◆関西電力 闇歴史◆067◆

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◆各地の原発、保安規程違反のまま特重施設を運用(2022年)
 高浜原発3号機も部品未装着で保安既定違反
 原子力規制委員会の審査を通っても原発の安全は確保されていない
 電力会社は特重施設など無駄と思っているのでは
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・伊方3号機で昨年10月から運用を開始した「テロ対策施設」=特定重大事故等対処施設(特重施設)で、部品未装着があった。特重施設の運用を開始した昨年10月から7月7日まで約8か月の間に及ぶ。報道では、複数未装着の部品は「フィルターやパッキンのように一定の頻度で交換する消耗品」とのこと。しかし、設備が動作不能となる恐れがあり、国から認可を受けた保安規定を満たしていなかったことになる。

・特重施設の部品の未装着はこの間、九州電力川内原発1、2号機、関西電力の高浜原発3号機でも見つかっている。関電の「運転上の制限の逸脱・復帰情報」では→ こちら
(2022年7月10日報道)

・以下、守田敏也さんのBlog「明日に向けて(2227)」より引用
伊方3号機でテロ対策設備(特重施設)が部品未装着だった!九電、関電も!
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● 電力会社は過酷事故を防げないと思っている

僕はこの「特重施設」が、ひどい矛盾に満ちていると何度も指摘してきました。そもそも「テロ対策施設」と言うけれど、ベント設備などテロではない重大事故への対処施設も含まれているので「騙し」に等しい言い方です。
しかも電力会社は徹底的にと言えるぐらい、作ることを先延ばしにしてきました。その末に運用を開始したら、きちんと部品装着されず「動作不能になるおそれがあった」のです。

そもそも設置が2013年7月に決まりながら、原子力規制委員会が期限を5年も伸ばしたのでした。ところが電力会社がその期限が近づいても全く作らないのを見て、規制委員会は「設置申請から5年」と期限を再延長してしまいました。
電力会社はそれでも作ろうとせず、期限の再々延長を申し入れましたが、規制委員会はたまらずに運転停止を命令。それで実際に2020年3月から九電、関電、四電の原発が次々と停まったのです。

すると各社は突貫工事で施設を作って、原発を再稼働させましたが、そうしたら部品が未装着。これはもう電力会社が特重施設など無駄だと思っているとしか考えられません。「安全確保など無理!」と思っていることが透けて見えます。
それでも原発を動かすなんてものすごいモラル崩壊です。電力会社は過酷事故が起きうるし、その時、特重施設など頼りにならないことなど分かっていながら稼働を続けているのです。
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