2018/11/20,大飯原発差止訴訟[京都地裁]の第21回口頭弁論,ご参加の皆さま,たいへんご苦労様でした。お疲れさまでした。
◆法廷での原告陳述は,京丹後市の西川政治さん(丹後ふるさと病院)。病院における原子力防災について。丹後ふるさと病院は,特別養護老人ホームふるさと,介護ステーションふるさとを併設し,医療と福祉を結ぶ連携体制をとっています。
陳述の内容は→こちら。
◆弁護団からの準備書面は→こちら。
◆以下,写真報告です。
(1)開廷前の裁判所周辺デモ。先頭でバナーをもつのは,竹本修三原告団長(右)と,弁護団の福山和人弁護士(左)。途中では,拍手で声援を送っていただいた場面もありました。
(2)長い横断幕は,京田辺市の原告がつくったもの。
(3)弁護士会館地階大ホールでの報告集会の様子。この写真のときは,模擬法廷が続いていて,すでに終了した法廷からの原告や傍聴の方が席に着いたところ。このあと,竹本修三原告団長,中島晃弁護団長代行のあいさつ,意見陳述をされた西川政治さんからの感想など,渡辺輝人弁護団事務局長からの報告,吉田明生原告団事務局長からの報告とカンパなどのお願いと続きました。その後,会場からの質問,意見,アピールなど,ひじょうに積極的な意見交換がありました。
◆報告集会では,市川章人さんらの本『原発事故 新規制基準と住民避難を考える』,若狭の原発を考える会の「原発反対」ステッカーを紹介,頒布しました。また,多額のカンパをいただき,ありがとうございました。缶バッジ,クリアファイル,このあたりプレートなども頒布しました。
◆なお,今回,傍聴席が埋まらず,関電関係と思われる傍聴も多かった模様で,この点は残念でした。原告団世話人会として今後,3000人をこえる原告にどう訴えていくか,そこが問題だと思います。12月の世話人会の議題にして検討したいと考えています。
◆中島晃弁護団長代行のことば
市民が傍聴席を埋めるような裁判にしないと,いけない。
裁判官がちゃんとした判決を書けるようにするのが,傍聴の市民の役割です。
◆さらに井戸謙一弁護士のことば(別の講演会にて)をかみしめる。
原発問題も,司法問題も,市民が関心を失えば終わり。
問題意識を持ち,声を上げ続ける限り,未来は開ける。
司法の存立の基礎は市民の支持
裁判官魂を刺激し続ける。
◆次回,第22回口頭弁論は,2019年1月31日14:30からです。原告の意見陳述は,「安保関連法に反対するママの会」発起人で京都市内で「原発いらないコドモデモ」を行っている西郷南海子さんの予定です。
以上,概略のご報告まで。