2019/8/1の第24回口頭弁論の概略を報告します。
- 開廷前のデモ…45名。酷暑の中,前回5/9よりも多い参加者でした。
先頭の右は,竹本修三原告団長。左は,弁護団の福山和人弁護士。
- 傍聴席…抽選にはなりませんでしたが,その後の傍聴希望者で,最終的にほぼ満席となりました。
- 弁護団は,地震(基準地震動)関連で,被告関電の主張や反論をくつがえす準備書面を提出。
- 二人の原告は,大飯原発でもし事故が起こった場合,いかに避難が難しいか,いかに困難な選択を迫られるか,ひじょうにリアルに陳述されました。
二人の陳述→こちら。
- 報告集会…盛会でした。カンパが 48,416円,缶バッジ,クリアファイル,このあたりプレートなどの物販が 2,300円でした。ご協力ありがとうございました。なお,意見陳述をされた太田歩美さんの友人として,福島原発かながわ訴訟原告団・事務局長の唯野久子さんも参加され,発言がありました。
意見陳述をされた太田歩美さん。福島第一原発事故で,避難指示区域外の水戸市から大阪に避難し,現在は損害賠償関西訴訟(大阪地裁)原告。福島県と茨城県との県境に壁があるわけではない。もし大飯原発で何らかの事故が発生したら,また避難しなければならないでしょう。しかし,縁もゆかりもない土地で一から生活を始めることの辛さは,もう十分味わいました。
意見陳述をされた近江裕之さん。与謝野町(京都府北部で宮津市や京丹後市に隣接)に住む現職の高校教師。学校で授業中に原発事故が起こったら,生徒や自分自身はどのように避難するのか,皆目,目処が立ちません。