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◆6/27の第3回原告団総会
…総会の訴え

◆大飯原発差止訴訟 第3回原告団総会の 訴え

大飯原発差止訴訟、第3回原告団総会参加者の総意として、次の通り主張・提言し、決意を表明します。

☆本年4月14日、私たちは、再び福井地方裁判所で、世界初の〝高浜原発運転差止仮処分決定〟という画期的判決を得ました。昨年5月の、憲法上の人格権を最優位においた、歴史的な「福井地裁判決」をも上回るような判決です。京都でも、関西電力・大飯原発全機の再稼働差止めを命じる「京都地裁判決」を勝ち取りましょう!

☆福井地裁判決による司法の度重なる「原発ゼロ宣言」は、私たちの運動及び国民多数の意思と合致しています。「本件原発の事故によって住民らは取り返しのつかない損害を被る恐れが生じることになり、本案訴訟の結論を待つ余裕がなく、また、規制委の設置変更許可がなされた現時点においては、保全の必要性も認められる。」(=福井判決)から、安倍政権は、今こそ国民の意思と司法に従い、即時原発ゼロの政治決断を行うよう求めます!

☆「各地の原発敷地外に幾たびか到来した激しい地震や各地の原発敷地に5回にわたって到来した基準地震動を超える地震が高浜原発に到来しないというのは根拠に乏しい楽観的見通しにしか過ぎない」し、「地震が人間の計画、意図とは全く無関係に起こるものである以上」“新規制基準”は合理性を欠く(=福井判決)ので、現在、運転を停止している大飯原発は、直ちに廃炉のプロセスに入るよう、強く求めます!

☆関西電力は、今なお“原子力による発電原価がいちばん安い”という宣伝を行っています。しかし、〝高浜原発差止仮処分決定〟は、原発を再稼働させれば、「使用済み核燃料は我が国に存続に関わるほどの被害を及ぼす可能性がある」(=福井判決)と明確に指摘した上で、関電は、「使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには膨大な費用を要する」と主張し、「国民の安全が何よりも優先されるべきとの見識に立つのでなく」、「深刻な事故はめったに起きないだろうという見通し」に立っていると喝破しています。福島の事故の事実がなかったかのような、ご都合主義の原価計算です。“世界一厳しい安全基準”でないことは、原子力規制委員会自身が、認めています。こうした、国民を欺く策動を止めさせましょう!

☆“原発温存”に固執する勢力の向こう側に「日本核武装準備」という悪魔の思惑が見え隠れしています。被曝の危険の拡散と国際的孤立、そして、核軍拡競争激化に直結する原発輸出は、即時、中止するよう求めます!

☆東電・福島第1原発の過酷事故の原因究明及び日々の状況を公開するとともに、どこに、いつ避難したかなどの区分・差別なく、すべての原発被災者の補償と救済を、東電と国が責任をもってすすめるよう求めます。また、事故の責任を明確化し、収束作業の迅速化を図るために、一刻も早く東電の破たん処理を行うよう求めます!

☆大飯原発の過酷事故は、若狭湾、琵琶湖の水源地である福井県嶺南地域、京都府の北山山地や、「近畿の水がめ」である琵琶湖に、回復不能の放射能汚染を拡げ、近畿全域にはほぼ住み続けられなくなることは明白です。国土と「国富」を守る、最高で最大の防災対策は、直ちに全原発廃炉の作業に入ること以外にありません!

☆政府と電力会社は、廃炉作業をすすめると同時進行で、自然・再生可能エネルギーの開発・発展を、国民主権の立場で推進し、疲弊した地方及び国民経済の早期再生を実現するよう求めます!

☆原発施設は、日本と地球の未来に有害です。この立場から現在の間違った“エネルギー基本計画”の撤回を求めます。わたしたちは、原発設置を許した責任を自覚し、一人ひとりの主権者に原発の危険のない日本と地球を残すために、新たに有権者となる18・19歳の若者のエネルギーにも依拠して、どこでも、いつまでも闘い続けましょう!

☆大飯原発差止訴訟の原告団は、全国の脱原発運動と固く連帯・連携して、すべての原発廃炉を広く全国民に訴えていきます。1万人原告団を展望しつつ、2015年中に新たに1000人の原告団拡大をめざしましょう!

2015年6月27日 大飯原発差止訴訟第3回原告団総会参加者一同

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◆6/27の第3回原告団総会
…世話人会からの活動報告

◆原告団・世話人会からの活動報告

[1] 1万人原告をめざして

(1)京都脱原発原告団の歩み

・福島第一原発の過酷事故(2011年3月11日~)のあと,国内の稼動原発はゼロの状態になっていました。ところが,福井県にある関西電力・大飯原発は,当時の民主党政権のもと2012年7月に再稼働が強行されました。(その後,大飯原発は2013年9月に定期検査にはいって停まり,以来,日本は原発ゼロです。)

・そのため,京都脱原発弁護団と1,107名の原告は,再稼働が強行された大飯原発の運転差し止めと損害賠償を求め,2012年11月,京都地裁に提訴しました。2013年6月には原告団結成総会が開かれ,正式に京都脱原発原告団が発足しました。

・その後,2013年12月,856名で第二次[追加]提訴を行い,原告は合計1,963名となりました。さらに第三次[追加]原告を募集し,本年1月に730名で第三次提訴を行いました。これで原告総数は2,693名となりました。

(2)福井地裁の判決,仮処分決定の意義

・「福井から原発を止める裁判の会」による大飯原発差止訴訟で,2014年5月,福井地裁は原告勝訴,大飯原発3,4号機の運転差止を命ずる判決を出しました。さらに,本年4月,福井地裁の同じ裁判長の下で高浜原発3・4号機の運転差止を命ずる仮処分決定が出ました。

・昨年の判決,本年の仮処分決定とも,裁判所が示した内容はひじょうに優れたもので,私たち京都脱原発原告団・弁護団にとって大きな励みになります。さらに,福井地裁での勝利を高裁,最高裁と維持し発展させ,私たちの大飯原発差止訴訟(京都地裁)においても勝利判決を獲得することが求められています。そして,それがじゅうぶんに可能であることも明らかになりました。京都地裁において脱原発判決をかちとることは,司法のおける脱原発の流れを決定づける大きな力になるはずです。

(3)第四次[追加]原告の募集

・大飯原発差止訴訟に勝利するために,私たちは,現在2,693名の原告団を,今年中には1000人増やすこと,そして最終的には1万人原告をめざしています。社会的に見れば,原発に不安を持ち,なくして欲しいと願っている市民が多数派です。こうした草の根の広範な願いを,裁判の原告という形に表現して,目に見える大きな社会的な勢力に広げていきましょう。

・2015年初より,世話人会では第四次[追加]原告の募集をすすめ,1,000人の追加をめざしています。5,000円の裁判費用を裁判所に納める関係で,最低でも700人ほどにならないと,原告団の赤字になってしまいます。しかし,6月初旬では120名にとどまっています。

(4)身の回りで脱原発の輪を広げてください!

・第四次[追加]原告1,000人を集めることは,2,693名の現在の原告の力をもってすれば,実現不可能ではありません。お一人の原告が,職場やお近くの知人,友人,ご家族などで,お一人の新しい原告を誘っていただくことを,心から訴えます。配付資料中の一枚の原告募集案内チラシをぜひ活用してください。

・世話人会では,原告募集の集会の設定,いろいろな機会に原告募集案内チラシを配付するなどの活動をすすめています。
・自然エネルギーに依拠した新しい社会,エネルギーを過度に使用しない社会のために,市民の共同の輪をいっそう広げ,脱原発の実現をめざしましょう。

[2] これまでの法廷期日

(1)各期日のくわしい報告

・原告側の陳述書や弁護団による準備書面,被告(関電,国)の答弁書や準備書面などは,原告団Webの中の「裁判資料」にアップしています。

(2)これまでの内容

…1107名の原告で最初に提訴したのは,2012年11月29日。以下,各回とも弁護団からの準備書面と,原告の意見陳述を行いました。

・第1回口頭弁論(2013年7月2日)
…竹本修三・原告団長が「地震国日本で原発稼働は無理」と陳述。
…福島敦子さん(福島県南相馬市からの避難者)の陳述。
・第2回口頭弁論(2013年12月3日)
…原告で,聖護院門跡の宮城泰年・門主が意見陳述。
・第3回口頭弁論(2014年2月19日)
…原告の宮本憲一・元滋賀大学学長・大阪市立大学名誉教授(環境経済学)が意見陳述。
・第4回口頭弁論(2014年5月21日)
…裁判官の交代に伴う弁論の更新。
…竹本修三・原告団長と福島敦子さん(福島県南相馬市から避難)が再陳述。
・第5回口頭弁論(2014年9月30日)
…原告の意見陳述は萩原ゆきみさん(郡山市からの避難者)と,
…都市計画の観点から広原盛明さん(京都府立大学元学長)。
・第6回口頭弁論(2015年1月29日)
…原告の意見陳述は,三澤正之さん(京都府北部在住)。
・第7回口頭弁論(2015年5月28日)
…原告の意見陳述は,菅野千景さん(福島市からの避難者)。
…原告側の主張をほぼ出し終わる。
・第8回口頭弁論(2015年10月20日)
…予定。以後は立証の段階にはいる。

[3] この一年間の原告団のおもな活動

(1)毎月1回の世話人会

・各回の世話人会の内容は,毎回,原告団メーリングリスト(一斉メール送信,ML)に報告として配信しています。

・現在,原告団世話人会は19名で構成し,毎月1回の世話人会を開いています。昨年総会時の世話人は16名でしたので,新しい人が増えています。世話人の中から,原告団長(竹本修三),事務局長(吉田明生),事務局次長(山崎正彦)をおいています。世話人会には弁護団からも6名が参加しています。

浅井寿子(中京区),榎田基明(上京区),岡本瑞子(大津市),奥森祥陽(宇治市),河原好美(西京区),小針修子(北区),斎藤信吾(綾部市),阪本みさ子(舞鶴市),佐々木完之(左京区),高階喜代恵(伏見区),竹本修三(城陽市),富田道男(宇治市),福島敦子(木津川市),山崎正彦(東山区),山田耕作(宇治市),山田勝暉(左京区),山根義夫(京丹後市),吉田明生(伏見区),吉田和義(左京区)…19名
【弁護団】
井関佳法(京都南),尾崎彰俊(京都第一),出口治男,中島晃(市民共同),福山和人(京都),渡辺輝人(京都第一)

・世話人は,随時,募集しています。原告の皆さまの中から手を上げていただく方をお待ちしています。

(2)昨年総会(2014/6/7)以降のおもな催し

①福井地裁判決の報告集会in京都(2014/6/28)…5月に福井地裁が大飯原発3,4号機の運転差止を命ずる判決を出したのに対し,その報告集会を開きました。「福井から原発を止める裁判の会」から中嶌哲演さん(原告団代表,明通寺住職),松田正さん(同事務局長),笠原一浩弁護士(弁護団事務局長),安部剛氏(同事務局次長)らからくわしい報告がありました。会場は350人を超えて,盛況でした。

②おおい町見学ツアー(2014/7/6)…京都市内よりバス1台で,おおい町と大飯原発を見学してきました。その報告DVDや写真集は販売中です。

③ストップ原発再稼働!京都集会(2014/11/8)…川内原発や高浜原発の再稼働がせまる中,187人という多くの参加がありました。「志賀原発を廃炉に!訴訟」で,原告勝利の判決をだした元金沢地裁裁判官である井戸謙一弁護士からのビデオメッセージは,原告団Webで公開しています。北野進さん(「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団表),堂下健一さん(同事務局長),岩淵正明弁護士(同弁護団長)らの講演をいただきました。

④福井地裁の高浜原発運転差止・仮処分決定!京都報告会(2015/4/26)…「若狭の原発を考える会」(代表,木原壯林さん)との共催で,福井の原告松田正さんからの報告をうけ,弁護団の井戸謙一弁護士からパワーポイントを使って仮処分内容の解説がありました。参加者数は会場ほぼいっぱいの163名でした。

(3)原告団・事務局よりお願い

①原告の皆さまへの連絡は,郵送希望の原告(1,000円の実費で登録)のほかは,原告団メーリングリスト(一斉メール送信,ML)で行っています。できるだけメールアドレス(携帯可)の登録をお願いします。また,最近,配信停止となるメールアドレスが増えていますので,携帯の機種変更などでメールアドレスが変更になった場合は,再度,事務局宛にご連絡ください。

②新しい原告への訴状発送,郵送希望原告への手紙の発送,原告募集案内チラシの配布などで,原告の皆さまにお手伝いを呼びかけて,ともに活動することができました。ご協力いただきました原告の皆さまには,お礼申し上げます。

③原告名簿,原告団MLの管理につきまして,この一年でかなり改善を図りました。しかし,専従者がいる訳ではなく,あくまでボランティアベースの活動ですので,行き届かない点もあるかと思われます。今後とも,原告の皆さまのご協力を得て可能な範囲で改善していきます。

(4)京都原発裁判支援ネットの設立

①名称
・「京都地裁における二つの原発裁判(大飯原発差止訴訟,原発賠償京都訴訟)を支援するネットワーク」の略称…京都原発裁判支援ネット。

②ネットワークの構成
・ネットワークに賛同する団体や個人で構成する。その協力を得て,裁判傍聴支援,原告拡大,支援する会の会員拡大など運動の前進をはかる。
・訴訟当事者…以下の5団体。
大飯原発差止訴訟…1)京都脱原発原告団,2)京都脱原発弁護団
原発賠償京都訴訟…3)原発賠償京都訴訟原告団,4)原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会,
5)東日本大震災による被災者支援京都弁護団
・賛同する個人と団体…今後,個人参加や,地域で脱原発の運動をすすめている団体などを広く募りたい。ただし賛同団体,個人の会費などは無料。

③申し合わせ事項
・京都原発裁判支援ネットの名称を用いるなど,京都原発裁判支援ネットとして行動する際は,訴訟当事者の全会一致による。

④ネット上の情報交換体制
・発信のためのWebと,交流のためのFacebookを用意し,情報共有を図ります。
・「発信のためのWeb」のタイトルは,「京都原発裁判支援ネット。。発信」。
裁判のスケジュールをまとめたり,京都の原発関連の運動を紹介します。
こちら
・「交流のためのFacebook」のタイトルは,「京都原発裁判支援ネット。。交流」。
こちらは誰でも書き込みができます。
こちら

(5)京都原発裁判支援ネットの設立集会と映画「日本と原発」上映会

①京都原発裁判支援ネットの設立集会と,「日本と原発」の京都上映会と兼ねて行う。

②8/1(土),ひと・まち交流館京都(京都市河原町六条)にて。¥1000,定員300名。
13:30~14:15…京都原発裁判支援ネットの設立
14:30~16:45…映画上映(2時間15分)

③映画「日本と原発」…本年2月の松山地裁の伊方原発差止訴訟第10口頭弁論,4月の札幌地裁の泊原発1~3号機廃炉等請求事件の第13回口頭弁論期日において、証拠として提出され、それぞれ30分間上映されました。
映画については → 配付資料中のチラシを参照。

[4] 財政について

(1)原告参加費用5,000円について

・大飯原発差止訴訟に原告として参加していただくためには,原告参加費用として5,000円のご負担をお願いしています。これは裁判所に提出する訴状に貼る印紙代にあてられます。これ以外にご負担いただく費用はありません。

・判決文で,訴訟費用を原告に負担させる旨言い渡される可能性はありますが,ここでいう「訴訟費用」とは,訴状に貼付する印紙代,証人に支払われる日当や交通費などで,大部分は印紙代のことなので,すでに支払っていただいた5,000円以外に追加で支払義務を負わされることはありません。

・また,大飯原発の運転差し止めが認められた場合でも,関電の損害や被告の弁護士費用などについて,原告が賠償義務を負わされることはありません。

(2)財政の基本,財政報告

・訴訟参加費の5000円は,ほとんどを裁判所に納めています。弁護団は無償で活動されています。

・財政全般については,別紙報告の通りです。原告団だけの財政は,ありません。世話人の活動は無償が基本です。

(3)原告団の財政活動

・必要不可欠な物品,原告団や世話人会として遠方へ出かける場合などの支出は,弁護団財政の中で処理しています。集会の会場費など,原告団独自の活動は,カンパを募ったり,ボランティアとして進めて,赤字にならないように工夫しています。

・2013年に行った「福島交流ツアー」の報告集は黒字にし,最終的に弁護団財政に繰り入れました。
・2014年に行った「おおい町見学ツアー」の報告DVDや写真集は,各500円で継続して販売しています。
・今年は,新たに「脱原発クリアファイル」を作成しました。500円/5枚で販売中です。
・さらに,「脱原発カンバッジ」の制作をすすめています。デザインは原告の中のプロにお願いして,20種類できています。

・小学生からわかる紙芝居「なくそう原発」は完成しました。原告団Webから無償ダウンロードができます。ラミネート加工をした紙の版もありますので,貸し出しなどのご要望にお応えできます。科学者会議京都支部の市川章人先生が,京都民報の連載記事「1から分かる原発問題」の中で紹介していただきました。

(4)本日のカンパなどのお願い

・カンパ袋も資料にセットにしています。
・経済情勢の厳しい折りですが,当原告団の活動は,皆さまのカンパによって成りたっています。ぜひとも,ご協力いただきますよう,心からお願い申し上げます。
・カンパ袋は再利用が可能です。カンパが困難な場合でも,袋だけはご返却ください。

(5)原告参加費用5,000円について

・大飯原発差止訴訟に原告として参加していただくためには,原告参加費用として5,000円のご負担をお願いしています。これは裁判所に提出する訴状に貼る印紙代にあてられます。これ以外にご負担いただく費用はありません。

・判決文で,訴訟費用を原告に負担させる旨言い渡される可能性はありますが,ここでいう「訴訟費用」とは,訴状に貼付する印紙代,証人に支払われる日当や交通費などで,大部分は印紙代のことなので,すでに支払っていただいた5,000円以外に追加で支払義務を負わされることはありません。

・また,大飯原発の運転差し止めが認められた場合でも,関電の損害や被告の弁護士費用などについて,原告が賠償義務を負わされることはありません。

[5] 今後のおもな予定

7/ 7(火)11:00~,原発賠償訴訟第9回口頭弁論。
…京都地裁101号法廷。傍聴席抽選は,10:10~10:30。
…終了後,弁護士会館にて報告会
7/18(土)10:00~,第31回世話人会,京都弁護士会館
8/ 1(土)13:30~,京都原発裁判支援ネットの設立,映画「日本と原発」上映会…ひと・まち交流館京都(河原町五条下る)
8/22(土)10:00~,第32回世話人会,京都弁護士会館
9/19(土)10:00~,第33回世話人会,京都弁護士会館
10/20(火)14:00~,大飯原発差止訴訟,第8回口頭弁論。
…京都地裁101号法廷。傍聴席抽選は、13:00~13:20。
…終了後、弁護士会館で報告会。

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◆6/27の第3回原告団総会
…寄せられたメッセージ

◆今日の原告団総会に寄せられたメッセージ

・以下,順不同です。

[1]「原発賠償京都訴訟原告団」より

大飯原発差止京都訴訟 原告団のみなさま

このたびは、第3回目の原告団総会の開催、大変お疲れ様です。
私たちは、原発賠償京都訴訟原告団です。
昨年の11月に、私たちの原発賠償訴訟と皆さんの大飯原発差止訴訟は、原発をめぐる裁判としてともに支援交流をしながら裁判を推し進めていくことを目的とし、支援ネットを結成しました。
お互いの裁判傍聴はもちろん、学習会やこの総会などへの積極的な参加の機会を作り、今後の闘いに生かしてゆきましょう!

福島の原発事故以来、私たち原発賠償京都訴訟の原告のように、生活が足元から揺らぐような生活の変化、福島県の子どもたちの甲状腺がんの異常な増加は、今後一切あってはならないのです。無責任な原発再稼働の動きは、今の福島の原発事故後の現状を見れば、許されることではありません。万が一の事故で、この京都や近隣府県の生活の源・水がめである琵琶湖を汚すわけにはいきません。
私たちがおこした裁判は以上の理由からも大変重要なものであります。
私たち賠償訴訟の原告の思いは、みなさま原告団の思いに同じです。
今後も強く団結して、司法へそして国内外の方々へ訴えていきましょう。

原発賠償京都訴訟原告団 共同代表 福島敦子

[2]「脱原発原告団全国連絡会」より

大飯原発差止訴訟・京都脱原発原告団のみなさま
第3回総会、ごくろうさまです。
原発事故の災禍を二度と起こさないために
福島のみなさんの苦難を共にし、
大飯判決、高浜仮処分判決を糧に全国の脱原発原告団が連帯し、
全国の原発差止訴訟勝利、すべての原発廃炉に向けて共に頑張りましょう。

脱原発原告団全国連絡会 事務局 大石光伸

[3]「大飯・高浜原発仮処分の会」より

大飯原発差止訴訟・京都脱原発原告団の皆様。
福井地裁での原発差止訴訟も、仮処分の申請もすべて勝利いたしましたが、
姑息にも関西電力は、この司法の判断を尊重しないで再稼働に躍起になっています。福井での勝利も上級審、異議審でひっくり返そうと必死です。
そして、推進側は、潤沢な資金(電気代に添加できる資金)で、順当では勝ち目がありません。
が、この会場のご参集していただいている、純真な、また何の私的な利益を求めない多くの同じ思いの、皆様がいる限り正義は必ず
「我にあり」です。

「あとに続く者たちのために」
弱きものたちよ 嘆いてはいけない 怯んではいけない
あとに続く者たちのために
どんなに細くても険しい道であろうと作っておくのです
そのために つながるのだ 手を取り合うのだ
まず 私たちから進もう
後から来る人は 続いて 追い越して 先に進んで欲しい
はれやかな 夜明けが来るのを信じて
つながろう 手を取り合おう
後から続く者たちのために

大飯・高浜原発仮処分の会 事務局長 松田正

[4]「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団より

メッセージ

「福島の事故から原発再稼働を問う怒りの原告団総会」が盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げますとともに、大飯原発の差止実現へ連日奮闘しておられるすべての原告の皆様に心より敬意を表します。また、私ども志賀原発を廃炉に!訴訟原告団との交流はじめ、全国各地の訴訟団との連帯を通じて全ての原発を無くすたたかいを力強く展開しておられますことにも心より敬意と感謝を申し上げます。

さて、私どもの志賀原発廃炉に向けた訴訟は今年、大きなヤマ場を迎えつつあります。さる5月13日、原子力規制委員会の有識者会合は志賀原発敷地内の断層について、「活断層の可能性は否定できない」との見解で一致しました。今後、評価書案がまとめられ、議論の場は原子力規制委員会へと移ります。もちろん北陸電力は再稼働の道をあきらめておらず、独立性が疑われる昨今の原子力規制委員会ですから決して楽観はできませんが、原子力ムラから一線を画した地震・活断層の専門家が私たちの訴訟での主張を追認した事実は重く、差止判決への大きな追い風となります。今年度中には結審を迎える可能性も高く、福井地裁での差止判決に続く勝訴を勝ち取るため、原告・弁護団結束して運動の強化を図っているところです。

5月30日には原告団総会を開催し、記念講演には、かつて志賀2号機の差止判決を出した井戸謙一弁護士を招きました。演題は「司法と市民の力で原発を止めよう!」です。まさにこの1年、高浜原発の差止仮処分もあり、司法で原発を止めるたたかいが現実化し、また世論も原発訴訟に大きな関心を寄せ始めました。市民のパワーをさらに結集していかなければなりません。

安倍政権は原発再稼働へと突き進んでいますが、国民世論との乖離はますます鮮明になっています。安保法案を巡って政局の潮目は変わりつつあり、法廷内外のたたかいをさらに前進させていくことも重要な課題です。フクシマを二度と繰り返してはならない。原発なしで暮らしたい。そんな極めて当然の感覚が広く国民に浸透する中、全国の再稼働阻止のたたかいは燃え広がり、各地の脱原発訴訟もそのたたかいの重要な一翼を担っています。

私たちも京都の皆様のたたかいに学びつつ、志賀原発を止めることを突破口に原発の無い社会の実現を目指します。お互いの奮闘と連帯を確認し、本日の総会を機にさらに京都脱原発原告団のたたかいが前進しますことを祈念し、総会にあたりましてのメッセージとします。
頑張りましょう!

2015年6月27日
志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団長 北 野  進

[5]「NPO法人使い捨て時代を考える会」より

福島の立ち入り禁止区域の動物たちの可哀そうな姿。
長い期間、自然と共に生きてきた人たちの今の自然との生き方、魚や貝を採ることができない現状。
2度とこの様な現状をおこしてはなりません。
私たちは、まず身近な大飯原発を止め、廃炉にする必要があります。

脱原発委員会 差し止め訴訟原告 佐々木完之

[6]「日本科学者会議京都支部」より

小児甲状腺がんの発症:被ばくによる可能性が高まる

福島県は原発事故を受けて0歳から18歳を対象に甲状腺検査を実施している。2011年10月から3年間の先行検査、ならびに2014年4月から開始した本格検査の2015年3月31日までの集計結果が5月18日に発表された。先行調査は本格調査の対照検査で、両調査のがん発生率の比較から放射線の影響を調べるのが目的である。
3年間の先行調査では29万9233人が受診した。うち二次検査対象者は2278人であった。2034人の結果が確定し、うち1345人が要観察となった。1345人のうち細胞検査を受けたのは529名で、112名が「悪性ないし悪性疑い」と診断された。甲状腺がんの発見率は112/529となる。この値から二次検査対象者2278人中の患者の数を推定すると、319人になる。先行調査の患者発見率は319/29万9233で、10万人当りでは107人となる。年間発見率は37人となる。
一方、本格検査では、12万1997人について検査結果が確定した。二次検査対象者は1043人で、うち491人が検査を終了し、349人が要観察となった。349人のうち54人が細胞診を受けたが、15人が「悪性ないし悪性疑い」と判定された。15人のうち先行検査でA判定が14、B判定が1であった。
発見率は15/54なので、要観察者349人のうち97人が患者であると推定される。この数値から二次検査対象者1043人中の患者数を推定すると206名となる。本格調査の患者発見率は206/12万1997で、10万人当たりでは169人となる。
先行調査と比較すると本格調査の年間発見率は4.7倍になり、被ばくによる発症の可能性が濃くなった。
2015.6.22
宗川吉汪(日本科学者会議京都支部)

[7]「若狭の原発を考える会」より

原発現地・若狭での原発全廃のうねりを!

原発は人類が制御できる装置でないことは、悲惨で、あまりにも大きな犠牲を伴ったチェルノブイリや福島の原発事故が証明しています。それでも、暴走を続ける安倍政権、財界、電力会社、原子力規制委員会=原子力推進委員会は、川内原発、高浜原発、伊方原発の再稼働を企んでいます。この企みを断固として阻止し、原発全廃を勝ち取る運動の強化のために、昨年10月1日若狭現地に設置されたのが反原発「若狭の家」です。皆様のご支援の賜物です。ありがとうございました。この「若狭の家」は、電力消費地での原発NO の運動を原発立地の運動と結合させて高揚させる現地連絡事務所の性格も持ち、「若狭の原発を考える会」として活動しています。
「若狭の原発を考える会」への皆様のより一層のご支援をお願いします。原発の即時全廃を目指して、共に頑張りましょう。

「若狭の原発を考える会」の今後の活動

急を告げる高浜原発3,4号機再稼働を阻止する。なお、運転開始から約40年が経ち、一層事故確率の高い高浜原発1、2号機について、関電は、4月30日に、運転期間を20年間延長する許可を求める申請を規制委に行った。高浜1,2号機が老朽原発再稼働の先陣にされようとしている。一方、川内原発は、問題山積であるにも拘らず、今秋の再稼働を企んでいる。さらに、規制委は、伊方原発の再稼働「審査書案」を5月20日に発表した。

このような状況下で、再稼働阻止のために、現地高浜‐福井‐関西各地‐全国が連帯した運動を強化しなければならない。集会・デモだけでなく、現地・若狭を中心にした定期的かつ頻繁な宣伝、署名活動などを通して、若狭住民の参加を呼びかけ、各方面への申し入れを行うなど、重層的運動を構築する必要もある。また、高浜町長、福井県議会、知事の再稼働同意を阻止するための町役場、県庁での行動、高浜原発および関電本社・支店などに対する、原発を断念させる行動も強化しなければならない。川内原発、伊方原発再稼働阻止の運動と強く連帯した運動も要求される。

各種の反原発運動と両輪である裁判闘争も重要である。高浜原発再稼働差止仮処分に対する関電の異議申立に関する福井地裁での裁判、高浜原発と分離審理されている大飯原発再稼働差止仮処分に関する福井地裁での裁判、昨年5月21日の福井地裁判決に関する名古屋高裁金沢支部での控訴審、京都地裁での大飯原発再稼働差止訴訟、原発賠償訴訟、大津地裁での大飯原発再稼働差止仮処分裁判など多数の裁判が進行中である。福井地裁に続く勝訴で、再稼働阻止を決定的なものとするために、圧倒的な反原発の世論を顕在化しなければならない。

「若狭の原発を考える会」・木原壯林

[8]「原発ゼロへ・生駒の会」より

福島の事故から原発再稼働を問う―怒りの第3回原告団総会―  へのメッセージ

日頃の京都脱原発原告団の絶え間のない活動に敬意を表します。
福井地裁における昨年5月の「大飯原発運転差止判決」および今年4月14日の「高浜原発再稼働差止仮処分」は、憲法の定める人格権を守ろうとする、司法の良心、司法の本来の姿が具現された歴史に残る判決でした。

しかるに、政府や電力会社・財界は、差止判決や圧倒的な「原発ゼロ」世論に真摯に向かおうとせず、相変わらず「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」と「経済発展・大企業の利潤」を天秤にかけ、新たな安全神話を振りまき、原発再稼働に前のめりになっています。鹿児島地裁の川内原発の再稼働差止申立て却下や原子力規制委員会による伊方原発再稼働「適合」判断などはその例です。

5月29日の口永良部島大噴火や翌日の巨大地震など日本列島の地下の動きが活発です。ごく最近でも桜島、西之島、御嶽、箱根、と活発な火山活動が起こっています。これらは、「日本列島での原発再稼働の狂気」に対して「福島を忘れたのか」との自然界からの警告ではないでしょうか。

私たち奈良県生駒市で2011年に立ちあげた「原発ゼロへ・生駒の会」は、1000人以上の賛同人とともに、「原発事故による地球環境の放射能汚染を許さず、安心して子どもを産み育てられる環境を求めます。地域住民が安心して住める環境を求めます。そのため、原発から撤退し、地球と人に優しい自然エネルギーに転換することを求めます。ともに手を携えて運動を進めましょう」と訴え、学習会や集会、パレードを行ってきました。何度も、原告団、弁護団、避難ママさんなどに奈良までお越しいただいて、感動的な話を数々聞かせていただきました。今年に入ってからでも比較的大きな催しとして、3.8原発ゼロ・震災復興をめざす奈良のつどい、3.11「原発ゼロへ・生駒の会」結成4周年行事、5.24奈良県母親大会、6.11イレブンデー行動in生駒、6.14福島を聞きたい「母子避難 福島から」、6.20平和委員会全国大会でのパネル展など多彩な活動を行っています。また、微力ながら京都脱原発原告団への加入の訴えもさせていただいています。

いま日本は、「戦後70年、戦争か平和か」の岐路にあります。原発再稼働阻止、原発事故避難者支援、安保法制反対、沖縄新基地建設阻止などすべての重要課題が、日本国憲法第13条で定められた「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」を守るもかどうか、を突き付けています。

今後とも「原発ゼロ」をめざして共に頑張りましょう。

2015年6月27日
「原発ゼロへ・生駒の会」代表 溝川悠介

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◆6/27の第3回原告団総会
…会計について

◆第3回原告団総会 会計について

  • 当日の配付資料には,会計報告も掲載しています。
  • その資料につきましては,原告の皆さまには,お送りできますので,事務局までご連絡ください。
  • 補足…収入はすべて,原告や原告になっていない皆さまからのカンパです。原告参加費用5000円はほとんどが裁判所に納める印紙となっています。収支は,現在は赤字にはなっていませんが,黒字もひじょうにあやうい範囲の金額にとどまっています。厳密にみると,前期の繰越金を取り崩しています。支出を適正化し,財政活動も積極的に行って,この1年をのりきりたいと考えています。
  • 当日のカンパは,12万円をこえました。ご協力ありがとうございます。
  • 原告の皆さまのいっそうのご協力,ご支援をお願いします。

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◆[第2回原告団総会] 配布資料

第2回原告団総会 配布資料 A4判9ページ

目次

  • 大飯原発差止訴訟第2回原告団総会の訴え(案)
  • 原告団からの訴えと報告
  • 7/6 おおい町見学ツアーのご案内
  • 『福島交流ツアー報告集』のご案内
  • 福井地裁判決の報告集会in京都(ご案内)
  • 大飯原発3,4号機運転差止請求事件
    福井地裁2014年5月21日判決ハイライト(抜粋)

◆[第2回原告団総会] 原告団長 挨拶

 原告団長 竹本修三

 皆さん、こんにちは、竹本です。本日は、ご多忙中のところ、沢山の方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。ご存じのように先月21日に福井地裁の大飯原発差止訴訟で原告側勝訴の歴史的判決が下されました。誠に立派な判決文で、これだけしっかり書かれますと、これに続く京都訴訟などの裁判官は、原告側を敗訴にするためには福井地裁の判決文の論旨を否定してかからねればなりませんので、その方が大変だと思います。
 我々はいま、約2000人の原告団で大飯原発差止の京都訴訟を戦っておりますが、数は力なので、より多くの声を裁判所に届けるために、とりあえず今年中に、あと1000人の原告を増やしたいと考えております。2000人いる原告の半数の方が、家族とか知り合いとか身近な人を1人勧誘して、原告に加えていただければ達成できる数字なので、それほど無理ではないと考えております。どうかご協力をよろしくお願いいたします。

 福島第一原発事故はとても収束したとは言える状態でなく、次々と問題が出てきていますし、原発から出る放射性廃棄物の最終処分の方法も決まっていないなかで、中間貯蔵施設を積極的に受け入れようとする自治体はありません。そんな中で、阿部内閣は原発再稼働を推進しようとしておりますし、外国に原発を輸出しようとしています。

 これだけではなく、安倍内閣は、憲法を改悪して戦争に突き進むような国を作ろうとしています。最近、元自民党幹事長の野中広務さんが「70年平和だったのは憲法のおかげ」という発言をしていますね。人間、枯れてくると、いい事を言います。そのうち伊吹文明さんもこんな発言をするようになるかと思いますが、それは無理でしょうか? ともかく大きな力を結集して、安倍内閣の暴走を止めなければなりません。

 原発事故は、何も悪いことをしていない普通の人が普通に暮らせなくなる基本的人権の侵害です。地震国ニッポンにおいては、どこの原発でも福島のような事故が起こりえます。ハイテクの粋を集めた原発でも、それを扱うのは人間です。立っていられない程の地震動に襲われたときなど冷静に対応できず、思わぬ操作ミスも起こります。非常時に制御不能が心配される原発を即刻停止させることは、子や孫の代に負債を残さないために、我々の世代の課せられた義務だと考えます。ともに頑張りましょう。

◆[第2回原告団総会] 弁護団長 挨拶

 弁護団長 出口治男

5月21日に言い渡された福井地裁判決は、憲法13条の、生命、自由、幸福追求に対する権利を至高のものとし、福島第一原発事故が、多くの人々の人格権を根こそぎ奪ったと言う事実を直視し、また基準地震動に関する地震学の限界を指摘するなど、まことに骨太で、外連味のない判断を示しました。私は、裁判官に任官し、退官して現在にいたるまでの四十年余りの間、国策に関する事件において、司法に裏切られ続け、絶望的になっていただけに、大げさでなくこうした判決をきくことがあるとは思えませんでしたので、今回の判決は、暗雲に覆われていた司法の世界に、一筋の大きな光が差し込んだ気持ちがしました。国策に正面から立ち向かう司法の姿を見て、涙を禁じ得ませんでした。砂川事件の伊達判決、長沼事件の福島判決以来の、国策を正面から批判したもので、日本の司法の歴史に残る判決であると思います。私達京都弁護団も、なんとしても福井地裁判決に続きたいと思っています。

 福井地裁の判決が言い渡されたのは5月21日午後3時ですが、奇しくも同じ日の午後2時から、京都訴訟の更新弁論が行われました。その日は、第一回期日に原告として陳述された、竹本原告団長、福島敦子さんの陳述が新しい裁判官たちを前にして再び行われ、第一回期日の感動が再び法廷を満たしました。竹本団長は地震学の限界を踏まえた科学者の良心に基づき、地震国日本に原発はいらないと言う主張を力強く主張され、裁判官たちは身を乗り出すように聞いていました。福島さんは、避難を余儀なくされた人々の人間の尊厳がいかに深く侵害されているかを、静かではあるが厳粛に示していただきました。これらの主張は、福井地裁判決のスタンスの予言的な内容と言って過言ではありませんでした。

 いま、原発を巡る訴訟は、新しい段階を迎えました。しかし、大阪高裁の仮処分申請を退ける決定のように、なお、原子力規制委員会の判断に丸投げするような裁判所も存在します。裁判所の中に、2つの潮流がせめぎ合っているとみるべきです。そして、規制委では、島崎委員が斥けられ、代わりに原子力産業協会委員を務めた田中委員が任命されようとしています。政権は、なりふり構わぬ巻き返しで再稼働の道へと突っ走っています。原発再稼働に対する戦いは、司法と運動の両面で、益々重要な局面を迎えています。    
 本日、改めて、新しい段階に至った裁判と運動の両面にわたる一層の戦いを強める、記念すべき総会となることを、心から期待し、お祈り申し上げます。

◆[第2回原告団総会] 総会参加者の決議

大飯原発差止訴訟、第2回原告団総会における参加者の総意として、次の通り主張・提言し、呼び掛けるとともに、決意を表明します。

☆ 憲法上の人格権を最優位においた、歴史的な「福井地裁判決」を踏まえ、京都でも、関西電力・大飯原発全機の再稼働差し止めを命じる「京都地裁判決」を勝ち取りましょう!

☆ 現在、運転を停止している大飯原発は、そのまま廃炉にするよう強く求めます!

☆ 福井地裁判決による司法の「原発ゼロ宣言」は、国民多数の意思と合致しています。安倍政権は、今こそ国民と司法に従い、即時原発ゼロの政治決断を行うよう求めます!

☆ 被曝の危険の拡散と国際的孤立、そして、核軍拡競争激化に直結する原発輸出は、即時、中止するよう求めます!

☆ 東京電力・福島第1原発の過酷事故の原因究明及び現況を公開するとともに、すべての原発被災者の救済と補償を、東電と政府が責任をもってすすめるよう求めます。また、事故の責任を明確化し、収束作業の迅速化を図るために、一刻も早く東電の破たん処理を行うよう求めます!

☆ 今なお聞かれる“原子力による発電原価がいちばん安い”という宣伝は、放射性廃棄物の最終処分方法も決められず、安全対策や国民の生命を犠牲にした原価計算です。“世界一厳しい安全基準”という「新しい安全神話」とともに、国民を欺く策動を止めさせましょう!

☆ 大飯原発の過酷事故は、若狭湾、琵琶湖の水源地である福井県嶺南地域、京都府の北山山地や、「近畿の水がめ」である琵琶湖に、取り返しのつかない被害を与えることは明白です。
国土と「国富」を守る、最高で最大の防災対策は、直ちに全原発廃炉の作業に入ること以外にありません!

☆廃炉作業をすすめると同時進行で、自然・再生可能エネルギーの開発・発展を、国民主権の立場で推進し、疲弊した国民経済の再生を実現するよう求めます!

☆日本と地球の未来に原発は無用です。この立場から、現在の間違った“エネルギー基本計画”の撤回を求めます。わたしたちは、現下の大人の責任を自覚し、未来の主権者、子や孫に原発の危険のない日本と地球を残すために、どこでも、いつまでも闘い続ける覚悟です!

☆大飯原発差止訴訟の原告団は、1万人原告団を展望し、全国の脱原発運動と固く連帯・連携して、すべての原発廃炉を広く全国民に訴えていきます。今年中に3千名の原告団を実現しましょう!

2014年6月7日

大飯原発差止訴訟 第2回原告団総会 参加者一同

◆第2回原告団総会(2014年6月7日)

日時・会場

    2014年6月7日(土)13:30~17:10
    キャンパスプラザ京都 第2講義室

プログラム

  • 開会前のパレード
  • 原告団長 挨拶 (竹本修三)
  • 弁護団長 挨拶 (出口治男)
  • 乙女文楽 (吉田光華さん)
  • 訴訟の要点と経過の報告 (渡辺輝人 弁護団事務局長)
  • 紙芝居「なくそう原発」
  • 記念講演「国は福島原発事故から何かを学んだか―原子力規制委員会はもはや期待できない」
         田中三彦氏(サイエンス・ライター、国会事故調査委員)
  • 原告団事務局からの報告と訴え (吉田明生 原告団事務局長)
  • 会場からの発言、意見交流
  • 決議文採択

第2回原告団総会 配布資料

  第2回原告団総会資料 PDFファイルと目次

第2回原告団総会における参加者からの意見

    みんなの思い → 第2回原告団総会における参加者からの意見

挨拶する竹本修三 原告団長

挨拶する竹本修三 原告団長

 

挨拶する出口治男 弁護団長

挨拶する出口治男 弁護団長

 

乙女文楽の舞

乙女文楽の舞

 

紙芝居

紙芝居

◆京都脱原発訴訟原告団 結成のアピール

司法は自らの役割を果たし、「主権が国民に存することを宣言」する立場から、私たちの基本的人権を擁護しなければなりません。民意に耳を傾けてください!これ以上の、司法の崩壊は許せません!

2011年3月11日15時37分、福島第1原子力発電所1号機の全交流電源が喪失、その後、各号機も同様に全電源を喪失し、放射能汚染という大事故を引き起こし、2年以上経った今も、放射能により汚染された水の漏出が起きています。事故検証も進んでいません。

福島県内をはじめ、他県への避難者は現在も15万人を超え、海や田畑、仕事も家族の団らんさえも奪われました。日本の大切な『ふるさと』が汚されたのです。

これ以上、日本の未来に禍根を残すことはあってはなりません。

人類最新の科学をもってしても制御できない、また、生じる放射性廃棄物の処分すら決められない原発。その原発に頼らない世の中に変わると誰もが考えました。

しかし2012年7月、排気装置も免震重要棟もない大飯原発は再稼働し始めました。

関西電力は、万が一の事態に、近畿の水がめの一つ『琵琶湖』の水源地をどう守ってくれるのでしょうか。事故の後、職を失う地元の住民の雇用や生活にどう責任を取ってくれるのでしょうか。原発が停止してから再稼働までの期間に、関西電力管内の火力発電所等の他の発電施設稼働の効率化にどれだけの努力をしたのでしょうか。

政府、財界、そして関西電力の主張する経済発展のためという再稼働は根拠があいまいであり、人々の不幸さえ顧みない強引さは、かつて『戦争』へと突入していったやり方と同じです。

またそれは、人間の生存と地球環境の持続性において最悪の犯罪です。

関西電力が所有しているものはすなわち、核エネルギーという本質において核兵器と同じです。「脱原発」は被爆国として当然の権利であります。

憲法には、「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利(第13条)」「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(第25条)」とあり、巨大地震が確実視される今日、地震国日本の最大・最高の防災対策としても、大飯原発の即時停止を強く要求します!一緒にがんばりましょう!

平成25年6月1日

大飯原発差止訴訟原告団世話人会一同