◆関西電力 闇歴史◆028◆

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◆コロナクラスター発生でも原発は運転
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 各地の原発で、作業員のコロナ感染が増加しているにも拘らず、電力会社は原発運転を続け、政府や原子力規制委員会は、それを制止しようともしません。

 関電の美浜、高浜、大飯の3原発では、これまでに、70人の感染者が確認されています。そのうち38人は8月(2021年8月22日現在)の感染者です。福井県は、美浜原発で4日、高浜原発で7日にそれぞれクラスターが発生したと発表しています。10人のクラスターが発生した高浜原発について、福井県は、関連作業員ら674人を自宅待機としています。高浜3号機で進めていた追加の安全対策工事は一時中断し、再開時期は未定としていますが、稼働中の高浜3、4号機と美浜3号機の営業運転に影響はないと強弁しています。

 美浜原発では3000人、高浜原発では3500人、大飯原発では2500人の作業員が働いていますが、作業の場所や内容によっては、「3蜜」職場になりかねません。また、複数の作業員が狭い空間で、配管の溶接にあたることもあり、暑さと息苦しさのためにマスクを外したくなる場合もあると言われています。原発作業員の多くは、全国各地の原発に赴いて働き、原発近くの民宿やホテル等に長期宿泊し、バスで通勤する等、団体行動もともないます。コロナ感染の確率は高いと思われます。原発は万が一にも重大事故を起こしてはならない装置です。その装置の安全維持を担い、専門技術を持つ作業員の間にコロナクラスターが拡大して、安全維持に手抜きや遺漏が生じてはならないことは自明です。コロナのクラスターが発生した場合、関髪を容れず原発の稼働を停止するのは、最低限の企業倫理です。それでも、関電は、原発運転を継続し、老朽原発の稼動まで行っています。危険きわまりない事態です。