法廷内外での活動」カテゴリーアーカイブ

◆京都地裁所長あてに,三度目の申入書を提出

申 入 書

2019年7月16日

5月31日に,所持品検査のあり方についての申入書を提出しました。その中において「遅くとも6月末までには文書にて回答してください。」とお願いしましたが,まだ回答をもらっていません。これまで,どのように検討されているでしょうか。

また,私どもの大飯原発差止訴訟では,8月1日午後に,次回の口頭弁論が予定されています。8月1日といえば,猛暑が予想されます。野外での待機では,熱中症などのおそれがあります。とりあえずの措置として,裁判所建物内において持品検査を受けないで待機できるスペースをつくってください。

以上,ご検討いただき,早急にご返事いただきたく,申し入れます。


原告団の申し入れ(1月31日付→こちら
弁護団の申し入れ(3月28日付→こちら
原告団の二度目の申し入れ(5月31日付→こちら

◆京都地裁所長あてに,二度目の申入書を提出

◆点字ブロックの上にある所持品検査の設備(京都地裁)
点字ブロックの上にある所持品検査の設備(京都地裁)


申 入 書

2019年5月31日

京都地裁においては,4月より庁舎に入るときに所持品検査が実施されています。私ども原告団の申し入れ(1月31日付→こちら),弁護団の申し入れ(3月28日付→こちら)は,無視された形になっています。そして5月9日の私どもの裁判期日では,いろいろな問題がありましたので,以下,厳重に申し入れます。

京都脱原発原告団は,累計で3,323名の原告がいます。口頭弁論期日には,原告席に30数名,傍聴席も合わせると100名以上が庁舎に入っています。この人数に対して,所持品検査の体制があまりに貧弱ではないでしょうか。庁舎外に長い行列ができて,待たされました。その日は天気も良くて気温もほどほどでしたから良かったものの,これが,風雨,雷雨,炎暑,吹雪などの悪天候でしたら,庁舎外で長い列をつくったりはできません。

現状では,庁舎内に待機することも可能です。しかし,庁舎内で待機していたとしても,傍聴券の抽選にはずれたら,庁舎を出ることになるので,その場合は,受ける必要のなかった(すなわち,最小限に留めたかった)金属探知機による電磁波検査を受けさせられただけに終わります。検査を受けずに待機できる場所を,庁舎内に用意してください。

傍聴者の中には,高齢で杖を離せない方,車いすの方,松葉杖の方,などもおみえです。裁判所の出入口を一つだけにしてしまっては,そういう傍聴者の移動の負担を増すものです。せめて,閉じられてしまった他の三つの出入口(東側,南側,西側の出入口)も,出ることだけは可能なように改善すべきではないでしょうか。こんなことはすぐにできるはずです。

所持品検査の設備が視覚障害者誘導用ブロックの上に載っている点は,私ども原告の指摘などでご存じかと思いますが,司法記者クラブには通報しました。法の番人が法を犯してどうするのですか。

今回のような所持品検査の必要はまったくなく,裁判を受ける権利の侵害です。長い時間をかけて,無駄な作業をしただけです。私どもからみると,裁判所がさらに遠のいた感じです。当日の法廷内,傍聴席は不機嫌な空気が充満していました。裁判所が始めた所持品検査には,あくまで反対ですが,上記のように改善することができる点は,いくつもあるはずです。

以上,ご検討いただき,遅くとも6月末までには文書にて回答してください。


◆司法記者クラブでは,点字ブロックの上にものが載っている状態は直ちに違法ではない,係員もいることだし,と聞きました。しかし,どこでも点字ブロックの上はあけておきましょうというのが常識であり,そうした感覚からすれば,おかしいと思います。係員がいるといっても,混雑しているときに機能するとは思えません。
◆以下は,町で見かける黄色い視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)の状態です。車イス用の通路確保とともに,保護されています。自転車などの駐輪を防ぐための赤いコーンが置いてあります。


◆朝日新聞にも投稿,6/5に掲載されました。

京都地裁は4月から来庁者を対象に所持品検査を実施しています。複数あった出入り口も1カ所に限定。私が事務局長を務める京都脱原発原告団と弁護団は、裁判を受ける権利の侵害であるとして検査中止を申し入れました。
先日は100人超の関係者が来庁、検査待ちの長い行列が庁舎外にできました。車いすや杖を使う方々に庁舎外での待機や移動で負担をかけないよう、検査を受けずに傍聴席抽選の結果待ちができる場所が庁舎内に欲しいと思います。出入り口も複数必要です。
東京家裁では3月、女性がゲート式金属探知機より手前の建物内で夫に刺殺される事件が起きました。現状の所持品検査が有効か、議論があります。とりあえず、検査のあり方については改善すべき余地があると思います。
所持品検査の設備が視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)の上に載っていることも気になりました。法の番人である裁判所なのですから、障がいのある方々へ配慮をお願いします。


◆弁護団から,京都地裁所長あてに申入書を提出

申 入 書

2019年3月28日

 「開かれた裁判所」、さらには市民の司法参加や司法アクセスの拡大がさけばれて久しい。「開かれた裁判所」は、市民が自らの権利を守るために、いつでも裁判所にかけ込むことができるという裁判を受ける権利を保障した憲法32条に由来する重要な理念・原則である。しかし、いま京都地裁でこの理念に逆行する事態がおこっている。

2018年12月、京都地方裁判所は、裁判所にある5つの出入口のうち、北側入口のみを残して他の出入口を全て閉鎖し、そのうえで裁判所の入庁者に一斉に所持品検査を行うことを決め、本年4月1日から実施するとを発表した。

大飯原発の運転差止等を求める裁判は、2012年12月に提訴され、原告数は現在3000人をこえて、裁判期日には、毎回100人をこえる原告、支援者が集まり、京都地裁で一番大きな101号法廷を埋めている。また、法廷が終った後には、裁判所の東側の出入口から出て東側にある弁護士会館に移動して報告集会を開催している。

しかし、北側以外の入口の出入りを全て禁止して、利用者の多い南側や東側の入口までも閉鎖してしまうことは、入庁者に対して不便を強いるものであって、閉鎖的との批判をまぬがれないものがある。そのうえ、北側入口だけで所持品検査を行うとすると、大飯原発差止訴訟など入庁者が多いときには渋滞が生じ、開廷時間までに法廷に入れないといったことも予想され、また法廷終了後、弁護士会館への移動がスムーズに行われないなどの混乱が生じるのではないかと懸念される。

そもそも、裁判所の出入口を一個所に限定して、そこで所持品検査を行うことは、対立当事者の待ちぶせ等を誘発し不測の事態をひきおこす危険があることが指摘されており、つい最近、東京家裁で女性の当事者の殺傷事件が発生していることはそのことを具体的に裏付けるものである。こうした問題があることから、2019年1月24日京都弁護士会から、京都地裁に出入口を北側に一本化すべきではないなど入庁方法の変更を求める要望書が提出され、また大飯原発差止原告団も同様の申入れを行っている。しかし、裁判所はこうした要望を聞き入れることなく、4月1日からさきに述べた入庁方法を実施しようとしている。

これは裁判を受ける権利の当事者である市民や弁護士会の意見に耳を貸すことなく、裁判所の都合だけを優先して、入庁方法を利用者の不利益に変更するものであって、「開かれた裁判所」の理念に反するものといわなければならない。また、これではたして裁判所が国民の権利保護の砦としての役割を本当にはたせるのかについても疑問をもたざるをえないものがある。

以上から、私たちは、京都地裁が北側入口以外の全ての出入口を閉鎖するという形で市民に対する門を狭めることは「開かれた裁判所」の理念に反し、さまざまな弊害を生むおそれがあることから、裁判所が4月1日から予定している入庁方法の実施を見合せ、少くとも2つ以上の入口を確保するなど必要な再検討を行うことを強く求めるものである。

以 上

◆京都地裁所長あてに申入書を提出

2019/1/31,京都脱原発原告団から京都地裁所長あてに,申入書を提出しました。地裁に入るときの所持品検査を行わないように求めるものです。以下,全文。

申 入 書

京都地裁においては,庁舎に入るときに,所持品検査を実施することが検討されているとのことなので,現在,地裁にかかっている裁判で最大の原告を有する京都脱原発原告団として,以下,申し入れます。

京都脱原発原告団は,累計で3,323名の原告がいます。口頭弁論期日には,原告席に30数名,傍聴席もも合わせると100名以上が庁舎に入っています。原告席,傍聴席で裁判に関わるすべての参加者は,地裁の四方の入口から自由に庁舎に入っており,とくに,寒い日,暑い日,雨の降る日などは,傍聴席抽選までの待ち時間,開廷までの待ち時間には庁舎内で待機しています。傍聴席抽選などには時間もかかりますので,庁舎内のトイレも利用しています。

ところが,所持品検査によって,庁舎入り口が一つに固定され,庁舎に入るたびに検査を受けるとなると,上記のような利便性がまったく失われてしまいます。さらに,車いすの原告,松葉杖を手放せない原告もいますが,こうした障がい者は,回り道を余儀なくされたり,行ったり来たりの往復を強いられて,とくに不便になってしまいます。訴訟後の集会を弁護士会館で開くための移動も,負担になります。裁判に参加するということで,新たにこんな不便や不利益を被らなければならないのでしょうか。健常者にとっても,トイレの利用が制約されたり,傍聴席抽選結果の発表までの間,露天の屋外待機になってしまいます。そして,すべての裁判参加者にとって,所持品を検査されるということは,不審者の扱いを受けることであり,不愉快であり,まことに失礼な対応と言わざるを得ません。

裁判に参加する原告,傍聴者がこうした不便,不利益を我慢しなければならない理由は,どこにあるのでしょうか。所持品検査の必要性や目的は,どこにあるのでしょうか。これまで裁判所でトラブルがあったのかもしれませんが,それは,裁判所に限ったことではないはずです。京都では,市役所,府庁,警察署など,どんな公共機関でも,そこに入る人,全員を対象にした所持品検査などはしていません。

なぜ,裁判所だけが,所持品検査をするのでしょうか。他の裁判所でそうしたことが行われているにしても,京都地裁で横並びに実施する理由や必要性はありません。むしろ,他の裁判所の方が,大きな問題だと考えられます。

確か,最近の裁判所は「国民に開かれた司法」「市民が参加する司法」を標榜しているのではないでしょうか。それに対して,所持品検査の方向は,こうした理念に逆行する事態であり,国民の裁判を受ける権利を危うくすることになりはしないでしょうか。市民を一律に不審者とみなし,頭から信用していない姿勢が,露骨に現れていると感じられます。基本的人権を守る砦であるべき裁判所が,こんなことをして良いのでしょうか。裁判に参加する市民の基本的な権利への侵害ではないでしょうか。

遅くとも2月末までに,以下の質問に文書にて回答していただき,所持品検査は実施しない旨を表明していただきますよう,強く申し入れます。

(1) 所持品検査の必要性や目的は,どこにあるのでしょうか。
(2) 裁判に参加する原告,傍聴者が裁判所利用について,新たに不便,不利益を被り,それを我慢しなければならない理由は,どこにあるのでしょうか。
(3) 所持品検査は,裁判に参加する市民に対して,基本的な権利の侵害になるのではないでしょうか。
(4) 大きな問題のある所持品検査は,実施しないでください。

【5/31付け,二度目の申入書→こちら

◆12/23に原発差し止め裁判交流会

2018年12月23日,京都市内にて初めての「原発差し止め裁判交流会」を行いました。関西電力,北陸電力に対して原発の運転差し止め裁判を闘っている原告団,原告が一同に集まりました。

【資料】

脱原発裁判の結果~3.11以前と以後PDFファイル

【呼びかけ先】

・以下の9裁判です。

(1)大飯原発3・4号機行政訴訟…大阪地裁,おおい原発止めよう裁判の会(美浜の会気付け)
(2)大飯原発差止訴訟…京都地裁,京都脱原発原告団
(3)大飯原発3・4号機仮処分…大阪地裁
(4)美浜,大飯,高浜本訴…大津地裁,福井原発訴訟(滋賀)を支える会
(5)高浜原発1・2号機,美浜原発3号機40年廃炉・名古屋行政訴訟…名古屋地裁,40年廃炉訴訟市民の会
(6)志賀原発を廃炉に!訴訟…金沢地裁,志賀原発を廃炉に!訴訟原告団
(7)大飯原発3・4号機訴訟【終了】…福井地裁→名古屋高裁金沢支部,福井から原発を止める裁判の会
(8)高浜原発3・4号機ミサイル仮処分【終了】…大阪地裁,水戸喜世子さん(福島地裁の子ども脱被ばく裁判)
(9)高浜原発3・4号機,仮差し止め福井【終了】,大飯原発3・4号機,高浜原発3・4号機運転認可取消請求裁判…福井地裁

【呼びかけ内容】

私たちは関西電力や北陸電力に対して共通する法廷闘争を進めていますが,それぞれの内容には多少の相違点もあり,進行上の違いもあります。回数を重ねてきた本訴は,終結の見通しも求められています。そうした中でお互いの運動や訴訟の内容を交流し,相互支援も進めてはどうかと思っています。
新しい組織をつくるというようなことではなくて,交流と親睦を主体にしたいと考えています。

  • 相互交流…訴訟の経過と現状,原告団の運動,抱えている課題などを,それぞれ報告していただけますでしょうか。資料を用意される場合,35部くらい
  • 意見交換…司法の現状の評価,また,それにどう対応していくのか。関電の原発再稼働に対して,どういう運動を対置していくのか。弁護団との関係,その他,ご自由に。
  • 相互支援…お互いに可能で無理のない範囲で,どんなことが可能か。とくに焦点となる節目などの協力。

【その報告】

原発差し止め裁判交流会は,6原告団,2原告に参加していただき,お疲れさまでした。それぞれの現状報告や,活発な意見交換があり,時間が足りないくらいでした。初めてお顔を見る方もあり,訴訟の内容について改めて分かったこともいくつかありました。そういう意味で,第1回としては,開催して良かったと感じています。

不十分だった点もあり,また機会を見て第2回も行いたいと思います。たとえば,今回でも大阪や大津の報告の中に入っているテーマ……原告団の運動,裁判の見通しと司法の現状,弁護団との関係,マスコミ対応など……のテーマから,二つほど選び,原告団の運動は○○原告団,弁護団との関係は△△原告団から報告をしていただき,それを元に討論するような形が良いかもしれません。

(京都脱原発原告団 吉田明生)

◆4/8投票の京都府知事選は「福山和人」さんを推薦します

◆京都府知事選が3月22日に告示されます。投票日は4月8日です。
◆京都脱原発原告団は,3月17日の世話人会で,福山和人さんを推薦することを決めました。
◆3月1日,立候補を表明されている二人のかたに,下記,文書を送り,原発に関する政策を尋ねました。福山和人さんからは回答があり,もう一人のかたからは回答がありません。質問と回答の全文は,以下の通りです。
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2018年府知事選の候補者へのお願い

(2018年3月1日)

若狭に集中的に立地している原発は,京都府に接して存在しています。もし事故が起これば,京都府民に大きな影響をあたえます。京都脱原発原告団としては,府民の関心となっている下記の点について,候補者としてのお考えをお聞きしたいと考えています。
お手数をおかけしますが,回答は文書またはメールにて,各項目多くても200字までくらいで,3月10日までにお願いします。

(1)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合における,放射能の拡散シミュレーション,被害シミュレーションを,京都府の責任の下で実施すること。

→[福山和人]原発に100%の安全が期待できない以上,過酷事故を想定してシミュレーションを行うことは,住民の安心・安全に責任を負うべき都道府県として,当然のことです。隣接する滋賀県や兵庫県も,すでに独自のシミュレーションを行っており,京都府でもただちに実施すべきと考えます。

(2)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合の財産的被害の積算。京都府の場合,世界遺産などが多い国際的な観光地なので,その点を加味した想定をたてること。

→[福山和人]ご指摘の通り,京都には貴重な文化財が多数存在しているため,原発事故に伴う財産的被害も,その点を考慮したものを想定する必要があります。被害額の積算は当然実施すべきです。

(3)若狭の原発で福島なみの事故が起こった場合における避難計画の実効性の検証と見直しを行うこと。

→[福山和人]この間,避難計画の策定が行われてきましたが,地震で屋内退避ができない場合の対策,避難手段とされるバスや福祉車両の確保,避難路が使えない場合の代替手段など,未解決の問題が多数残されており,十分な実効性があるとは到底言えません。机上の空論ではなく,さまざまな状況に対応できる避難計画となるよう,不断の検討と改善を図ることが必要です。実効性のある避難計画がないままで,再稼働が認められないのは当然です。

(4)希望者に対する安定ヨウ素剤の事前配布。

→[福山和人]緊急時配布だけでは限界があるのは明らかであり,舞鶴市・綾部市などで,事前配布を求める声が上がっているのは当然です。政府も自治体判断での事前配布は可能としており,島根原発ではすでに実施されています。兵庫県篠山市では,地元医師会の協力の下,丁寧な説明とアレルギー検査を行ったうえでの事前配布を行っています。こうした取り組みにも学んで,希望者へ事前配布をただちに実施すべきです。

(5)福島などから避難している「自主避難者」への支援。

→[福山和人]政府と福島県は,住民の帰還を促すために住居の無償提供を打ち切りましたが,避難指示が解除されたといってもいまだ放射線量が高く,また地域コミュニティも復活しているとは言い難い下で,帰還は避難者の意思を最大限に尊重すべきです。帰還困難区域等からの避難者と同様,いわゆる「自主避難者」にたいしても,避難の継続を望む限り期限を決めずに支援すべきです。住宅無償提供の再開を求めつつ,京都府独自の支援を拡充します。

(6)高浜原発,大飯原発,美浜原発の再稼働について。

→[福山和人]過酷事故の可能性を否定できず,また実効性ある避難計画がないもとで,原発再稼働はすべきではありません。美浜3号機や,高浜1・2号機については,稼働開始から40年を経過した老朽原発で,とりわけ危険なことからすれば,ただちに廃炉にすべきです。

(7)原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の発表している「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」について。

→[福山和人]同法案は,福島第1原発事故で原発の危険性と高コスト体質が明らかになったことをふまえ,全ての原子力発電の廃止と自然エネルギーへの全面転換をめざすものです。基本方針として,運転中の原発は直ちに停止すること,停止中の原発を今後一切稼働させないこと,太陽光など自然エネルギーを最大限に導入して2050年までに100%をめざすことなどを掲げており,実現に向けて協力したいと思います。

(8)立憲民主党が示している「原発ゼロ基本法」について。

→[福山和人]すべての原発を「速やかに停止,廃止する」という基本理念のもと,原発の運転期間延長や再稼働を認めず,新設や建て替えも禁止することで,施行後5年以内にすべての原発の廃炉を決定するとしており,原発に依存したエネルギ一政策を大きく転換するものと言えます。与野党を超えた賛同により成立することを期待します。

(9)復興庁が2017年12月に出した「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」について。

→[福山和人]政府は,“福島第一原発事故に伴う風評を払拭し,放射線への正しい理解を促す”としていますが,そのために,放射線被ばくによる健康被害のリスクをことさら小きく描き,「安全性」を一面的に強調しているのは問題です。放射線の健康リスクについては,長期にわたる調査・研究によって明らかになる事柄であり,「わからない」部分は予防原則で対応すべきです。福島復興を口実に,原発事故を無理やり終結させる試みは許されません。

◆原発事故!すわっ!避難なんてごめんです!京都府北部集会

◆4月16日は宮津市「みやづ歴史の館」で「原発事故!すわっ!避難 なんて ごめんです!」京都府北部集会を開きました。大飯原発差止訴訟の出口治男弁護団長による『最近の原発裁判,京都地裁の脱原発訴訟について』の報告後,昨年11月に京都地裁で陳述されたお二人にお話ししていただきました。

◆『自然豊かな宮津の暮らしを守りたい』吉田真理子さん(原発なしで暮らしたい宮津の会),『原発事故から逃げられる?』池田豊さん(自治体問題研究所 事務局長)からそれぞれ熱い思いがあふれました。

◆宮津市では,天橋立を世界遺産にしたいという運動をしています。世界遺産とすぐ近くの原発とは共存できません。

主 催:京都脱原発原告団
共 催:原発なしで暮らしたい宮津の会,京都自治体問題研究所,京都自治労連,宮津市職員組合
受付配付PDF資料:→こちら(ただし,池田さんのパワポ縮刷り部は省略。吉田さんは元々パワポ縮刷りなし)。

◆5/29(日)「日本の原発と地震・津波・火山」講演会,大津地裁の勝利を京都地裁でも~原発裁判の勝利のために~」の集会にご参加ください!

  • 時間…14:00~17:00
  • 場所…京都大学文学部新館・第三講義室(京大正門から時計台の右北へ,法経学部本館の北側)
  • 講演…竹本修三・京都脱原発原告団長,「日本の原発と地震・津波・火山」。近著『日本の原発と地震・津波・火山』に書いた内容をもとに,なぜ,日本の原発稼働に反対しなければならないかを概説。
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  • 報告…渡辺輝人・京都脱原発弁護団事務局長,「京都地裁の大飯原発差止訴訟の現状と今後の方向」
  • その他…(1)京都脱原発原告団から原告加入の訴え,(2)原発賠償京都訴訟からの訴え,(3)会場からの発言,質問など。(4)書籍販売コーナー,原告募集コーナーを設定
  • 参加費…無料*有志のカンパを募っています。
  • 共催…戦争をさせない左京1000人委員会[第8回左京フォーラム],京都脱原発原告団・世話人会
  • チラシ…クリックで表示,右クリックでダウンロードできます。→ 5-29チラシ

◆報告…1/9 福井地裁の仮処分異議審の
 不当決定 全関西報告集会

2016-01-09

◆前半は,2015/12/24の福井地裁の仮処分決定について,鹿島啓一弁護士からの報告を受けました。
(写真撮影は高取利喜恵さん)
◆後半は,高浜原発再稼働阻止,今後の再稼働反対の運動を考える討論集会で,下記発言のほか,会場からも多くの意見がありました。

竹本 修三 さん…京都脱原発原告団
西村 修  さん…さよなら原発高島市民の会
吉永 剛志 さん…使い捨て時代を考える会
宗川 吉汪 さん…日本科学者会議京都支部
児玉 正人 さん…原発なしで暮らしたい丹波の会
岩下 雅裕 さん…再稼働阻止全国ネットワーク
稲村 守  さん…さいなら原発びわこネットワーク
木原 壯林 さん…若狭の原発を考える会
(文書発言)富田 道男 さん…京都脱原発原告団,日本科学者会議京都支部
◆ IWJの録画→こちら
◆レイバーネット→こちら
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集会決議文
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◆昨年4月14日,福井地裁(樋口英明裁判長,原島麻由裁判官,三宅由子裁判官)は,関西電力高浜原子力発電所の再稼働をしないように求めた仮処分申請に対し,再稼働を認めませんでした。その論旨は,2011年3月におこった福島第一原子力発電所の深刻な事故を受け,原発の本質的な危険性をとらえ,住民の人格権を尊重し国土を守る立場に立つものでした。これまで行政と電力会社の原発政策を容認してきた裁判所の役割を正面から見直したもので,福島事故後の新しい司法の姿をうかがわせるものでした。

◆しかし,その後に関電の異議をうけた異議審では,昨年12月24日,福井地裁(林潤裁判長,山口敦士裁判官,中村修輔裁判官)は,高浜原発3・4号機について,4月14日の仮処分決定を取り消し,再稼働を認めました。同時に,大飯原発3・4号機についても,再稼働を認める決定をくだしました。今回のこれらの決定は,あまりにも露骨に関電の言い分をなぞり,行政と電力会社の原発推進政策におもねる内容でした。私たちは,原発の再稼働を推進する今回の福井地裁の決定に満身の憤りを込めて抗議します。

◆今回の福井地裁の決定は,福島の惨事を存在しなかったものとし,原発を推進してきた司法の旧来の立場に戻るものです。この立場は,行政の政策に追随し電力会社に追従して,市民の暮らしと健康をかえりみない司法です。こうした裁判所は,国民の信頼を失うほかありません。

◆しかも,12月22日には西川一誠・福井県知事が再稼働の同意を表明し,23日は祝日で,その翌24日に裁判所が再稼働を認め,その翌25日には関電が核燃料の装荷を開始するという「手際の良さ」が際立っていました。これは「出来レース」そのものであり,司法への国民の信頼を大きく損ないました。

◆原子力は人が制御することのできる技術ではありません。原発は,事故がおこらなくても環境を汚染し,労働者の健康をむしばみながら運転されます。いったん過酷事故がおこれば,広範な地域に回復不能の汚染をもたらし,生命と健康と生活を危機に陥れます。そして,使用済み核燃料という形で,将来の世代に処理不可能な負の遺産を増やします。

◆関電と国は,高浜原発の事故時の放射能放出率を福島事故の1000分の1以下と評価し,基準地震動も過小評価しています。プルサーマル運転のMOX燃料は事故時の危険性が高い上に,拡散防止策はお粗末で,その使用済み核燃料の行き場はありません。関西1450万人の水がめ琵琶湖の汚染はとくに心配されます。

◆「避難計画」は杜撰なままです。避難できるとすれば,それは実は故郷とそこでの生活をすべて捨てて二度と帰れなくなる「強制移住」であり,避難できなければ,被曝を強いられます。強制移住か被曝か,たかが電気を起こすためだけに,ここまで関電と国の言いなりにさせられる謂われはありません。

◆原発がなくても電気は足りています。私たちは,世界中のすべての原発の廃炉を求め,放射能の危険性を免れて生活する権利を求めます。巨大な発電システムに依存し,大量のエネルギーを消費する社会を見直し,必要なエネルギーは再生可能な資源をもとにしつつ,すべての人々が安全のうちに生きられる社会をめざします。巨大なシステムの中で一部の特権的な人々が情報と決定権を握り,特別な利益を得るような現在の電力生産のしくみは,民主主義と相容れません。

◆本日の裁判の報告,そして,高浜原発再稼働阻止にむけた多面的な闘いの提案に基づき,私たちは闘いを続けます。私たちの闘いは,ときどきの裁判の結果に左右されるものではありません。市民の運動がますます拡がっていくことにより,原発のない社会,生命と生活が守られ民主主義が輝く社会が実現するよう,いっそう奮闘します。高浜原発再稼働を阻止するぞ! 以上,本集会の名において決議します。

2016年1月9日
福井地裁の高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判 全関西報告集会

◆お知らせ…1/9 福井地裁の不当な仮処分決定・全関西報告集会&デモ

2016.01.09集会チラシ

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1/9(土)の報告集会は,以下の三段階からなります。

【1】13:00~13:30…タワーデパート前で「バイバイ原発 3.12 きょうと」の宣伝とチラシ配布。
この1/9集会は「バイバイ原発京都実行委」の実質的な共同ということになっています。

【2】
13:30~関電周辺デモ。ビックカメラ横の東塩小路公園集合です。

【3】
15:00~キャンパスプラザにて報告集会の開会
★前半…仮処分決定についての報告…鹿島啓一弁護士
★後半…「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」のテーマでの討論集会。
討論への参加を募集しています。詳細は,下の投稿をご覧ください。
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原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様へ…闘いの討論を!

「若狭の原発を考える会」と「京都脱原発原告団(世話人会)」は共催で、福井地裁「高浜原発差止め仮処分異議審、大飯原発差止め仮処分裁判」全関西報告集会を、1月9日3時より(2時45分開場;その前に関電京都支店包囲デモ)キャンパスプラザ京都 第2講義室で開催いたします。

この集会の前半では、鹿島啓一 氏(大飯・高浜原発運転差止仮処分訴訟原告弁護団)の報告講演が行われます。後半は、風雲急を告げる高浜原発再稼働を阻止するために、「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」のテーマでの討論集会とし、圧倒的な反原発運動の構築を図りたいと考えています。

そこで、原発再稼働阻止の闘い、原発全廃に向けた闘い、原発事故の責任を問う闘いなどでご奮闘の各団体にお願いいたします。

「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」に関連する講演を公募いたします。1講演10分とし、5件以内とします。申し込み多数のときには、時間短縮のお願いや講演のお断りをする場合もありますが、奮って、ご参加をお願いします。高浜原発再稼働阻止の闘いは極めて難しい局面を迎えています。それでも、圧倒的な反原発運動の構築が、全国の反原発運動の行方を左右します。創意・工夫を凝らして、大きな運動を発案し、実行しましょう!

「再稼働阻止、原発全廃をこう闘う」の講演の申し込み締め切りは、2015年末(12月31日)とします。団体名、講演者を明記の上お申し込みください。よろしくお願いします。

若狭の原発を考える会・木原壯林(090-1965-7102)
京都脱原発原告団(世話人会)・吉田明生(090-5660-2416)