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◆7/16 第42回 期日のお知らせ

◆7/16(火)に第42回期日が開かれます

 2012年11月提訴以来、12年になろうとしていますが、次回 7/16(火)からは、最終段階の証人調べになります。
 私たちは、全ての原発廃炉を願い、憲法とそれを支えるべき裁判官の良心と勇気に期待しています。しかし、裁判官を本当に動かすのは、多くの人が注目していることを示す、市民の運動と世論です。

 皆さまの、目に見える応援が力になります。どうぞ京都地裁にお越しください。

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◆7/16の裁判の内容

・5人の原告が、避難の困難性などについて証言します。
・詳細はこちら[106 KB]をご覧ください。

・それぞれの原告について、原告弁護団から主尋問があり、その後、被告弁護団から反対尋問があります。

・今回、以下の点にご注意ください。
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・開廷前の裁判所周辺デモは、行いません。
・模擬法廷は、開きません。
・閉廷後の報告集会は、★弁護士会館★(地階ホール)です。
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◆裁判に参加するには

以下の二つの方法があります。

[1] 原告席で参加

・10名を募集します。ぜひ、ご応募ください。
その際に可能でしたら、午前のみ参加、午後のみ参加、全日参加の区別をお書きください(当日に変更していただいても構いません)。

・法廷の中(柵の内側)の原告席に入る原告は、「原告団が」決めます。その名簿を事前に裁判所に届けています。そこで、原告席参加ご希望の方は、

★7月8日(月)★を締切日としますので、
★事務局宛のメール★に「原告席希望」と書き、お名前をご連絡ください。必ず以下のアドレスに送ってください。
  
kyotodatsugenpatsubengodanあっとgmail.com(あっと→半角の@)

・結果は、折り返しの返信メールでご連絡します。
(原告席の希望者が多ければ、締切日前に受け付けを終了します)

・裁判当日は、京都地裁1Fの101号法廷前に待機しています原告団世話人より、原告席券を受け取っていただき、法廷に入ってください。

[2] 傍聴席で参加

・法廷の傍聴席は88席ほどです。「裁判所が」抽選で決めます。

・原告の方、原告でない方も、資格を問わず、誰でも応募できます。
・09:30~09:45(見込)の間に、京都地裁正面玄関前で、抽選リストバンドが配付されます。配付終了後すぐに抽選結果が発表されます。
(傍聴希望者が少ない場合は、抽選はありません)

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◆全体的なタイムテーブル

09:30…裁判所による傍聴券の抽選リストバンド配布開始(見込)
    @京都地裁正面玄関前
09:45…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了(見込)
    直ちに抽選→傍聴券の配布
10:30…開廷。午前は12:10まで、午後は13:30から16:20まで
16:30頃から…閉廷後、★弁護士会館★(地階ホール)で報告集会開始、30分程度

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◆傍聴券

・開廷の1時間くらい前から傍聴席抽選のリストバンド配布が始まる見込みです。正式な開始時間は、開廷日の1週間くらい前からネットで公表されます。「各地の裁判所の傍聴券交付情報」を検索→京都地裁、で表示されますので、ご確認ください→こちら
・午前のみでお帰りになる場合は、傍聴券をスタッフに預けてください。
(裁判所より返却の指示があった場合は、返却してください。)
・午後のみ参加の場合は、スタッフもしくは、空席があれば裁判所職員から、傍聴券を受け取ってください。

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証人として参加される原告の皆さまへ

・既に原告席を確保していますので、申込は不要です。
・担当弁護士からの指示に従って、裁判所にお越しください。
・午後の閉廷後、弁護士会館で報告集会を設定していますので、可能ならば
ご参加ください。
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◆6/8 第12回原告団総会の報告

  • 時間…13:15~16:30
  • 場所…ハートピア京都(京都市営地下鉄 丸太町駅 )
  • 記念講演…井戸 謙一 弁護士「脱原発裁判の現状と今後の展望」。リアル講演、Zoom 配信をしました。
  • 原告以外の方もどなたでも参加可。参加費無料、カンパをお願いしました。カンパ額は、48,160円でした。ありがとうございました。
  • 案内チラシ…こちら[1 MB]
  • 資料、Zoom設定、その他、詳しくは →こちら
  • 参加者数…会場に77名、Zoonで25名、計102名でした。この日の京都では、他にもいろいろな企画があり重なっていましたが、前年とほぼ同じ参加者数でした。そして、ご意見を書いていただいた参加者も含めて、一様に井戸先生の講演を高く評価していました。参加者数で健闘したのは、ひとえに井戸先生のおかげだと思います。

  • 循環経済ニュース181原 強 さん)が、総会全体の概略を、きれいにまとめていただいていますので、
    以下に引用させていただき、総会報告とします m(_ _)m

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京都地裁大飯原発差止訴訟原告団総会
「脱原発の願いをあつめ、かならず勝訴を!」

 6月8日、京都地裁大飯原発差止訴訟原告団総会が開催されました。
最初に、中島晃・弁護団長代行があいさつ。

 つづいて、井戸謙一弁護士の記念講演「原発裁判の現状と今後の展望」。
講演は、
プロローグ「もう一度あのときのことを思い出そう」、
第1「日本の原発の現状」、
第2「原発安全神話に対する闘い」、
第3「被ばく安全神話に対する闘い」
で構成されたものでした。
井戸弁護士は「最後に」として、次の論点を示されました。
・日本は何故原発をやめないか
  電力会社 当面の利益 今後も損はしないシステム
  国    核兵器を持つポテンシャルの維持
・私たちが脱原発を求める理由
  (1) 将来世代に対する責任(高レベル放射性廃棄物)
  (2) 過酷事故のリスク(被ばくによる健康障害の問題)
・新たな原発安全神話と闘うとともに、被ばく安全神話との闘いが重要

 このあと、渡辺輝人・弁護団事務局長、吉田明生・原告団事務局長から裁判の現状とこれからの活動についての報告がありました。提訴以来10年以上になっている京都脱原発訴訟も証人調べにすすみ、いよいよ最終局面を迎えているなかで、裁判の現状を知らせ、傍聴活動などに取り組んでいくことが重要だと呼びかけられました。

 会場からは原発賠償京都訴訟原告団からのアピールが行われました。
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◆6/4 第41回口頭弁論の報告

 2024年6月4日(火)に京都地裁で第41回口頭弁論が開かれました。
模擬法廷&報告集会は、弁護士会館の地階ホールで行いました。
参加者(弁護団、原告、傍聴など)総数は、93名。
事前のお知らせチラシ→こちら

  • 恒例の裁判所周辺デモは30人前後でしたが、賑やかでした。開廷前デモ、法廷傍聴、模擬法廷、報告集会にご参加の皆さまは、たいへん御苦労様でした。以下、吉見さん撮影。
     
    ▼開廷前のデモ

  • 原告席…14名で募集し、12名の申込を受け付けました。
  • 傍聴席…コロナ禍による制限がなくなり、全席およそ90席が使えるようになっています。今回、抽選にはならず、傍聴席のうまり具合は90%程度でした。
  • この回は、舞鶴市にお住まいの原告、竹下真希子さんが、原発事故避難について意見陳述を行いました。
  • 弁護団からは準備書面で、前回に続き、2024年元日の能登半島地震について…志賀原発の30キロ圏にある放射線防護施設が損傷を受け、避難の困難性がますます明白になったこと、などを述べ、これまでの原告の主張が裏付けられたと主張しました。
    → 原告提出の書面(弁護団の準備書面ほか)は→ こちら
    竹下真希子さんの口頭弁論要旨 は→こちら[123 KB]
  • 閉廷後、進行協議(裁判所、原告、被告の弁護団代表による)があり、今後の証人調べについて概略が決まりました。2012年11月29日提訴以来の裁判も、いよいよ終盤となってきました。
  • 証人調べは、来年の3/6(木)まで続きます。その詳細は →こちら[106 KB](2024-06-05 現在の予定)
  • 報告集会の様子

  • カンパ…参加者の皆さまからカンパをいただきました。感謝いたします。
    ・金額は、その都度、会場ですぐに計算して報告できていませんが、最近は以下の通りです。
    ・2023年:3/2…21,683円、 6/1…44,572円、9/21…34,091円、12/20…25,631円
    ・2024年:3/8…30,921円、6/4…42,018円

◆6/4 第41回口頭弁論 原告提出の書面

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【原告】裁判資料ーー今回の準備書面、意見陳述 → このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの準備書面、意見陳述は → こちらのページから。
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【原告】裁判資料ーー今回の証拠説明書と書証(甲号証)→ このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの証拠説明書と書証は → こちらのページから。
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証拠申出書[110 KB]-今井氏の撤回と原氏の申請(2024.5.24)
尋問にかかる原告らの資料の特定について[87 KB](2024.5.16)


★[第108準備書面[275 KB] 関係]甲第651~650号証の証拠説明書[102 KB]
(2024年5月29日)

甲第651号証[2 MB]…京都府内の幹線道路沿い、耐震診断対象の建物8割で倒壊恐れ 大半で建て替えや改修予定なし|社会|地域のニュース|京都新聞
甲第650号証[587 KB]…原発事故時の防護施設、能登半島地震で損傷 14施設でひび割れなど [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル


第107準備書面[259 KB] 関係]甲第649~648号証の証拠説明書[84 KB]
(2024年5月27日)

甲第649号証[2 MB]…舞鶴市原子力災害住民避難計画 明倫小学区(Dゾーン)…舞鶴市危機管理室 危機管理・防災課
甲第648号証[123 KB]…原告 竹下(堀)真希子 口頭弁論要旨

◆6/4 第41回口頭弁論のお知らせ

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・開廷前の裁判所周辺デモを行います。
・模擬法廷、閉廷後の報告集会は、★弁護士会館★地階ホールとなります。
(弁護士会館は、地裁構内、南東角です)

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◆裁判所にお越しください!
・・2012年11月29日提訴以来の長い裁判も、ようやく先が見えてきました。すでに主張すべき点は終わりに近づいていて、証人尋問など、今後の展開に移る段階になっています。
憲法とそれを支えるべき裁判官の良心と勇気に期待して闘っていますが、裁判官を動かすのは、裁判に多くの人が注目していることを示す運動と世論です。皆さまの、目に見える応援が力になります。6月4日には、どうぞ裁判所にお越しください。

◆原告から
・舞鶴市にお住まいの原告、竹下真希子さんが、原発事故避難について陳述します。

◆弁護団から
・前回に続き、本年元日の能登半島地震に関連して…志賀原発の30キロ圏にある放射線防護施設が損傷を受け、避難の困難性がますます明白になったこと。

◆タイムテーブル
12:10…裁判所構内の南東角、弁護士会館の玄関前に集合
12:15…裁判所周辺の定例デモに出発。13:00頃まで
13:45(見込み)…傍聴券の抽選リストバンド配布開始。
 地裁北玄関前。傍聴は誰でも参加可能
14:00(見込み)…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了
 直ちに抽選→傍聴券の配布抽選にもれた方、入廷を希望されず模擬法廷に参加される方は
 14:30までに弁護士会館(地階ホール)の模擬法廷へどうぞ
14:30…開廷、弁論開始。同時刻に模擬法廷も開始
15:45頃から…閉廷後、弁護士会館(地階ホール)で報告集会。30~60分程度

裁判に参加する方法…以下、三つの方法があります。
原告の皆さまは下記、[1] 原告席か、[2] 傍聴席か、[3] 模擬法廷のいずれかでご参加ください。
原告でない方は、[2][3]でご参加ください。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に、原告として入ります。
被告「関電、国」の正面に座ります。
・原告団が氏名を裁判所に通知します。
【いつもメールによる連絡を受け取っている原告】 5/20頃にメーリングリストにより案内メールをお送りしますので、それを受信されてから、返信として申込ください。
【いつも郵送による期日案内連絡を受け取っている原告】 原告席での参加を希望される場合は、5/26(日)までに事務局宛ご連絡ください。
・コロナ以前は合計35名ほどの原告が参加できましたが、今回は、14名程度となります。
・定員に達するまで、先着順で受け付けます。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あります。
傍聴席に座るには、裁判所が抽選を行います。
傍聴希望者が少なかった場合は、抽選はありません。
・13:45~14:00(見込み)の間に、京都地裁正面玄関前で、抽選リストバンドが配布されます。
・傍聴席は、原告でない方も、誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合、または、最初から法廷に入ることを希望されない場合は、次項に記載の模擬法廷にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:30開始)。そこに参加するには
★弁護士会館★地階ホールへ、直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく、弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば、その解説も行います。

◆報告集会の開催
・法廷の終了後、★弁護士会館★地階ホールにて報告集会を開催します(16:15頃から)。
・裁判の進行などを、弁護団から説明いたします。裁判に関するご質問などもどうぞ。
・コロナ禍の状況によっては、報告集会自体を取りやめる可能性もあります。その場合は、あらかじめ原告団Webサイト(「京都脱原発原告団」で検索可)に掲載します。
・電話でのお問い合わせは、090-5660-2416(吉田あて)。

◆関西電力 闇歴史◆113◆

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◆山口県の市民団体が上関町中間貯蔵施設建設計画反対で
 集めた署名263,230筆、段ボール箱17個を関電に提出
(2024/4/16)
 関電は、いつもの傲慢な姿勢でコミュニケーションを拒絶
 【付 関西電力グループ行動憲章】
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 2023年8月2日、中国電力と関西電力が山口県上関町に使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設調査を申し入れ、あっという間に町議会の審議もなく、町長が同意した。

 関西電力の原発の使用済み燃料は、上関町や山口県とはまったく無縁のもの。上関町をはじめ山口県下のこれまでも中国電力の上関原発建設に反対してきた市民団体が中心となって呼びかけ、中国電力と関西電力の両者宛に「上関の中間貯蔵施設反対」署名に取り組んできた。

 4月16日この日は関電宛の署名を提出した。

 署名263,230筆は、段ボール箱17個に詰めて前日からフェリーで大阪へ運ばれた。署名は台車3台に載せてガードマンに誘導されて関電ビルの2階へ。そこには3人の男性社員が横並びに立っていて長机を二つくっつけた台が2列。その一つの上に、17個の段ボールを並べて置く。原水爆禁止山口県民会議議長の森本正宏氏より、関電広報室エネルギー広報グループ・リーダーの釜江幸慶氏へ提出。関電は人数を5人までと限り、時間も5分間に制限、写真撮影、報道関係はダメ。言いたいことがあれば後日文書でと。代表の5名の意見も聴く姿勢はまったくなし。この間約10分。

 署名提出後の関電前抗議集会では、、原発いらん!山口ネットワーク代表の小中進さんは、関電の傲慢な態度を批判しながら、「上関町でも6割、山口県全体では8割が反対している。署名の重みをしっかり受け止めるよう求めた」「危険がない、安全であれば、この大阪湾に、関西電力管内で出た核のゴミは、この関西電力管内で処理をすべきではないでしょうか。関西の皆さんにも、今回のこの申し出を機会に、この問題を自分たちの問題として捉えていただきたいと思います」と述べた。

 また、山口県からは、以下の発言もあった。
・昨年9月から今年1月までの5か月間での署名活動で、中国電力宛には2月7日に275,043筆の署名を提出した。
・上関は生物多様性の宝庫。環境省は生物多様性を保全するのは国家戦略としながら、調査の予算もつかないのに、中間貯蔵は何も分からないうちから交付金。自然豊かなところにしわ寄せをする。
・上関原発に反対して43年。金、権力、圧力で地域破壊をされてきた。
・関西で使った電気のゴミをなぜ山口県の自然豊かな上関に押し付けるのか。

 なお、関電前には大阪、京都などから市民グループの皆さんが駆けつけた。

【参考】小中進(こなかすすむ)ブログ → こちら
【参考】録画 関電本店前 上関町「中間貯蔵施設」反対行動 / たぬき御膳のたぬキャス→こちら

【付 関西電力グループ行動憲章】こちら
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3.適正な情報開示・管理と対話

 関西電力グループは、事業活動に社会の声を的確に反映させるとともに、適時的確な情報公開・発信や、社会のみなさまとのコミュニケーションを一層推進し、社会に対する説明責任を誠実に果たすことを通じて、透明性の高い開かれた事業活動を行います。また、個人情報をはじめとする各種情報を適正に管理します。

(一人ひとりの行動規範)

社会のみなさまとのコミュニケーションを積極的に行います。
・社会のみなさまへの情報提供や、事業活動をご理解いただく活動を公正に行います。
・事業活動に対して、お客さまや社会のみなさまが抱いておられるご意見・ご要望等を幅広く収集し、それを社内で共有し業務改善につなげます。
・個人情報、お客さま情報、企業秘密等は適正に管理します。
・業務に関する記録は厳正に取り扱います。
・業務運営上の不具合が発生した場合は、迅速かつ的確に事実を報告します。
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◆112◆←←関西電力 闇歴史→→◆114◆(未)】

◆関西電力 闇歴史◆112◆

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◆2024年4月、電事連会長、再び中部電力に
 背景に関電主導のカルテルについての「恨み」「不信感」

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 電力大手10社でつくる電気事業連合会(電事連)の会長職は1952年の発足以来、事業規模が大きな東京電力、関西電力、中部電力の「主要3社」で担当してきたが、2020年3月、九州電力の池辺氏が3社以外で初めて就任した。池辺氏は2023年に退任する運びだったが、大手電力によるカルテルや新電力の顧客情報を不正に閲覧するなどの問題が発覚して、なり手がなく、異例の4年目に入っていた。東電は事実上国有化され、関電はカルテル主導、中部電力はガスの販売で独禁法違反を指摘されている。盟主不在で後任選びが難航、電事連の影響力の低下を示した。

 2024年は関電が会長職に意欲を示していると言われていた。電事連は2025年の大阪・関西万博にパビリオンを出展する計画で、「おひざ元」の一大イベントを会長として迎えたいのでは…という声も業界内で聞こえたという。

 しかし、カルテルを主導したとされた関電が、課徴金減免制度リーニエンシー)にもとづいて調査前に自ら違反を申告して処分を免れたことから(◆024◆)、他社から「関電の会長就任は時期尚早」などの声が出ていた。カルテル事件で、関電に対する各社の不信感、感情論があったという。報道では「関電の下ではまとまれない」という声も紹介されている。

◆111◆←←関西電力 闇歴史→→◆113◆

◆3/8 第40回口頭弁論の報告

 2024年3月8日(金)に京都地裁で第40回口頭弁論が開かれました。
模擬法廷&報告集会は、弁護士会館の地階ホールで行いました。
参加者(弁護団、原告、傍聴など)総数は、70名ほど。
事前のお知らせチラシ→こちら

  • 恒例の裁判所周辺デモは25人でしたが、賑やかでした。開廷前デモ、法廷傍聴、模擬法廷、報告集会にご参加の皆さまは、たいへん御苦労様でした。以下、吉見さん撮影。
     
    ▼開廷前のデモ

  • 原告席…14名で募集し、14名の申込を受け付けました。
  • 傍聴席…コロナ禍による制限がなくなり、全席およそ90席が使えるようになっています。今回、抽選にはならず、傍聴席のうまり具合は4分の3程度でした。
  • この回は、京都民医連あすかい病院の院長(内科医)、中川裕美子先生が、原発事故避難について、コロナ感染状況との関係で医療現場に特有の問題点などについて陳述。原発事故が起こった際の避難の困難性を陳述されました。弁護団からは準備書面で、2024年元日の能登半島地震について、これまでの原告の主張が裏付けられたと主張しました。
    → 原告提出の書面(弁護団の準備書面ほか)は→ こちら
    中川裕美子さんの口頭弁論要旨 は→こちら[217 KB]
  • 被告の国からは、深層防護についての準備書面が提出されました。こちら[564 KB]
  • 閉廷後、今後の進行協議(裁判所、原告、被告の弁護団代表による)がありましたが、証人調べについて協議が長引き、報告集会は先に終了しました。今後の日程は弁護団全体での確認後、公表されます。2012年以来の裁判もいよいよ終盤となってきました。
  • 報告集会の様子

    ▲▼原告として意見陳述をした中川裕美子さんの報告

  • カンパ…参加者の皆さまからカンパをいただきました。感謝いたします。
    ・金額は、その都度、会場ですぐに計算して報告できていませんが、最近は以下の通りです。
    ・2023年:3/2…21,683円、 6/1…44,572円、9/21…34,091円、12/20…25,631円
    ・2024年:3/8…30,921円

◆3/8 第40回口頭弁論 原告提出の書面

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【原告】裁判資料ーー今回の準備書面、意見陳述 → このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの準備書面、意見陳述は → こちらのページから。
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【原告】裁判資料ーー今回の証拠説明書と書証(甲号証)→ このページでは以下にリンクを掲載。
    前回までの証拠説明書と書証は → こちらのページから。
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証拠調に関する意見書[156 KB](2024.3.1)


第106準備書面[264 KB] 関係]甲第647~634号証の証拠説明書[179 KB]
(2024年3月6日)

甲第647号証[4 MB]…原子力災害対策指針を見直しへ…でも規制委は大幅変更を否定 能登半島地震で「避難の前提」総崩れになったのに:東京新聞 TOKYO Web
甲第646号証[836 KB]…能登半島地震の全壊住宅8795棟に 熊本地震を超える _ 毎日新聞
甲第645号証[3 MB]…【前編】令和6年能登半島地震 建物被害の特徴は?首都圏のリスクは? _ NHK
甲第644号証[7 MB]…迫る「発生後72時間」の意味 脱水、体温、ストレス…専門家の見方 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル
甲第643号証[9 MB]…能登地震、犠牲者の9割が家屋倒壊…専門家「阪神大震災と同様に多くは窒息死か」 _ 読売新聞
甲第642号証[6 MB]…珠洲原発を止めて「本当によかった」 無言電話や不買運動に耐えた阻止活動28年の感慨:東京新聞 TOKYO Web
甲第641号証[7 MB]…孤立集落の人数把握、道路寸断で難航 復旧進むと解消、データで鮮明 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル
甲第640号証[95 KB]…新聞記事(読売新聞)
甲第639号証[209 KB]…石川県能登地方で発生した地震による志賀原子力発電所の影響について
甲第638号証[393 KB]…新聞記事(東京新聞)
甲第637号証[196 KB]…インターネット記事(NHK)
甲第636号証[117 KB]…新聞記事(読売新聞)
甲第635号証[138 KB]…インターネット記事(テレ朝)
甲第634号証[304 KB]…新聞記事(東京新聞)


第105準備書面[226 KB] 関係]甲第633~632号証の証拠説明書[79 KB]
(2024年3月1日)

甲第633号証[217 KB]…口頭弁論要旨【確定】(中川裕美子さん)
甲第632号証[835 KB]…原子力災害対策編に係る関係細部計画-原子力災害避難計画


◆3/8 第40回口頭弁論のお知らせ

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・開廷前の裁判所周辺デモを行います。
・模擬法廷、閉廷後の報告集会は、★弁護士会館★地階ホールとなります。
(弁護士会館は、地裁構内、南東角です)

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◆裁判所にお越しください!
・・2012年11月29日提訴以来の長い裁判も、ようやく先が見えてきました。すでに主張すべき点は終わりに近づいていて、証人尋問など、今後の展開に移る段階になっています。
憲法とそれを支えるべき裁判官の良心と勇気に期待して闘っていますが、裁判官を動かすのは、裁判に多くの人が注目していることを示す運動と世論です。皆さまの、目に見える応援が力になります。3月8日には、どうぞ裁判所にお越しください。

◆原告から
・京都民医連あすかい病院の院長(内科医)、中川裕美子 先生が、原発事故避難について、医療現場に特有の問題点などについて陳述。

◆弁護団から
・本年元日の能登半島地震に関連して…地震の予知はできないこと、想定外のことが何処でも起こること、原発事故が起こった場合は避難が困難であること、などを主張。

◆タイムテーブル
12:10…裁判所構内の南東角、弁護士会館の玄関前に集合
12:15…裁判所周辺の定例デモに出発。13:00頃まで
13:45(見込み)…傍聴券の抽選リストバンド配布開始。
 地裁北玄関前。傍聴は誰でも参加可能
14:00(見込み)…裁判所による傍聴席の抽選リストバンド配付終了
 直ちに抽選→傍聴券の配布抽選にもれた方、入廷を希望されず模擬法廷に参加される方は
 14:30までに弁護士会館(地階ホール)の模擬法廷へどうぞ
14:30…開廷、弁論開始。同時刻に模擬法廷も開始
15:45頃から…閉廷後、弁護士会館(地階ホール)で報告集会。30~60分程度

裁判に参加する方法…以下、三つの方法があります。
原告の皆さまは下記、[1] 原告席か、[2] 傍聴席か、[3] 模擬法廷のいずれかでご参加ください。
原告でない方は、[2][3]でご参加ください。

[1] 原告席…法廷の中で柵の内側に、原告として入ります。
被告「関電、国」の正面に座ります。
・原告団が氏名を裁判所に通知します。
【いつもメールによる連絡を受け取っている原告】 2/22頃にメーリングリストにより案内メールをお送りしますので、それを受信されてから、返信として申込ください。
【いつも郵送による期日案内連絡を受け取っている原告】 原告席での参加を希望される場合は、2/28(水)までに事務局宛ご連絡ください。
・コロナ以前は合計35名ほどの原告が参加できましたが、今回は、14名程度となります。
・定員に達するまで、先着順で受け付けます。

[2] 傍聴席…法廷の中で柵の外側。88席あります。
傍聴席に座るには、裁判所が抽選を行います。
傍聴希望者が少なかった場合は、抽選はありません。
・13:45~14:00(見込み)の間に、京都地裁正面玄関前で、抽選リストバンドが配布されます。
・傍聴席は、原告でない方も、誰でも抽選によって参加することができます。
・傍聴席に入ることができなかった場合、または、最初から法廷に入ることを希望されない場合は、次項に記載の模擬法廷にご参加ください。

[3] 模擬法廷…弁護団が用意します(法廷と同じ14:30開始)。そこに参加するには
★弁護士会館★地階ホールへ、直接おこしください。
・法廷よりもわかりやすく、弁護団が解説します。
・事前に提出されている被告(国や関電)側の書面があれば、その解説も行います。

◆報告集会の開催
・法廷の終了後、★弁護士会館★地階ホールにて報告集会を開催します(16:15頃から)。
・裁判の進行などを、弁護団から説明いたします。裁判に関するご質問などもどうぞ。
・コロナ禍の状況によっては、報告集会自体を取りやめる可能性もあります。その場合は、あらかじめ原告団Webサイト(「京都脱原発原告団」で検索可)に掲載します。
・電話でのお問い合わせは、090-5660-2416(吉田あて)。