2019/1/31の第22回口頭弁論の概略を報告します。
- 開廷前のデモ…42名。雨の中にもかかわらず,参加者多数でした。
先頭左は弁護団の福山和人弁護士,中央はこの日陳述した西郷南海子さん,右は竹本修三原告団長。
- デモの後,京都脱原発原告団として,京都地裁所長宛に,所持品検査を行わないようにとの申入書を提出。その後,記者クラブにも提出。
- 全文はこちら。
- 傍聴席は希望者多数で,抽選になりました。
- 当日開廷前に配布している原告側資料は,今回から150部に増やしましたが,残部ゼロでした。関電関係者と思われる方にも配布しています。
- 法廷では,原告の西郷南海子さんが三人の子をもつ母親として意見陳述。「個人的にヨウ素剤を取り寄せましたが,そもそもここまでして事故に備えなければならない発電方法というのが非合理的」として「原発を擁護する理由はどこにもありません。」と結びました。くわしくは→こちら。
- 弁護団からは,まず第60準備書面で,関電の地盤モデルの二重のごまかしを明らかにしました。また,856ガルとされている大飯原発の基準地震動についても,関電地盤モデルから計算すると883ガルになるはずで,さらに大阪府北部地震を適用すると1280ガルが予想されることも明らかにしました。この数字は,破局的な破壊をもたらす基準(クリフエッジ)の1260ガルを超えてしまいます。
- 第61準備書面では,火山影響評価に関する新知見に対して,原子力規制委員会及び関西電力が安全性を軽視していることを主張しました。
- 本法廷と並行して開催された模擬法廷には,15名以上の参加がありました。
- 閉廷後の報告集会は,満席でした。出口弁護団長が復帰されて挨拶がありました。
- カンパ金額は会場で報告したとおりで,多謝。缶バッジ,クリアファイル,このあたりプレートなどの物販の売上げもありました。ご協力ありがとうございました。