◆原告説明会(2012年11月9日)

 2012年11月9日、「大飯原発差止訴訟原告説明会」が京都弁護士会館で開催されました。若い人も、子ども連れのお母さんもおみえでした。福島から避難している人や、京都に住んでいる東北出身の方のお話しは、改めて参加者の憤りを新たにさせました。

 福島で起きた東電の原発事故で、原発の危険性が改めて明らかになりました。しかし、政府と関西電力は、福島の事故の原因も被害の実態も明らかになっていないまま、福井県の大飯原発3、4号機を再稼働しました。

 このような原発存続を前提とした再稼働を許さず、原発ゼロの社会をめざすために、11月29日、京都脱原発弁護団の下「大飯原発差止訴訟」の提訴を行うことになりましたが、その説明のために、11月9日、「大飯原発差止訴訟原告説明会」が京都弁護士会館で開催されたものです。裁判に関する質疑応答なども行われました。

 今回の訴訟は、行政処分の可否を争うのではなく、損害賠償裁判ですから、今5000円で訴訟に参加して完全に勝訴すれば、原発が止まるまで毎月1万円の慰謝料が支払われるのです。が、もちろん金銭は主目的ではありません。原発が自然と人間に際限のない危険をもたらすものであることは、あまりにも明白です。

(写真は、挨拶する弁護団長の出口治男弁護士です。)

原告説明会、出口弁護士