に就任しました。そして平原さんは、平成24年(2012年)11月より、地震予知連絡会の会長を務めておられます。

◆今日は「日本の地震予知の現状」をいう記念講演を平原さんにお願いしてありますが、私がこれまで京都地裁で意見陳述した内容と矛盾しないであろうと思っております。しかし、彼も偉くなったので、どんな話になるか、皆目、見当がつきません。

◆なお、昨年6月の第5回原告団総会で「耐震安全性における科学の問題」と題する記念講演をお願いした東大地震研究所教授の纐纈一起さんも今日の原告団総会に、お見えになっています。纐纈さんには平原さんの講演終了後に、短いコメントをお願いしたいと思っております。また、福井の「大飯原発訴訟控訴審」の弁護団長である島田広弁護士も遅れてお見えになることになっています。機会があればご紹介したいと存じます

◆では、平原先生、よろしくお願いいたします。

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