◆地震と原発に関わる特別質問

質問者 原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

◆去る6月18日午前8時前、大阪府北部を震源とするマグニチュード(M)6.1、最大震度6弱の地震が発生し、4人が亡くなられ、300人以上が負傷されました。この地震は、大阪府下では、1923年に観測を始めて以来、最大の地震です。若狭は震度4でした。

◆この地震の震源地のやや南(奈良県北部)と一昨年の熊本地震(熊本・大分大震災)の震源地は中央構造線と呼ばれる日本最大の断層帯で結ばれていて、途中には伊方原発があります。中央構造線を南西に延長すれば川内原発、北西に延長すれば玄海原発があります。今回の震源地・大阪府北部の北北東には若狭の原発群があります。

◆この地震は、南海トラフ大地震の予兆であると多くの人々が指摘しています。南海トラフ大地震が発生すれば、中央構造線の分岐・延長上の若狭での地震が連動することも考えられます。そうなれば、原発重大事故は避けられません。
今回の大地震、熊本地震(熊本・大分大震災:2016年)、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災:2011年)、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災:1995年)は、何れも予知できませんでした。日本のような地震大国では、どこでも、大地震が発生する可能性がありますが、現代科学では、それを止めることはもちろん、予知することすらできないのです。

◆福井でも、1948年6月28日、M7.1の内陸直下型地震が発生し、死者3769人、負傷者約2万人を出し、震度「7」を設けるきっかけになりました。兵庫県南部地震発生まで戦後最大の地震でした。

◆どんな地震も、原発重大事故を招く大地震につながる可能性があります。地震を感じたら、即座に原発運転を停止し、総点検をすべきです。重大事故に到ってからでは遅すぎます。

◆若狭の原発について、地震でとくに危険なのは、すでに貯蔵容量の7割以上が埋まっている使用済み燃料プールです。
今回の大阪地震では、若狭は震度4でしたが、関西電力は原発を止めることすらしていません。人々の安全より、関西電力の利益を優先しているのです。

質 問

町は、地震の揺れを感じたら原発を即時停止し、最低でも、余震の沈静化までは原発を動かさず、原発および使用済み燃料プールの点検に専念することを関西電力に約束させるべきだと考えますが、ご見解を伺います。