◆関電と原発 memo No.15–脱原発おすすめの本 & 原発広告 & 東京オリンピック

▼『ストップ原発』(全4巻)

  • 大月書店、A4判、各40ページ。2012年発行。
  • 多くの漢字にルビが付いているので、小学生でも楽に読める。第4巻をふくめてカラー図解、カラーイラスト、カラー写真で紙面がきれい。
  • とくに、第4巻の「原発はもうかるビジネス」では、総括原価方式の説明があったり、「原発にたよらない町づくり」「電気をへらして楽しいくらし」「電力会社が広告を出す理由」などのページもある(現状に合わないと記述も見られるが)。
  • 京都市図書館に所蔵あり。

▼『ストップ原発』第4巻
~「原発は安全」「原発は必要」という広告~

(「天野祐吉のBlogあんころじい」などを参考)

「着古したセーターでもちょっと手を加えれば新品同様。ウラン燃料もくり返し使えます」(電気事業連合会1985年7月)
 

「原発からの放射線量は自然放射線の20分の1以下です」(電気事業連合会1983年1月)

▼『東京五輪がもたらす危険』

  • 東京五輪の危険を訴える市民の会[編著]渡辺悦司[編集]
  • 緑風出版、A5判、216ページ。2019年発行。1800円+税。
  • 内容…東京オリンピックの開催が、参加するアスリートや観客・観光客にもたらす放射線被曝の恐るべき危険性を警告する!
  • 第1部 東京五輪の危険を警告して発言する科学者・医師・市民…雁屋哲、石津望、渡辺悦司、IPPNWドイツ支部、梶川ゆう、桂木忍 川崎陽子、石津望、小出裕章、ノーマ・フィールド、村田光平、山田知惠子、岡田俊子、柳原敏夫、山田耕作、落合栄一郎、矢ヶ崎克馬。
  • 第2部 東京五輪での被曝が危険なこれだけの根拠…渡辺悦司、本行忠志、山田耕作、藤岡毅、大山弘一、鈴木優彰、下澤陽子、大和田幸嗣。
  • 第3部 避難者たちが体験した被曝影響と症状…三田茂、渡辺悦司、斉藤さちこ、福島敦子、羽石敦、下澤陽子、園良太、鈴木絹江。
  • 京都市図書館に所蔵あり。

▼『フクシマ事故と東京オリンピック』

  • 小出 裕章 (著)
  • 径書房、四六判、152ページ。2019年発行。1、600円+税。
  • 「罪のない人を棄民したまま『オリンピックが大切』という国なら、私は喜んで非国民になろう」──悔恨と怒りの思いを4600字余の言葉に込めた覚悟のメッセージ。 59頁の写真図版と7つの言語で世界に告発する、原発事故9年目の実情と東京五輪という犯罪的愚行。
  • 今、私たちがやるべきことは五輪ではない! ──オリンピックは、いつの時代も国威発揚に利用されてきた。近年は、箱モノを作っては壊す膨大な浪費社会と、それにより莫大な利益を受ける土建屋を中心とした企業群がオリンピックを食い物にしてきた。しかし、今もっとも大切なのは、「原子力緊急事態宣言」を一刻でも早く解除できるよう、国の総力を挙げて働くことである。フクシマ事故の下で苦しみ続けている人たちの救済こそ、最優先の課題である。──(本書より)
  • 出版の経緯…2018年7月、元京大原子炉実験所助教・小出裕章氏は、ひとりの日本人女性からの依頼を受け「フクシマ事故と東京オリンピック」と題する文章を書いた。その後それは英訳され、同年10月、世界各国のオリンピック委員会などに書簡として送られた。今回、その原稿を基に一部加筆・修正。初めてまとまった形で出版される。
  • 京都市図書館に所蔵あり。