◆原発賠償裁判-京都訴訟の支援
(2014年2月7日)

原発賠償裁判の京都訴訟、2月7日に第一回口頭弁論。
大飯原発差止訴訟の原告にも、支援傍聴を訴えました。

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【原告団MLへ配信(1)】 避難者訴訟の傍聴のお願い

福島から避難されてきた33世帯91名が,昨年9月に国と東電を相手取って損害賠償の裁判を起こしました。 第1回の裁判が下記の通り京都地裁の大法廷で行われますので,皆様ぜひ, 傍聴にお越し下さい。

2月7日(水)午後2時~,京都地裁101号法廷にて。

■集合時刻: 2月7日(金)13:00
■集合場所: 京都地裁(中京区菊屋町)北側正門前 (予定)
 13:00から裁判所北側正門前で抽選のための整理券配布。
 抽選漏れになった場合は,報告集会までの間,その会場(こどもみらい館)
 での待機をお願いいたします。
■京都地裁は京都御所の南,丸太町通に面したところにあります。
■裁判の後,近くのこどもみらい館で報告会&交流会を開催します。裁判の
 内容についてご説明し,原告,弁護団,支援者の皆さんとの交流と意見交
 換の場を設けたいと思います。(裁判が終了後速やかに開催します)
 京都市子育て支援センター こどもみらい館  (京都市中京区間之町通竹屋町下る)

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【原告団MLへ配信(2)】 原発賠償裁判のご案内

原発賠償京都訴訟(認めろ!避難の権利、守れ!子どもの未来裁判)の審理が いよいよ始まります。 第1回期日は、2月7日(金)午後2時から1時間30分の予定です。 ぜひ、多くの方に、傍聴にきていただければと思います。 傍聴にきていただける方は、 支援する会事務局 shien_kyoto@yahoo.co.jp まで連絡をお願いします。 期日後の報告集会への参加についてもお知らせいただくとありがたいです。
昨日の「原告団のお話会」を受けての、福島原告団共同代表の訴えです。
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京都訴訟共同代表の福島敦子です。
宇治公民館で行われたお話会ですが、原告が3人、弁護団から1人、参加者が原 告のお子さんを含め、15名ほどの会になりました。
原告3名の『避難』ひとつとっても、それぞれに違う体験や思いがあって、子供 たちを考える強い気持ちや、汚染地域の人に対する憂い気遣いなどが、よく解 るお話会でした。
共同代表として、希望が持てる裁判にあらためてしていきたいと思いました。 半日、行動を共にできて、原告どうしあるいは、支援の会に入会してくださる 方、足を運んでくださった方がたに対し、とても嬉しく思いました。また、繋 がりに感謝しています。
さて、7日(金)にいよいよ期日が始まります。 13時に地下鉄丸太町駅下車、京都地裁で集合、傍聴券を配ります。お時間があ ればぜひ、傍聴席を埋めつくし、民意を数で訴えていきましょう! いよいよ、関西での賠償訴訟が動き出します。 頑張っていきましょう!!
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【原告団MLへ配信(3)】 原発賠償裁判–京都訴訟支援に対する御礼

 以下,大飯原発差止訴訟の原告団,弁護団にも参加されている方からの報 告を配信して,御礼とさせていただきます。

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■原発賠償裁判・原告団共同代表の福島敦子さんより

 2月7日は、京都訴訟の第1回期日、周知していただきましたおかげで傍聴 席は抽選になりました。 兵庫など遠方からもたくさんの方が応援に来てくださいました。 陳述書は大飯でも苦しみ(笑)、さらに苦しみ、昨日ぎりぎりまで書き上げ たものでした。 陳述書の中に、再稼働を入れたのも、意図があってのことです。 この訴訟は、福島のみならず、多くの被災した方、広がる放射能汚染をどう しても止めなければならない大切な思いが込められたものと感じています。 今後、兵庫、大阪と続きます。 大いに盛り上げていきたいと思います。これからも横につながりつつ、ご支 援のほどよろしくお願い申し上げます。 今回は、足をお運びいただきありがとうございました。
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■原発賠償裁判・弁護団の井関佳法弁護士より

福島からの避難者訴訟の2月7日の第1回弁論では、たくさん傍聴に駆けつけ て頂き、大変ありがとうございました。冒頭、避難者訴訟の共同代表のお二 人(うちお一人は、脱原発京都訴訟の原告団世話人のお一人でもある福島さ ん)が素晴らしい意見陳述され、国や東電を圧倒する中で戦いの火ぶたが切 って落とされました。

避難者訴訟の原告の皆さんは、京都で何もないところからスタートされてい る上、母子避難の方も多く、極めて困難な中で立ち上がられています。 ただ、子どもさんや若いお母さんが中心だからでしょうか、原告団には悲壮 感ではなく、賑やかで楽しいエネルギーがみなぎっています。弁護団も、わ かりやすいだけでなく、涙あり感動ありの充実した法廷にするよう一層頑張 る所存です。

是非、引き続きの強力なご支援を切にお願いさせて頂きます。

次回の法廷は、4月25日(金)午後2時~、次々回の法廷は、7月4日(金)午 後2時~です。 法廷傍聴が何よりありがたく、ご多忙中とは存じますが、是非、次回以降も 法廷傍聴にお越し下さいますようお願いいたします。
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■傍聴席で参加した吉田明生より

 原発賠償裁判(避難者訴訟)京都訴訟(認めろ!避難の権利、守れ!子ど もの未来裁判)の審理が,始まった。今日の午後,京都地裁で,第1回期日。 午後1時から傍聴券の抽選のリストバンドを巻いてもらって,1時間30分頃に また並んで,傍聴券が当たったので,2時から法廷の傍聴席へ。

 最初に,福島から避難してきたお母さん(福島さん)が,陳述。終わると 傍聴席から拍手がおこった。裁判官は容認。次に二人目のお母さん(萩原さ ん)が,陳述。これまた,終わると傍聴席から拍手がおこったが,裁判官は 何も言わなかった。内容で圧倒したのだろう。

 二人のお母さんが余儀なくされた理不尽きわまりない“避難”の物語は, 涙なしでは聞けなかった。そして,二人のお母さんがこれまで流した涙がい かに多かったか,僕の涙なんか雀の涙であろう。

 弁護士による訴状説明プレゼンテーションのあと,弁護団長が意見を述べ た。趣旨としては,福島に残って避難しなかった人がいたからと言って,避 難した人の労苦に誰も責任を持たなくて良いはずがない,償わなくて良いは ずがない。避難せざるを得なかった事情があり,国や東電は,賠償すべきだ。

 裁判後,近くの会場で報告集会が開かれた。たまたま隣に立っていた人ど うしが急に話し始めたのを聞いていて,あれ,関西のアクセントとはかなり 違う! それはそうだろう,避難者の訴訟なんだから,福島,関東の人が多 いはずだ。5時に終了。

 この裁判は,関西では,京都地裁がトップバッターで,つづいて神戸地裁, 大阪地裁でも始まる予定。福井県の原発が事故をおこせば,福島県のできご とは,近畿一円に広まる。大飯原発差止訴訟とあわせて,福島からの避難者 と力を合わせていきたい。京都訴訟の次回期日は,4月25日。また,避難者 を支援する会では,年1000円からの会費で会員を募集している。
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