2023年9月21日(木)に京都地裁で第38回口頭弁論が開かれました。
模擬法廷&報告集会は、弁護士会館の3階大会議室で行いました。
事前のお知らせチラシ→こちら。
- 恒例の裁判所周辺デモは30人程度で、心配された雨は降らずにすみました。今後、さらに呼びかけを広げます。
- 開廷前デモ、法廷傍聴、模擬法廷、報告集会にご参加の皆さまは、たいへん御苦労様でした。
- 原告席…14名で募集し、13名の申込を受け付けました。
- 傍聴席…昨年6月よりコロナ禍による制限がなくなり、全席およそ90席が使えるようになっています。今回、抽選にはなりませんでしたが、満席に近い状況でした。
- この回は、被告の関電、国が、弁論更新を行いました。被告関電が45分、被告国が15分のプレゼンテーション。関電や国の言い分を耳で聞くのは、この11年の訴訟の中で初めてでした。
- 関電は「地震に対する安全確保対策について」69枚のスライドでした。そのスライドファイルは、前日にしか届きませんでしたし、ページ数やカラーが多くて、傍聴の皆さまにもプリント配布することができませんでした。そのPDFファイルを以下にアップしましたので、こちら[89 MB]より、ご覧ください。長いので、読むには時間がかかりますが、法廷でも、時間の関係と言って、スキップされたところが多々、ありました。
- 報告集会での赤松純平先生のコメントでは、地下構造については、自分に都合の良いことだけを述べ、不都合な点は触れていないとのことでした。聞いていた感じでは、科学的、保守的(安全性をより重視しているという意味)、専門家(の意見書)の三つが何回も出てきて、耳につきました。基準地震動など技術論を述べて耐震安全性を強調したのかな、と思いました。科学的とか、専門家と言えば、人は(裁判官は)ひれ伏すと思っているようです。
- 科学より前に信頼が必要です。とりわけ関電は信頼できません。福島第一原発事故がおきて、科学も専門家も完全に信頼を失墜したのに(全く信頼できない専門家がいることが明白になったのに)、関電は何も学んでいないようです。東電も自民党政府も同じですが。
- 報告集会の参加者数…およそ50名ほど。
- カンパ…参加者の皆さまからカンパをいただきました。感謝いたします。
・金額は、その都度、会場ですぐに計算して報告できていませんが、この1年は以下の通りです。傍聴参加者の数が多いと増え、少ないと減る傾向になっています。(天候、報告集会の会場の場所なども影響すると思われます)
・2022年、9/6…14,605円、12/6…34,473円
・2023年、3/2…21,683円、 6/1…44,572円、9/21…34,091円