◆おおい町見学ツアー(2014年7月6日)
 参加者からのご意見用紙の内容

当日、たくさんのご意見・ご感想を頂きました。ありがとうございました。

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◆長岡京市 S.Y.
 この度は、おおい町見学ツアーを企画していただき、ありがとうございました。
 休日は、介護の負担が夫一人にかかるので、どうしようかと迷っていましたが、思いきって参加して本当に良かったです。
 原発が狭い日本のあちこちに54基もつくられた背景には、こんなにも税金が投入され、嫌と言えない状況がつくられてしまっているということを実際に建物等を見ることでよく理解しました。
 そして、それでもそんなことで町や村が元気になったり、娘や息子たち孫たちがそこで生きることになるだろうかと考えてしまいました。原発をなくしていくことは建てさせない運動をしてきた人たちの歴史よりももっと長くかかることなのかも知れないと思えたりもします。
 原発にたよらない本当の豊かさを実感できる社会をと思いますが、考え方も暮らし方もちがう人たちが国のあり方を変える程に一致団結していくのは大変なことですね。でも、いつか福島のような災害は起こると思ってこの先もすっととにかく廃炉になるよう、つくらせないよう1人でもたくさんの人の理解を求めてがんばろうと思います。核兵器と原発だけは、人だけでなく生きるすべてのものと共存できないものです。
 「大飯で勝つことが全国の原発の再稼働を許さない道」というようなことを話された方がおられましたが、そうかも知れないと思います。
 それにしても、大飯原発は日頃人々には見えないまるで隠されたところにあると思いました。そのことが目に焼き付いています。
 オフサイトセンターでは、色々質問が出れば出る程、実際はまだまだだということがわかり、やはり不安材料が増えた気がしました。けれど、そういう場所を見せていただけたことは本当によかったです。
 とりとめもない感想ですみません。
 事務局、世話人の皆様、色々大変だと思いますが、これからもどうかよろしくお願いします。
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◆京田辺市 S.N.
 聞くと見るとは大違い。来て見て猿橋さんの説明も聞くことが出来てよかったです。
 第三次原告団を募る中で今日の経験を伝えていきます。福井裁決のハイライトを含む原告団申し込み書類「5点セット」をもっと活用して、我が「原発ゼロプログラムの会」目標100名に近づけたいと思います。
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・主催者側の皆さんいろいろとご準備~本日の実施=良い企画を本当にありがとうございました。
・コンパクトで中身のつまった有意義な一日でした。
・海からとバス(内陸)と両方から原発を見て、町の様子(聞きしに勝る)を実際に見て、そのお金の使いぶりにびっくりしました。“正に金でつる”ですね!
・全員の自己紹介の中で、皆さんのこの運動へのかかわりその気持ち等を聞き、お互いに励ましになったのではないでしょうか。
・資料もいろいろとご用意頂き参考になりました。帰ってから再度じっくり読ませて頂きます。
・オフサイトセンター~の帰路、何か皆さんの参考になるビデオでも流して頂けるとよいかなとも思いましたら、その通り(グッドタイミング)になり、感謝!
・やはり現場現地を見ることはよいことで、運動の励みにもなると思います。本日参加できなかった人、これから参加(原告団に加わる)される方のためにも、適当な時期に再度されてはいかがでしょうか。
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 なかなか個人ではいけない場所に行く事ができ、大変うれしく思っています。本当にありがとうございました。
 おおい町議の方が説明をしながら案内してくださったことと、オフサイトセンターを見学し規制委員会の方とじかにお話を聞き質問に答えていただけた事も、よい体験でした。委員会の方と話をしていて感じたのは、「この方々の為にも、大飯原発を止めなければいけない」ということです。何かあれば彼らが命をかけてことにあたらなければならないのですから。
 原発のお金の使われ方も、聞いてはいましたが、やはり実際その箱物を見ると、現場の方々の生活をかいま見ることができ原発のしくみそのものが、間違っていると実感します。
 原発さえなければ、おおい町は素敵な町と思うには、身勝手なことかもしれませんが、あの自然を持続可能な資源としていかす、町おこしをしてほしいと切に思います。その為にも私達原告が頑張らねばと思います。お世話をしてくださった皆様ありがとうございました。
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◆M.O.
 オフサイトセンター(大飯原子力規制事務所)における説明と質疑応答が終わったあと場内のSPEEDIを数人で見たとき、一人の方が「なぜ福島原発事故のとき、これが被災地の人々に伝えられなかったのか」と言う趣旨の質問をされました。すると“専門官”は「どうしてでしょうね」と笑って“それ以上は答えません”でした。伝えられたはずなのに・・という含みの応答だったとしても、すぐれた分析器がもたらす情報を本当に必要としている人に伝えられないのなら、その機械はすぐれたものでもなければ むしろ 無いに等しいものだと思うのですが。このオフサイトセンターも規制委員会も 大飯原発事故発生時には、結局、人々を助ける働きをしないだろうと、専門官の「しまらない応答」に接して、やっぱりと確信した次第です。
 今回の大飯原発を海上遠くから眺めたり、原発マネーによって生まれた大飯町の諸設備、公共施設を見たりしたことは、“砂上の楼閣”を蜃気楼として見たものだ、というのが、感想です。
「遺言 原発さえなければ」というドキュメンタリー映画「あいときぼうのまち」という福島の悲劇的なドラマ映画を数日前に京都で見ましたが、こちらは蜃気楼ではない、リアルな人間の世界を映画なのに迫真力をもって見せてくれました。
 原発と言う国策とは私たちは共存できない、大飯原発差止訴訟は断固として進めなければならないということです。
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◆N.M.
 今日は企画して下さった方々ありがとうございました。
 沢山の事を学び同じ意志を持った沢山の人と出会いとても心強く思いました。
 あの人この人と原告にもらうよう話してみようと思う顔が浮かんできます。
 これからも1人でも多くも方に協力を訴えていくよう努力します。
 本日はお疲れさま。ありがとうございました。
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新聞うずみ火 矢野 宏(Tel: 06 6375 5561 Fax: 06 6292 8821)
 Email: uzumibiアットlake.ocn.ne.jp(メール送信は、アット→@)
 初めてて参加させていただきました。
 原発再稼働が進められる中でぜひとも原発立地の町を見たいといと思っていたので、感謝申し上げます。ありがとうございました。
 原発を誘致したことでもたらされる電源三法交付金の「現実」を目のあたりして声を失いました。人口8700人の町には不釣り合いな巨大観光施設や総合運動公園。その一つ「こども家族館」は毎年7500万円の赤字を出していると、猿橋町議は説明してくれた。この町は何ら反省や後悔をしていないように感じた。
 だが、この交付金の原資は国民の電気料金に上乗せして徴収される税金です。原発は人の心も破壊すると思いました。
 なお、「新聞うずみ火」では、「熊取6人組」連続講座を行います。
 8月2日(土):小林圭二さん「もんじゅから集団的自衛権」
 8月30日(土):川野真治さん「市民とアカデミズムの狭間で」
 9月13日(土):海老沢徹さん「福島第一原発事故を考える」
 9月20日(土):今中哲二さん「放射能に耐える時代」
 10月11日(土):小出裕章さん「未来のためにできること」&映画「シロウオ」上映。
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 たいへん良い企画ありがとうございました。
 実際にいろんなところを見学して原発マネーがどのように使われているのか良くわかりました。
 船からの見学は、実際に原発をみることができ、海からすぐ側で、あんなちゃちなと、おどろきでした。
 百聞は一見にしかず
 大変良かったです。
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◆K.S.
 原発4基が、何と海岸のすぐ間際のしかも福島に比べて低い場所にたてられている事か! 大飯のハコモノのいかに立派で、そして説明によるといかに不採算である事か! 現地を訪ねてみて、はっきり理解できました。
 オフサイトセンターでの「川内防災訓練紹介ビデオ」は首相が陣頭に立って万全の準備をアピールする下心丸見えの政府公報。
 首相が指揮をとらなければいけない状況を想定しなければならない危険な原発を再稼働させる必要など全くない事を証明している、と、国民は見抜いているのに。
 しかし、ハコモノの不採算を埋めていた原発交付金が順次大幅に減る大飯は、ハコモノ赤字を何で埋めていくのだろうか?
 次の毒まんじゅうに手を伸ばさなないよう声をあげていかねばなければならない。
 風下で放射性物質をあびるのは、私たちなのだから。
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 最後に訪問した『オフサイトセンター』で見せてもらった“原子力災害シミュレーション”によって、安倍晋三政権の意図が私にとって明確に感じ取れた。安倍の悲願である集団自衛権とともに安倍にとっては原発再稼働こそが強行突破したい最大の悲願であり、それを九州鹿児島の川内原発から推進しようとしている。
 原子力規制委員会のメンバーを入れ替え、日本の原発では比較的新基準をクリアーできるであろうと考えられる川内原発をターゲットに防災計画も整い地方自治体も協力してくれるとする魂胆が見え見えである。
 福島原発事故の真の原因も廃炉見通しも立たない中、再稼働はあり得ない。
 本日は、貴重な見学をさせていただきありがとうございました。
 [ 追 ]
 老婆心ながら、川内原発再稼働差止訴訟原告団の方に事務局より「シミュレーションの例が川内原発に使われている。」事実(国家権力の暴走を止める 逆リークです)を伝えていただき、大きく取り上げて下されば幸いです。
 全原発の再稼働を止める為に!!
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◆武甲外羅
 愚浪は、3.11「フクイチ放射性物質撒き散し事件」のゴングが鳴ったこの日、大飯原発から直線距離で20数キロほどの京・丹波に隠遁していた。
 大飯原発の国道の案内看板は見ていた。「原発ってやつ」を観たいと思っていたが、このツアーでこいつを海・陸から観る機会を得た。そしてメディアでしか知らなかったハコモノの現物を観るのははじめてだった。当日は埼玉から始発電車での出発、午後の部から参加させていただいた。
 猿橋おおい町議の懇切丁寧なガイド。JTBや近ツリとは質の違う素敵な「おおい町見学ツアー」、ありがとうございました。
 無用・不要のハコモノ施設の一部を国が町より賃借しオフサイトセンターとかしたとの説明。近代的なセンターで24時間管理しているから安心との児玉智所長の説明。竹本団長のお訊ねに「ここは日本海側で且つ湾の奥なので津波の心配、埋め立て地だが標高は低いが地震の心配もない。」との仰せ。流石?お役人さまだ、と、呆れてものが言えない。
 鐘や太鼓でフクイチを誘致した双葉町の大通りの町設カンバンには、「原子力、正しい理解で豊かなくらし」と、書いてある。
 原発を招聘した皆様方は、加害者の張本人なのに被害者ズラして叫んでいる。本州の北の端、下北は漁業の町。大間町は原発誘致、津軽海峡を挟んだ函館市議会は反対を決議。六ヶ所村では再処理工場の拡充を請願。
 越前敦賀では、再稼働しないと生活が成り立たない。福島では「原発があったら生きていけない!!」と宣う。なんて勝手なことを、と、思う。
 先の総選挙で有権者は、原発推進!!世界で最も安全でハイテク日本の原発を売りまくって経済成長を図ると宣う安倍晋三を総理大臣にした。
 国民はエネルギー大量消費型の享楽を望んでいるのだから当然の帰着だ。 年間の食糧廃棄は1713万トン、米生産量の2.2倍。エアコンの無い家を探すことは難しい。こんな生活が豊かだという考えを根底から変えねばならない。
 愚浪の使用電力量は、115kWh・2903円/月平均。愚浪と同じ生活をすれば、停電なんぞしなくとも総電力消費量は即10%リダクション。脱原発のまえに「少欲知足」のあたりまえの生活です。さあ、はじめませんか。
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