第20回口頭弁論にご参加の皆さまは,たいへんご苦労様でした。
今回,準備不足のため,予定していた原告の意見陳述はできませんでした。申しわけございませんでした。
弁護団からは,原発事故関連死の状況について,福島県の震災関連死の率が突出していること,行方不明者を見殺しにての避難強いられたこと,避難過程での死者の発生を述べ,過酷事故時の避難は,戦場からの退避にも比肩すべきであると主張しました。福島第一原発の廃炉の困難性については汚染水対策,デブリの取り出しについて,解決が困難な問題点を指摘しました。核のゴミ問題について,核燃料サイクルや高レベル放射性廃棄物の10万年単位での保存の虚構などを述べました。
・開廷前の恒例のデモは,51名とにぎやかでした。
・傍聴席は抽選となり,模擬法廷には,14名の参加がありました。
・クリアファイル,缶バッジ,書籍などの販売もご協力いただきました。
・閉廷後の報告集会は満席となり,カンパは会場で報告したとおりで,感謝いたします。
・今回,核廃棄物,震災関連死,廃炉問題が取り上げられたのは,たいへん良かったと思う,と言う感想が寄せられています。また,「福井から原発をなくす裁判の会」の事務局の人が原告席で参加され,報告集会では,7/4の名古屋高裁金沢支部の判決に関して報告されたのは,タイミングがピッタリでした。
以上,概略のご報告まで。