◆東電福島第一原発事故、国の責任否定、ついに17判決連続
◆原発賠償京都訴訟(大阪高裁)、2024/12/18に不当判決!
- 大阪高裁は、原発事故についての国と東電の責任を認めた一審京都地裁判決を取り消し、東電のみに賠償を命じた。最高裁の不当判決にならって、国の責任を認めなかった。
- 原発事故の国の責任を否定し、避難開始時期を2011年12月末までと制限することで、避難の相当性を否認される原告が出るなど、責任論においても、損害論においても、政権や最高裁に追随する不当判決。当事者目録をのぞく判決書 → こちら
- 判決後の抗議デモ

- 地裁、高裁での国の責任否定は、2022年6月17日の最高裁判決以後、15判決連続という異常な様相となっている。

- 皆さまへ
12月18日に大阪高裁で原発賠償京都訴訟の判決が言い渡されました。
朝早くからの事前集会や判決後のパレード、また記者会見から報告集会まで長時間にわたり参加していただきまして本当にありがとうございました。又、遠くから 完全勝利を祈り続けてくださった皆さまも 本当にありがとうございました。
皆さまから多くの期待を寄せていただいた京都訴訟ですが、結果は「国の責任を認めない」更に「京都地裁判決で認容されていた原告の棄却」「原発からの距離や避難開始時期で切り捨てをし、避難の正当性を認めない」など血も涙もないような不当判決でした。
大阪高裁では原告の本人尋問や意見陳述で直接裁判官に訴えましたが、私たち原告の被害の実相とは向き合わないどころか、司法の独立性も欠いた結論ありきの判決でした。これまで多くの方々にご支援いただきながら、署名や1万枚ハガキ大作戦、大阪高裁前アピール行動などにも取り組んでまいりましたが、このような結果となり非常に残念であり、また最高裁判決を追随する内容に憤りを感じています。
判決を聞いた時は呆然として脱力するほど法廷内ではすぐには立ち上がれず、退廷の後も原告達だけが暫く動けずにいました。まだ気持ちの整理もつかない原告も多くおり、全員で上告出来るかどうかはまだ不明ですが、例え少数でも私たちは上告し、今までとは戦いの切り口も工夫しながら闘う所存です。
原発事故被災者全員に対する被害回復、恒久対策実現の獲得を目指し、全国各地の原発賠償訴訟の原告や弁護団、支援者の皆さまと連携しながら諦めずに歩み続けてまいります。
京都地裁提訴から始まったこの裁判は11年を経過しましたが、引き続きご支援くださいますよう心からお願い申し上げます。原発賠償京都訴訟原告団共同代表 萩原ゆきみ、福島敦子、堀江みゆき
◆12/18(水)判決に向けて → 1万枚ハガキ大作戦
◆原発賠償京都訴訟(大阪高裁)は5/22に結審!
◆原発賠償京都訴訟、大阪高裁での控訴審
- 2018年から、大阪高裁で控訴審が続いています。
- 裁判の日程は →こちら
- 2024年5月22日、結審。

◆原発賠償京都訴訟(京都地裁で判決)
- 福島原発事故による被害に対して、避難する権利、とどまる権利、帰還する権利を訴える裁判。
- 2013年、避難者として国と東京電力に、損害賠償を要求して提訴。
- くわしくは原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会の → Blog、 → Web へ。
- 京都訴訟(京都地裁)のほか、関西訴訟(大阪地裁)、ひょうご訴訟(神戸地裁)など、全国で提起されています。
- 2018年3月15日,京都地裁で判決言い渡しがありました。判決書など関係書類は,支援する会のウェブサイトに掲載されています。→こちら。




