原告団総会」カテゴリーアーカイブ

◆6/10 第11回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と、6月10日(土)ハートピア京都(京都市中京区)と、オンラインZoomの併用で、第11回原告団総会を開きました。Zoom併用の総会は、昨年に続いて3回目でしたが、世話人や、Zoomに明るい原告らに全面的に支援してもらい、無事に終了しました。

◆石橋克彦先生のご講演は、熱のこもったもので、90分の予定が110分ほどになりました。
正式のタイトル……日本は「原発震災」を再びまねく

節度の欠落、大自然の神様、大余震、科学者の社会的責任、自立した地域社会、脱成長などのキーワードが、今日の日本社会を厳しく批判する内容になっていたと思います。石橋先生の講演は、録画しそこないました。すみませんでした。

原告団Webサイトに、当日の配付資料、石橋先生の講演レジメなどをアップしています。講演レジメは、当日に配布したのは暫定版でしたので、翌日、先生から送っていただきました完全版を公開しています。

◆参加者数…会場に63名、Zoomで30名。計 93名。昨年とほぼ同規模。

◆カンパ額…41,599円。
多額のカンパ、ありがとうございました。

▼石橋克彦先生(左手奥)のご講演

▼弁護団からの報告。渡辺輝人弁護士

◆6/4 第10回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と、6月4日(土)ハートピア京都(京都市中京区)と、オンラインZoomの併用で、第10回原告団総会を開きました。Zoom併用の総会は、昨年に続いて2回目でしたが、世話人や、Zoomに明るい原告らに全面的に支援してもらい、無事に終了しました。

◆当日の参加者数は、会場参加およそ50名、Zoom参加およそ50名。

◆この総会で、竹本修三・原告団長の退任が確認されました。竹本団長は、体調不良のためご本人およびご家族からの申出により、退任されますが、この日は奥様とご一緒におみえになり、退任のご挨拶がありました。竹本団長には、10年にわたって原告団長の重責を担っていただき、ありがとうございました。皆さまの拍手で、労をねぎらいました。原告団世話人会からは、世話人の赤松純平がご挨拶いたしました。

◆総会の記念講演は、元原子力規制委員会委員長代理の島崎邦彦先生で、大飯原発をめぐる基準地震動、入倉・三宅式の問題を鋭く指摘されました。難しい話ではなくて、よく理解できたという声がいくつか届いています。たいへん好評だったと思います。3・11大津波の対策を邪魔した人々という一般書を出したいとのことで、それに期待する書き込み(Zoomのチャット)もありました。また、「入倉・三宅式」批判は、既に『科学』に掲載、今後、わかりやすく書き直す必要があるとのことでした。

◆受付配付資料冊子「原告団からの報告+ご講演レジメ」は、以下からダウンロードできます→ こちら[4 MB]。「原告団世話人会から報告など」のパワーポイントのファイル(冊子の内容をわかりやすくしたもの)も、ダウンロードできます→こちら pptx[37 MB] PDF[5 MB]

◆「311子ども甲状腺がん裁判」を全国で支援し、勝利しよう~~の特別決議は、採択されましたので、裁判を支援する賛同団体に登録します。

◆7/3、第9回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と、7月3日(土)ハートピア京都(京都市中京区)と、オンラインZoomとで、第9回原告団総会を開きました。

◆総会案内のクロネコメール便…発送数は 2,766通。不達戻りについては、今後、メールや郵便で、住所変更の問い合わせをします。

◆当日の参加者数は、会場参加40名、Zoom参加35名。今回は、コロナ下でもあり、原告以外に積極的な宣伝をしてこなかったので、数は少なくなりました。ただ、7/3総会当日は、関電が大飯原発3号機の運転を再開することになり(一次系スプレー配管の損傷で昨年から配管取り替え工事をしていた)、京都からの抗議行動参加者は早朝よりマイクロバスでおおい町に出かけたりしていますので、その影響もあったと思われます。

◆Zoom参加者の数は注目できる水準でした。設定上で不案内な点が多々ありましたが、世話人のかたや原告らに全面的に支援してもらい、うまくいきました。今回の総会は、今後の総会運営(Zoom併用での開催)の糧になると思われます。

◆総会の記念講演は、避難問題にテーマにした内容で、3月の水戸地裁判決との関係でとくに時宜にかなったものでした。講師の池田豊かさんは、現地を地道に調査して避難の困難性、自治体行政のあり方を問題視されてきました。そうした問題意識がよく理解できる内容でした。

◆会場でのカンパ集約は、3万円ほどでした。オンライン参加の方からもカンパを出してもらえる方法があると良いのですが(^ ^;;

◆受付配付資料、講演(池田豊さん)の講演資料は、原告団Webサイトからダウンロードできます→ こちら

◆汚染水海洋放出反対の決議文は、(1)内閣総理大臣 菅義偉 様、(2)経済産業大臣 梶山弘志 様、(3)環境大臣 小泉進次郎 様、(4)東京電力ホールディングス株式会社 代表執行役社長 小早川智明 様あてに送付済み。

◆なお、原告の方が、オーストラリアの知人に決議文を送られたとのことで、以下の返信メールが来たという報告がありました。
*****
福島原子力発電所に関する最新情報をありがとうございます。
この情報を、賛同してくれそうな多くの人に伝え、決議文のコピーをメールで回覧しました。この訴訟の原告団総会の決議文を翻訳したものは、重要な問題点を明確にしていますね。
*****

◆講師の池田豊さんより
・講演の機会をいただき、大変感謝しております。
・現在全国の立地・周辺自治体にある自治体問題研究所に呼びかけて、避難計画に関する自治体調査を実施する計画を進めております。何とか年内にはまとめられるようにしたいと考えております。その時はご連絡させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

◆感想、意見など
・行きたかったのですが、高齢の母の中距離介護もしているのでZoom参加にさせていただきました。たいへん学ぶことの多い総会でした。
・私も母の介護で世話人として何もできず、申し訳ありません。避難について、大変勉強になりました。今回のZoom、会場に行けない場合、便利でとても良かったと思います。Zoomについては、感じ方に個人差があるようですが、私は全然違和感なくエンジョイしてます。その場にいるような臨場感があります。
・日頃のご尽力に感謝し敬意を表します。昨日の総会にZoomで参加しました。記念講演は、行政現場の視点からの説得力のある内容で、たくさんのことを学ばせていただきました。一緒に聴視した家族の参加申込書を添付します。


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◆7/3、第9回原告団総会、当日配付資料などのダウンロード

(1) 当日の配付資料は、以下にPDFファイルで公開し、すべての原告や関心のある方々にダウンロードしていただけます。ただし、会計報告のページのみ白紙にしていますので、原告の方で、会計報告を見たいという方は、個別に原告団事務局にメールなどでご請求ください。
こちら[2 MB]。ファイル名は「2021-07-03–Web2.pdf」。

(2)記念講演の資料も、同様にダウンロードしていただけます。
こちら[7 MB]。ファイル名は「ikdedaorg–2021-07-03.pdf」

◆7/3、第9回原告団総会、Zoom参加について

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7/3 第9回原告団総会 オンライン参加について
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◆今回の原告団総会は、ハートピア京都の会場と、Zoomミーティングのオンライン配信の両方で開催します。オンラインで参加するには、以下のアドレスにアクセスしてください。
→ https://us02web.zoom.us/j/89707259148?pwd=TjMvWU1OVTEwQUtaNlIzRnlVaFdRUT09
(上記アドレスでは、ワンクリックでアクセスできますが、ミーティングIDとパスコードを入力する場合は、ミーティングID:897 0725 9148、パスコード:20210703 となっています)

◆◆原告団総会の配付資料は、原告団のWebサイトで公開し、すべての原告や関心のある方々にダウンロードしていただけるようにしています。講演者の資料も同様です。ただし、サイトでの公開資料は会計報告のページのみ白紙にしていますので、原告の方で、会計報告を見たいという方は、個別に原告団事務局にメールなどでご請求ください。

◆◆◆原告団総会は、13:30開始、16:30に終了予定です。
Zoom配信は、12:30頃からテストをはじめる予定で、終了は17:00頃の予定です。

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Zoomミーティングに参加する方法
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◆Zoomミーティングに参加する前に、まずZoomをインストールします。

(1) パソコンから参加する場合は、Zoomを事前にインストールする方法と、インストールせずにブラウザ(Internet ExplorerやChromeなど)から参加する方法がありますが、ZoomをPCにインストールした方が簡単で便利に利用できます。以下から、無料アカウント登録を行います。
→ https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

(2) スマートフォンやタブレットで参加する場合は、初回のみまずZoomアプリをインストールする。
→iPhone、iPad の場合…https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307
→Android の方の場合…https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings&hl=ja

(3) 以上のくわしい説明は、下記サイトを参照ください。
→ https://www.crie.co.jp/setouchi/column/409/

◆◆Zoomのインストールが完了したら

(4) 以下のURLをクリック。
→ https://us02web.zoom.us/j/89707259148?pwd=TjMvWU1OVTEwQUtaNlIzRnlVaFdRUT09

(5)「ミーティングを起動」または「Zoom Meeting を開く」をクリックすると、Zoomミーティングに参加できます。

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オンライン参加についての注意点
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(1) 講演中は、参加者の皆さまのマイクは、ミュートにさせていただきます。

(2) Zoom画面は、スピーカービューでご覧いただくと(画面右上で選択)、発言者が大きく映ります。

(3) 講演内容について質問のある方は、チャットで意思表示をお願いします。
司会から指名させていただきますので、マイクのミュートを解除してお話しください。
ただし、質問は会場を優先させていただきますので、ご容赦ください。
(チャットにお書きいただければ、後で当方で確認できます。)

(4) 講演や、原告団からの報告についての感想やご意見は、チャットで提出してください。 終了後、しばらくの間、Zoomを接続したままにしておきます。

(5) 原告団事務局からの報告、大会スローガン、汚染水放出反対の特別決議は、参加者の皆さまの多数の賛成で採択します。
オンライン参加者は、画面下のメニューから「リアクション」を選択していただき、「手を挙げる」「拍手」「いいね」などを選択して意思表示をお願いします。

(6) この原告団総会は、記録のため録画しています。不都合がある方は、カメラをオフにするなど、ご注意ください。

(7) チャットとは
・マウスを画面下に移動すると、メニューが表示されます。画面下に表示されるメニューの「チャット」というボタンを押します。
・画面右側にチャット画面が表示されます。
・右下の「ここにメッセージを入力します」という箇所にメッセージを入力します。
・パソコンの[Enter]ボタン を押すと送信されます。

◆第8回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と
6月27日(土)ハートピア京都(京都市中京区)で第8回原告団総会を開きました。

◆新型コロナウィルス感染を防ぐために,200人の会場でしたが,参加者を半分程度とし,事前の宣伝などを控えました。その結果,参加者は84名でした。Facebookでは,ある参加者の感想として

> 人数調整のために入れない場合も予想していたけれど、そんなことはなく、
> むしろ、参加者が少ないくらい。「コロナ明け」と考えると、こんな感じ
> かな?と、思ったりもあるけれど、少し寂しい感じ。

という書き込みがありました。昨年の総会は200名を越える参加者があったことを思うと,確かにそう言えます。しかし,コロナ下の人数としては,妥当なところに収まったと思います。

◆閉会時に参加者の皆さまから多額のカンパをいただきました。ありがとうございました。

◆プログラム
【1】原告団長の挨拶…竹本 修三 原告団長
【2】弁護団から挨拶…中島 晃 弁護団長代行
【3】弁護団からの報告,裁判の経緯と今後の見通し…渡辺 輝人 弁護団事務局長

【4】記念講演…石原 和弘 先生「日本の火山噴火予知の現状」

【5】原告団・世話人会からの報告…吉田 明生 原告団事務局長
【6】会場からの意見,アピールなど意見交換。世話人会からの報告の確認


◆受付配付のPDF資料…出口治男弁護団長の挨拶のほか,原告団・世話人会からの報告など。
 
2020年総会資料[612 KB]


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◆第8回原告団総会のお知らせ

京都脱原発原告団…大飯原発差止訴訟[京都地裁]…は,
下記のように2020年原告団総会を開きます。
 
●日時と場所
 6月27日(土)13:30~
 ハートピア京都(京都市営地下鉄 烏丸線「丸太町」駅下車すぐ上)
●記念講演…当初予定は,下記のお二人でしたが,②島崎邦彦さんの講演は取りやめ
 講演① 石原和弘さん「日本の火山噴火予知の現状」
 講演② 島崎邦彦さん「大飯原発と熊本地震」……取りやめ
 

総会は規模縮小などの対応で開催

    • 新型コロナウィウルスの影響により,社会的な活動全般が抑制されていますが,原告団世話人会としては,以下の対応の元で,原告団総会を開催します。
    • 参加者は先着100名。会場のハートピア京都のホールは,200名定員ですが,参加者を制限させていただきます。別に講師,弁護団,世話人用などに20名程度までの椅子,机を用意します。
    • アルコール消毒。1階正面玄関入口に会館備え付けのものがあり,別に会議室前に置くものは一つ貸してもらえますので,その使用を徹底します。
    • マスク着用。ホール入口で目視チェックするとともに,熱がないことを口頭で確認します。
    • 時間を短縮。記念講演は,石原先生と島崎先生のお二人を予定していましたが,石原先生お一人になります。島崎先生は,来年の総会などまたの機会とします。その分だけ,全体の時間を当初予定より短縮します。13:30開会,16:30閉会。
    • 総会後の懇親会は行いません。

【特別のお願い】

    • 発熱や風邪のような症状のある方,体調不良の方は,参加をお控えください。
    • マスク着用は,厳守してください。咳エチケットの励行をお願いします。なお,ハートピア京都でのマスク販売はありません。
    • ・手指の消毒,うがい,手洗いの徹底にご協力ください。

 
【チラシPDF】こちら[829 KB](ファイル名:2020-06-27-sokai)。以下のチラシにある島崎邦彦さんの講演は取りやめとなりました。
 

◆第7回原告団総会の報告


◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と
6月1日(土)ハートピア京都(京都市中京区)で第7回原告団総会を開きました。
◆参加者は227名でした。
◆閉会時に参加者の皆さまから多額のカンパをいただきました。ありがとうございました。
◆もくじ
【1】原告団総会の全体的な内容こちら
【2】弁護団報告の概要…渡辺 輝人 弁護団事務局長こちら
【3】当日配付資料…PDFファイルこちら
【4】樋口英明元裁判官の講演を聴きました…増尾誠さんのメモこちら
(「原告団総会のお知らせ」チラシなど→こちら
(以下,写真はおもに和田美登里さん撮影)


【1】原告団総会の全体的な内容

  • 原告団長の挨拶-講演者の紹介をかねて…竹本 修三 原告団長
  • 記念講演…「原発裁判と裁判官の責任」元福井地裁裁判官 樋口 英明 さん
  • 京都地裁の大飯原発差止訴訟について
    • 弁護団より挨拶…中島 晃 弁護団長代行
    • これまでの裁判の経緯と今後の見通し…渡辺 輝人 弁護団事務局長
  • 原告団・世話人会から
    • 報告とアピール,総会スローガンの提案…吉田 明生 原告団事務局長
  • 原告の皆さまからのご質問,ご意見など
  • 世話人会からの報告や総会スローガンの確認

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【2】弁護団報告の概要…渡辺 輝人 弁護団事務局長

(以下,撮影は和田美登里さん)


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【3】当日配付資料…PDFファイル

→ 2019年総会配付資料[636 KB](A4で19ページ。会計報告ページは略)
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【4】樋口英明元裁判官の講演を聴きました

増尾誠

 大飯原発再稼働差止め判決を出した樋口元裁判官が、6月1日に京都地裁大飯原発差止訴訟第7回原告団総会で「原発裁判と裁判官の責任」の題で講演されました。会場のハートピア京都の大会議室(定員200席)は補助いすが出るほどの超満員でした。大変良い講演でしたので少し紹介します。

原発差止訴訟で地震を理由として差し止めを認めたのは、樋口裁判長と大津の山本義彦裁判長の二人だけで、止めなかったのは15人にもなるが、この違いは原発の怖さを心底知っていたかどうかだと云ってました。樋口さんは、温厚な語り口で、伊方のように高度な専門技術訴訟としてのつじつま合わせの先例に習う必要はなく、社会通念としてのものの道理にかなっているかで判断されるべきだと語っています。この判決が圧力に屈することなく特別に勇気あるものなどという評は全くの見当違いで、いかに「当たり前」の結論であるかを平易に説明してくれました。

原発の耐震強度は大飯の設計基準では建設当初は405ガル(稼働中の現在でも856ガルにすぎない)でしたが、実際に観測された我が国の記録では4022ガル(宮城内陸地震2008)を最高に、1000ガルを超えるものも多数あります。東日本大震災では宮城県で2933ガルが観測されていますが、震源地から離れている福島第一原発では600―700ガルでそれほど揺れていないのに、この大参事です。

ところで、三井ホームの耐震基準は5115ガル、住友林業は3406ガルだそうです。それに、住宅メーカーは何十回となく実験をしており、机上の空論でコンピューターに数字を入れているのと違います。だから原発より一般住宅の方が安全です。容認派の理論の強振動予測理論などによる「大飯には700ガル以上は来ません」などというのは全くの仮説にすぎず、考慮するに値しない。

裁判官の伝統に反して、高裁で破られた自分の判決の中身について裁判官を辞めた後で話をするのは、これが普通の事件でなく、国の存続の問題であり、その危険性を知ってしまった以上はそれをしゃべるのが私の責任だと云ってました。

その他、最高裁の裁判官になる人かどうかは経歴を見ればわかる(定年までの40年ほどのうち、裁判官としては20年以内だけで、法務省などに出向した人)などなど盛り沢山でした。

この論旨は、岩波の世界2018.10月号(p.58-69)に載っていますが、その中の一文「多くの原発が自分が住んでいる家や自分の勤めている会社のビルよりも弱いということ、そしてその根拠が不可能とされる地震予知に基づくものであることは、間違いなく電力会社が最も国民に知られたくない情報である」はなかなか説得力あります。

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◆第7回原告団総会のお知らせ

京都脱原発原告団…大飯原発差止訴訟[京都地裁]…は,
下記のように原告団総会を開きます。
●日時と場所
6月1日(土)13:30~
ハートピア京都(京都市営地下鉄 烏丸線「丸太町」駅下車すぐ上)
●記念講演
「原発訴訟と裁判官の責任」
元福井地裁裁判官 樋口英明 さん
●チラシPDFは→こちら[436 KB](ファイル名:2019-06-01-sokai)。

◆第6回原告団総会の報告

◆京都脱原発原告団は,「原発の再稼働を許さず,すべての原発を廃炉に」と7月22日(日)ハートピア京都(京都市中京区)で第6回原告団総会を開きました。
◆参加者は154名でした。
◆閉会時に参加者の皆さまから多額のカンパをいただきました。ありがとうございました。

(「原告団総会のお知らせ」チラシなど→こちら

【竹本修三・原告団長】

  • 開会挨拶と講演の講師紹介。くわしくは→こちら

【平原和郎・京大名誉教授】

  • 「地震予知連会長に聞く日本の地震予知の現状」と題して講演。2011年の東北地方大地震においてプレート境界で50メートル以上滑ったのは予想外であったこと,南海トラフの大地震には火山災害なども重なる可能性があるが,確度の高い地震予知はかなり難しい現状を指摘しました。また講演後,参加者からの質問に答え「災害列島の日本では多くの研究者は,原発はない方がよいと思っているのでは」などと述べました。

【休憩時間中に紙芝居を上演】

  • 原告団作成の『なくそう げんぱつ』
  • ネット上でご覧いただけます。→こちら

【渡辺輝人・弁護団事務局長】

  • この訴訟は大飯原発1~4号機の運転差し止めを求めたものであるが,すでに1~2号機の廃炉が決定しており,半分勝訴していることを評価すべきだと述べました。この廃炉は,多くの脱原発裁判,粘り強い市民の運動,世論の成果と強調。原告3323人ののうち8割をしめる京都府民が,大飯原発の過酷事故では避難が困難であることを追及していきたいと主張しました。

【中島晃・弁護団長代行】

  • 新聞コラムを引用し「法治国家」の崩壊,「放置国家」「呆痴国家」の出現を警告。裁判の勝利をめざそうと訴えました。

【福山和人・弁護士】

  • 3月の府知事選挙の候補者として奮闘しながら,選挙のときに配付した「クリーンな自然エネルギーで元気な京都を」というチラシを紹介(当日資料で配付)。新しい社会をつくっていこうと訴えました。

【島田広・弁護士】

  • 「福井から原発をなくす裁判の会」の弁護団長として,7/4,名古屋高裁金沢支部による不当な判決を強く批判し,最高裁に上告したかったが,断念した思いを語りました。
  • くわしくは→こちら

【吉田明生・原告団事務局長】

  • この間の裁判の経過,原告団の活動,会計報告,総会スローガンの提案を行いました。その後,会場からの質疑応答,アピールなどがあり,最後の総会スローガンなどを了承して,閉会しました。
    • 原告団・世話人会からの報告→こちら
    • 第6回原告団総会のスローガン→こちら
    • 書籍や資料など→こちら
    • このあたりプレートについて→こちら

  • 総会のときに受付で配付しました資料は,若干の残部があります。原告の方で,ご希望の方にはお送りしますので,事務局 「 kyotodatsugenpatsubengodanアットgmail.com 」(「アット」は「@」に変更してください)にご連絡ください。

【補足…おもな質問】

  • 非常に専門的な講演で,素人にはとても難しいものでした。結局は,全庁的な現象も殆ど確実なものはないと,ということが結論でしょうか?
    となると,地震がいつ起こってもよいような対策を進めていく以外ないと思われますが,今回の西日本暴雨は地震ではありませんでしたが,大規模な土砂崩れが各地に多発し,特に電車の電車の線路の地盤がくずれると,生活物資も送れないし,人々の日常生活もできなくなる事態を見て,地震の時でもこのような土砂くずれが多発すると思われますが,このような危険な線路は日本に多くあるのではないでしょうか?
    このようなことに対しての対策は,どうすればいいのでしょうか? 先生のご専門とははずれたものですが,何か提言があればお願いします。
  • アスペリティの挙動を考えると,地震の予知さらに耐震設計は不可能で,原発は安全であると証明できないと考えて良いですか。

【補足…おもな感想】

  • 大変勉強になった総会でした。学習会の内容についてはじっくりゆっくり再学習自習をしなければなかなか頭に入らないので,自宅で頑張ります。若狭の方々が奮闘されたのに最高裁への上告をやめたこと,勇気あることだと思いましたが,報告を聞いて裁判官の事も知ることが出来,権力のおそろしさも感じます。森友,加計が,又日報や報告書のかきかえが罪にならない一方で,国民の要望にこたえない権力側のことをよく学習することが,これからもっと重要だと思いました。毎週金曜の関電スタンディングアピールにぜひ皆さん参加してもらいたいです。送電線学習会,残念な事に参加出来ません。又昼間の企画もお願いします。…H.Yさん(下京区)