2018年12月23日,京都市内にて初めての「原発差し止め裁判交流会」を行いました。関西電力,北陸電力に対して原発の運転差し止め裁判を闘っている原告団,原告が一同に集まりました。
【資料】
・脱原発裁判の結果~3.11以前と以後→PDFファイル[230 KB]
【呼びかけ先】
・以下の9裁判です。
(1)大飯原発3・4号機行政訴訟…大阪地裁,おおい原発止めよう裁判の会(美浜の会気付け)
(2)大飯原発差止訴訟…京都地裁,京都脱原発原告団
(3)大飯原発3・4号機仮処分…大阪地裁
(4)美浜,大飯,高浜本訴…大津地裁,福井原発訴訟(滋賀)を支える会
(5)高浜原発1・2号機,美浜原発3号機40年廃炉・名古屋行政訴訟…名古屋地裁,40年廃炉訴訟市民の会
(6)志賀原発を廃炉に!訴訟…金沢地裁,志賀原発を廃炉に!訴訟原告団
(7)大飯原発3・4号機訴訟【終了】…福井地裁→名古屋高裁金沢支部,福井から原発を止める裁判の会
(8)高浜原発3・4号機ミサイル仮処分【終了】…大阪地裁,水戸喜世子さん(福島地裁の子ども脱被ばく裁判)
(9)高浜原発3・4号機,仮差し止め福井【終了】,大飯原発3・4号機,高浜原発3・4号機運転認可取消請求裁判…福井地裁
【呼びかけ内容】
私たちは関西電力や北陸電力に対して共通する法廷闘争を進めていますが,それぞれの内容には多少の相違点もあり,進行上の違いもあります。回数を重ねてきた本訴は,終結の見通しも求められています。そうした中でお互いの運動や訴訟の内容を交流し,相互支援も進めてはどうかと思っています。
新しい組織をつくるというようなことではなくて,交流と親睦を主体にしたいと考えています。
- 相互交流…訴訟の経過と現状,原告団の運動,抱えている課題などを,それぞれ報告していただけますでしょうか。資料を用意される場合,35部くらい
- 意見交換…司法の現状の評価,また,それにどう対応していくのか。関電の原発再稼働に対して,どういう運動を対置していくのか。弁護団との関係,その他,ご自由に。
- 相互支援…お互いに可能で無理のない範囲で,どんなことが可能か。とくに焦点となる節目などの協力。
【その報告】
原発差し止め裁判交流会は,6原告団,2原告に参加していただき,お疲れさまでした。それぞれの現状報告や,活発な意見交換があり,時間が足りないくらいでした。初めてお顔を見る方もあり,訴訟の内容について改めて分かったこともいくつかありました。そういう意味で,第1回としては,開催して良かったと感じています。
不十分だった点もあり,また機会を見て第2回も行いたいと思います。たとえば,今回でも大阪や大津の報告の中に入っているテーマ……原告団の運動,裁判の見通しと司法の現状,弁護団との関係,マスコミ対応など……のテーマから,二つほど選び,原告団の運動は○○原告団,弁護団との関係は△△原告団から報告をしていただき,それを元に討論するような形が良いかもしれません。
(京都脱原発原告団 吉田明生)