法廷内外での活動」カテゴリーアーカイブ

◆福島交流ツアーの参加者募集

大飯原発差止訴訟の原告の皆さんへ。 【転送歓迎,拡散歓迎】

 大飯原発差止訴訟原告団では,下記のようなツアーを計画しています。福 島の原発被曝地の生の様子を案内してもらいながら,運動の交流をはかりた いと思います。原告なら,どなたでも参加できます。

 先着20名で締切とします。参加を希望される方は,早めにご連絡をいただ きますよう,お願い申し上げます。京都以外からの参加も可能ですので,そ の場合も連絡してください。それぞれ都合の良いところで合流していただけ れば結構です。
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福島県南相馬市・生業(なりわい)訴訟原告団との交流ツアーの概要
・参加人数は10~20名の間
・費用は5万円以内
・日程  
 11/25(月)…夜22時頃に京都から出発する夜行バスで福島へ直行。  
 11/26(火)…朝8時半頃に福島着。生業訴訟原告団の案内で見学。   夜に交流会。宿泊。  
 11/27(水)…一日,交流,見学。夕食は福島で。  20時頃に福島発の夜行バスで京都へ。  
 11/28(木)…朝6時半頃に京都着。解散。 
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 更に詳細をご希望の方は,ご連絡ください。

生業訴訟の詳しい案内は, 『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟原告団・弁護団
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大飯原発差止訴訟の原告の皆さんへ。 【転送歓迎,拡散歓迎】

 先日ご案内しました福島交流ツアーは,6名申込,あと2名が検討中という ことでまだ余裕があります。参加をご希望の原告の方は,ご連絡ください。

 なお,ご連絡しております夜行バスは京都~福島直行便ですので,京都以 外からの出発ですと,京都までお出でいただくか,それぞれのお住まいの地 域からJR福島駅前に11/26朝,8時24分(京都からのバスの到着予定時刻)ご ろにお越しいただければ,福島までは,それぞれどんな交通手段を利用して いただいても構いません。

 また,夜行バスを避け,各自で新幹線などで11/25中に福島に入り,26日 朝8時ごろにJR福島駅前で合流していただくことも可能です(時間がかかり, 交通費,宿泊代も高くなってしまいますが)。
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 さらに,以下の点をお知らせいたします。
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 福島の汚染の状況や放射能の人体への影響については,私たちの訴状でも 触れられているとおりです。そうした福島で現に生活し,原発をなくす運動 を進めている人たちとの交流は,先方から呼びかけがあった点も含め,大切 だと考えています。

 今回のツアーは,参加を強要したり,送り込むものではありません。福島 が放射線について安全であることを宣伝するものでもありません。広く一般 の方を対象にしたものでもありません。私たちの今後の運動や上記交流の観 点と,現地の汚染の状況とを考え合わせ,それぞれでご判断いただきたいと 考えております。福島から避難された方々,現地にとどまっている方々,そ して,あの事故に心を痛めて奮闘している多くの市民が,できることを持ち 寄って,共同して新しい脱原発の社会をつくりたいものです。

 今回のツアーにつきましては,後日,何らかの形で原告の皆さんに報告さ せていただきます。また,低線量被曝や福島の子どもたちの甲状腺ガンの多 発などの勉強会は,今後,原告団・世話人会で検討したいと思っています。
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◆小浜・明通寺の中嶌哲演住職に会う

【世話人会MLに配信】

 昨日(2013年10月15日)は、大飯原発3・4号機の差止・福井訴訟の弁護団事務局長の笠原一浩弁護士の仲介で、小浜の明通寺に伺い、中嶌哲演住職からとてもよいお話を聞かせていただきました。

 添付の写真は、左から笠原弁護士、中嶌住職と私です。当日は、原告団員の一人であり、「原発ゼロをめざす城陽の会」の事務局長の開沼淳一さんに同行してもらいました。車で片道2時間半程度でしたが、台風の影響はほとんどありませんでした。

 中嶌住職と私は、同じ1942年生まれの71歳ですが、私は3・11以後に反原発に目覚めた新参者です。それに対して中嶌住職は、1970年代の始めに「原発設置反対小浜市民の会」を組織されてから40年以上も反原発で戦ってこられた筋金入りの闘士です。長い経験に裏打ちされた含蓄のあるお話をいろいろお聞きすることができました。次回の世話人会で報告をさせていただきますが、これらの先人達の長い活動の経験を今後の我々の反原発の運動に活かそうと思います。

 できれば中嶌住職を京都にお呼びして、多くの人にお話を聞いていただきたいと思います。
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◆大飯原発差止訴訟 「京丹後の会」

2013年9月29日、京丹後市で中心的に活動されてきた原告の主導で、大飯原発差止訴訟「京丹後の会」を結成しました。
当日は、原告団長(竹本修三)と事務局長(吉田明生)が京丹後市まで出かけました。京丹後市では、以前、久美浜原発の反対闘争(1975~2006年)を闘った岡下宗男さんを訪ね、当時のお話をうかがい、ちょうど開催されていた“健康まつり”の中で、地域のおもな方々に挨拶をしてきました。

京丹後市の原告は、まだ数が少ないのですが、中心的に活動されてきた原告が世話人になっていただきましたので、今後の発展が期待されます。

◆裁判報告集会開催のお願い

現在、原発をめぐる社会情勢をみると、原子力ムラと再稼働反対の世論のせめぎ合いが続いています。世論は過半数が脱原発を支持していますが、政府は再稼働をすすめる姿勢を示し、原発の輸出も行われようとしています。安倍首相は、“死の灰の商人”になったようです。私たちは、脱原発の世論をさらに大きくして、第一次提訴1,107名の大飯原発差止訴訟の原告の数を倍増させて、訴訟の勝利をめざしています。

しかし、私たちの第二次提訴1,000人をめざす原告拡大は、まだあまり進んでいません。原告を800人を越えるようにしないと、提訴時に裁判所に納める印紙代が高くついてしまいます。また、九州玄海原発訴訟では、同じ原告参加費用5,000円の負担ですでに6,000名を越える方が原告になっています。私たちの場合、まだまだ原告を増やす余地があります。

そして、今、私たちがもっとも重要だと考えているのは、京都府北部で原告を増やすことです。

京都府北部は、大飯原発にも近く、いったん事故が起こった際には大きな混乱が予想されます。避難計画は、文字通りまったくの机上の空論でしかありません。そして、原発を止めることだけが、もっとも確実な被害防止策であり、それ以外に方法はありません。原発はいったん事故を起こしたら、人の手で止めることはできませんし、放射能汚染は人の人生の何代にもわたって続きます。多くの住民が故郷を追われることになるのは、福島の事故から明らかです。

こうしたことから、私たちは、舞鶴市、綾部市、福知山市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町などで 「大飯原発差止訴訟、裁判報告集会」 を開きたいと考えています。7月2日に京都地裁で第一回口頭弁論が開かれたましたので、訴状や裁判の内容をご報告したいと思います。弁護団・原告団から報告者を派遣いたしますので、集会の設定にご協力ください。是非、お声を上げていただきますようお願い申し上げます。ご不明な点やさらに詳細な点は事務局までご連絡ください。

◆福島第一原発の事故の実相と実態、被害の実態に学ぶ

【原告団MLへ配信】
「原発ゼロをめざす」学習交流会のご案内をお送りしますので,ご参加いただきたくご案内申し上げます。
詳しくは,案内チラシ[111 KB]をご覧ください。

講 演:「福島第一原発の事故の実相と実態、被害の実態に学ぶ」
中島 孝氏 福島原発事故訴訟原告団長(福島市相馬市在住)
交 流:各団体・地域での取り組みの交流
と  き:2013 年9 月14 日(土)午後1 時から4 時30 分
ところ:京都弁護士会館 地下会議室
(中京区富小路丸太町下る 京都地裁 横=構内の南東角)
主  催:原発ゼロをめざす京都ネットワーク
連絡先:京都市中京区壬生仙念町30-2ラボール京都 5階 京都総評気付
電  話:075-801-2308  FAX075-812-4149

◆「大飯原発 活断層でない」のニュースについて

【原告団MLに配信】

9/3付けの朝日新聞に「大飯原発 活断層でない 規制委会合で見解一致」 という記事がのりました。そして,地元の受け止めの記事の中で,竹本原告 団長のコメントが掲載されています。その部分の記事は以下の通りです。
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大飯原発運転差し止め訴訟の原告団長,竹本修三・京都大学名誉教授は「地 震は未知の活断層によっても引きおこされる。専門家会合の判断を『大飯原 発は安全』と誤解してはいけない」と指摘する。
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以下は,竹本原告団長より,世話人会MLへの投稿です(9/2付け)。
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先ほど、原子力規制委員会の専門家チームが大飯原発の敷地内にある破砕帯 は「活断層ではない」との見解を発表したそうです。
朝日新聞社から電話でコメントを求められて、「予想された結果である」と 返事をしました。

  • チームの中には、「活断層の上には重要な建造物を作ってはいけない」という国の方針を活かして「大飯原発の敷地内にある破砕帯は活断層である」と結論付けようという動きもあったのかもしれませんが、活断層であるかどうかの解釈は、専門家(と言われる人々)の間でも意見が分かれいます。それを全会一致で「活断層である」ともっていこうとするところに無理があり ました。
  • 活断層であるかどうかはともかくとして、大飯原発の敷地内にF-6という 破砕帯が走っていることは確かです。破砕帯があるということは、過去に地震か地すべりで、ここが変動したことは間違いありません。
  • 活断層が見いだれていないところでもM7クラスの直下型地震は度々起こっています。ですから、活断層が敷地内を走っているかどうかという議論を長く続けても仕方ありません。
  • 南海トラフの海溝型地震の前後には、西南日本の日本海側でもM7クラスの直下型地震が起こっています。次の南海トラフの巨大地震は早ければ2030年代と予想されていますが、若狭湾内部は地震の空白域です。私は次の南海トラフの巨大地震の前後に原発周辺の活断層が見つかっていないところにM7クラスの直下型地震が起こるのを恐れます。
  • 福島第一原発の事故は例外としてかたずけられる話ではありません。日本の全ての原発は、福島第一と同じような危険性を孕んでいます。今日の朝日新聞夕刊にドイツのメルケル首相が、「福島原発の汚染水問題がいまだにかたずかないのを見て、脱原発の決定は正しかったと改めて確信した」という記事が出ていました。これに比べて日本の首相はダメですね。
  • 今日、大飯原発3号機が停まり、15日に4号機が停まって、再び日本の稼働中の原発はゼロになります。3・11の福島第一原発の事故の直後は世論調査で8割以上の人が脱原発を望みました。それが、権力者側の巧妙な巻き返しと、「喉もと過ぎれば何とやら・・・」ということで、世論調査で脱原発を望む人は50%台に下がったそうです。
  • 日本の原発が全部停まる今月、今一度「原発は必要かどうか」という議論を盛り上げましょう。原発がなくても電力は足りてると関電も言っています。

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◆山中・比叡平「オーイの会」の学習会

滋賀県大津市の中山・比叡平の方々が、2013年8月に大飯原発差止訴訟の会 山中・比叡平「オーイの会」を立ち上げ、その学習会が9月20日に開催されました。大飯原発差止訴訟の原告団長(竹本修三)と事務局長(吉田明生)がでかけて、話をしてきました。

参加者は20人を超え、盛会でした。
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