◆2012年11月29日、第一次提訴をしました。

11月29日、京都の市民ら1,107名が原告となり、大飯原発1号機から4号機までの差し止めと損害賠償を求めて京都地方裁判所に訴訟を提起しました。

原告は京都府、滋賀県、奈良県、大阪府を中心とする17都府県にわたっています。これだけ多くの方が原告となった訴訟は、京都地裁でははじめてです。この訴訟の原告となるためには、1人あたり5,000円近い税金(印紙税)を負担しなければならないのです。社会全体の利益ために裁判を提起する場合にも、日本では高い税金を払わなければならない仕組みとなっています。

提訴後の記者会見では、はじめに出口治男弁護団長から訴訟の意義について説明した後、原告であり呼びかけ人でもある宮本憲一さん(元滋賀大学学長)、広原盛明さん(元京都府立大学長)、福島県から京都に避難されている原告の方等にお話をしていただきました。

今回原告になるためには、費用分も含めて1人5,000円を負担していただいています。それにもかかわらず、1,000名を超える方々が原告第一陣として参加されました。引き続き、原告を募集しています。多くの皆さんのご参加をお願いします。そして、私たち京都脱原発弁護団・原告団は、なんとしても、この国から原発をなくしていく決意です。

写真:京都地方裁判所への提訴の様子
京都地方裁判所への提訴の様子

 

写真:提訴後の記者会見
提訴後に記者会見を行う原告団代表