◆省エネルギー生活を考え、実践しよう

脱原発運動の足元で、
省エネルギー生活を考え、実践しよう

◆原発を動かさなくても電気は足りていることは広く知られるようになりました。

◆しかし、電力会社は目先の企業利益だけのために、また、政府は核兵器の原料を何としても保持したいためか、万一戦争になった時のエネルギー確保のためか、一旦事故が起こると取り返しのつかない事態になることを分かってながら、原発再稼働にとても意欲を燃やしています。

◆脱原発を目指す方々からは、原発電気を止めて、自然エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなど)に変えようという世論が高まっています。(政府が原発推進の考えなので、外国の取り組みからはずいぶん後れをとっていますが。)

◆しかし、自然エネルギーを利用したからと言って、環境問題がすべて解決するというわけではありません。例えば、広大な太陽光発電装置が景観や農地を壊す、近くの家が反射光でまぶしい・暑い、風力発電では低周波が周辺住民を悩ます、などの問題があります。使いやすいものに改良していくには、ある程度の時間が必要でしょう。

◆また、エネルギーも、その地方の特性にあったやり方で地産地消できれば素晴らしいと思います。

◆そのような考え方が深化することを願いつつ、「私たちは無駄にエネルギーを使いすぎてないか? 省エネルギーで発電量を減らせるのではないか?」ということを考えたいと思います。

◆「大江戸省エネ事情」(石川英輔著 講談社文庫)によると、

・江戸時代はエネルギー消費が0に近い(太陽エネルギーだけを使う)生活の時代であったが、当時と比べると昭和27年(戦後復興進む)は10,000倍、昭和35年(高度成長始まる)は50,000倍、そして現在は100,000倍のエネルギーを消費しているそうです!

・江戸時代のように、エネルギー消費が0に近い生活に戻すのは無理としても、楽しく省エネ生活をして、発電量を減らし、地球にも優しくありたいものです。
・下記1、2の行動とともに、3の楽しく家計にも優しい省エネ生活を実践しましょう!

1. 脱原発の世論を高めるアピール・申し入れ・抗議行動などに参加する。
2. 電力会社に方針転換を迫る消費者運動をする。
3. 省エネを実行して、電力消費を地球を痛めつけない量に留める。

「若狭の原発を考える会」では、会員が実践している省エネ生活を紹介し合いました。その一部を以下にまとめてあります。ご参考になれば幸いです。

「若狭の原発を考える会」・瀧川恵子



エネルギー消費を減らす生活

<「若狭の原発を考える会」会員編>


◆衣
・洗濯は1日おきにする。
・夏服は風の通るデザイン・冷感素材を選ぶ。
・ウォームズボンを家でも着用して寒かったこの冬、暖かく過ごせた。
・冬は冷える首・手首・足首を温かくする。


◆食
・電子レンジをやめて、温めは圧力釜とガスレンジの温め機能を利用する。
・食パンをトーストする時、ガスレンジの機能を使う。
・電気釜を使わないで、鍋で炊飯する。
・水筒を携帯して、自販機等で極力飲料を買わない。
・古いタオル等を小さく切って、皿や台所の汚れ拭きに使用する。
・ラップ代わりに丸いタッパーやゼリー容器を蓋として使う。
・鍋帽子で保温調理する。
・圧力鍋で短時間調理する。
・1週間に1度はできるだけ野菜を使いきる。
・賞味期限が過ぎそうな時には、早めに冷凍してしまう。(豆腐も牛乳も。)
・冷凍食材は電子レンジ解凍しないで使えるように献立を見通して冷蔵庫に入れ替える。
・自分で野菜を作り、作れない野菜は、農家が安全に育てたものを、農家が生活できる価格で購入する。


◆家電
・省エネ家電を使う。(1軒ごとが節電所になる)
・照明をLEDにして、夜は部分照明にする。(ゆっくりするときはキャンドルを楽しむ。)
・コンセントをまめに抜く。(夏は補助電気を沢山使うガス温水器のコンセントを抜く。)
・できるだけ食洗機を使わず、少ない水で手洗いする。
・季節に応じて、冷蔵庫の設定温度を変える。
・エアコンを使わない季節は、ブレーカーを切る。
・夏、エアコンと扇風機を併用する。


◆住
・お風呂に湯をためて、入る日を1日おきにする。(なお、お風呂の水は、使った後抜かずに、ためておくと、原発事故や自然災害時に利用できる。)
・お風呂の残り湯を洗濯やトイレに使う。
・風呂を断熱構造に替える。
・雨水タンクの水を、植木の水やりやトイレに使う。
・床をフローリングにして、モップや箒で掃除をする。
・窓をアタッチメントで複層ガラスに替え、よく使う居間と台所はさらに2枚窓にしたら、夏と冬がすごしやすくなった。
・庇(ひさし)を深くして夏の暑さが和らいだ。
・土壁を利用して、夏は夜に換気扇で冷えた空気をとりこみ、暑い日中は涼しい風の入る窓だけ開けて、他の窓を閉める。
・西側にトイレ、洗面所、風呂を配置する。
・夏の日差しを遮るために、葦簀(よしず)や雨戸を使う。
・夏、ベランダにゴーヤカーテンを作る。
・ベランダに遮熱すだれをかけ、コンクリートに蓄熱するのを防ぐ。
・窓に遮熱カーテンを使用。
・節水型トイレに替える。
・加湿器を使わず、冬は室内に植木鉢や花瓶・水盤を置き、水がある状態にする。
・団地の自治会で廃油の回収を行っている。(石鹸業者が引き取る。)


◆全般的に
・原発の電気は使わない。
・不必要で税金の無駄遣いをする原発や基地には反対の声を上げる。
・命を大切にする環境や暮らしやすい社会を考え、行動する。
・省エネルギー生活は家族に強要せず、自分で楽しむ。



ご案内

関電は、大飯原発3号機を3月14日に再稼働させ、
5月中旬には、4号機を再稼働させようとしています。
断固抗議、阻止する行動にたちましょう!


「大飯原発うごかすな!」
4月22日(日)、関電包囲全国集会と御堂筋デモへ大結集を!

主  催:大飯原発うごかすな!実行委員会
呼びかけ:
(1)オール福井反原発連絡会(原子力発電に反対する福井県民会議、サヨナラ原発福井ネットワーク、福井から原発を止める裁判の会、原発住民運動福井・嶺南センター、原発問題住民運動福井県連絡会)
(2)ふるさとを守る高浜・おおいの会
(3)若狭の原発を考える会
お問い合わせは右記まで;090-1965-7102(木原)、090-2741-7128(宮下)
ご参加、ご支援、カンパをお願いします。
(カンパ郵便振込先;加入者名:若狭の原発を考える会;口座記号・番号:00930‐9‐313644:お振込みにあたっては、通信欄に「大飯原発うごかすな!実行委員会へのカンパ」とお書きください。


鴨川に沿って歩きながら、
大飯原発再稼働反対を訴える
一人デモにご参加ください(雨天決行)

日  時:4月8日(日)10:30出発
集合場所:出町柳[鴨川の加茂大橋東側(川端今出川)]河川敷
旗指物、鳴り物、マイクなどをもって、1人づつ100 m 間隔に、出町柳から塩小路橋近くの「ひかり公園」までの5.4 kmを、反原発を訴えながら歩きます。到着地点ではお花見を予定しています。「若狭の原発を考える会」の旗を用意しますが、お手持ちの旗をご持参いただいても結構です。
ご参加いただける方は、木戸までご連絡ください。
世話人;「若狭の原発を考える会」・木戸(090-9213-7395)・木原(090-1965-7102)


キンカン行動にご参加のみなさまへ
アンケートのお願い

「若狭の原発を考える会」では、「節電・省エネルギー生活は、脱原発運動の大事な要素ではないか?」と考えて、会員で意見を出し合いました。
その中で、「キンカン行動に参加されているみなさまは、いろいろな工夫をしていらっしゃるだろうから、みなさまが実行されている節電・省エネルギー法をお聞きすれば、新しいアイデアが出るのでは?」、「集約して、結果をお返しすれば、節電・省エネ議論の一助になる」と考えました。
以下のアンケートにぜひご協力くださいますようお願い申し上げます。

アンケート用紙→ファイル名:kinkan-enquete[50 KB]
(PDFファイル。左クリックで表示。右クリックでダウンロード可。)

・ご意見をチラシとして公表するとき、お名前も載せてもいいですか? ( 可 ・ 匿名希望)

・本日出されない方は来週のキンカンに持ってきていただいてもいいです。
メールで送ってくださる方は、瀧川恵子(2110nkアットknd.biglobe.ne.jp)までお願いします。


2018年4月6日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)