◆11/28 第25回口頭弁論の報告

2019/11/28の第25回口頭弁論の概略を報告します。この日は,「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」による「老朽原発うごかすな!リレーデモ」の途中でしたが,デモは休養日とし,裁判を支援する体制がとられました。
(「老朽原発うごかすな!リレーデモ」については,こちら。)
(リレーデモ通信は,こちら。)

  • 開廷前の裁判所周辺デモ…40名。前回8/1とほぼ同じ参加数でした。


先頭の向かって右は,竹本修三原告団長。中央は,弁護団の福山和人弁護士。

  • 傍聴席…抽選にはなりませんでしたが,その後の傍聴希望者で,最終的にほぼ満席となりました。この状況は前回と同じです。
  • 弁護団は,大飯原発の地盤について被告関電の主張や反論をくつがえす第67準備書面を提出。
  • また,被告関電が大飯原発1,2号機の廃炉を決めたことに関して,原告弁護団から「本訴請求の一部取下げについて」の書面も提出。これにより,法廷の場で,大飯原発の半分の廃炉,原告の主張の半分が実現したことになりました。
  • 原告の意見陳述は,京都府南丹市美山町の「芦生山の家」から今井 崇(たかし)さん。
    「芦生山の家」は,由良川源流や芦生原生林への玄関口であり,木のぬくもりと優しさが満ち溢れ,心と身体を癒してくれる研修や宿泊の施設です。しかし,もし若狭の原発が事故を起こしたら,貴重な自然は一挙に失われてしまいます。憩いのふるさとを守っていきたい思いを語ります。大飯原発でもし事故が起こった場合,いかに避難が難しいか,いかに困難な選択を迫られるか,ひじょうにリアルに陳述されました。
    今井さんの陳述→こちら
  • 報告集会…盛会でした。カンパは合計で60,285円。ほかに缶バッジ,クリアファイルなどの物販が1,500円ありました。報告集会の中では「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」の木原壯林(そうりん)さんから,「老朽原発うごかすな!リレーデモ」「12/8の関電包囲大集会」への参加を訴えるアピールもありました。


「本訴請求の一部取下げについて」の陳述の報告をする福山和人弁護士。


渡辺輝人弁護団事務局長は,法廷の場で大飯原発の半分の廃炉,原告の主張の半分が実現したことを報告。