◆関西電力 闇歴史◆045◆

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◆原子力規制委員会による原子力規制検査等の結果
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 以下の各四半期ごとに詳しい「原子力規制検査報告書」あり。
多くは、重要度「緑」、深刻度「Ⅳ」とたいしたことはないと判断されている。しかし、原発は巨大なシステムなので、小さなトラブルは絶えず発生している。こうしたトラブルは、新聞などでも報道されないことが多い。1つの重大災害や重大な事故1件につき,軽微な事故が29件,さらにその背後に隠れた事故寸前の案件が300件あるというのが、ハインリッヒの法則。元々労働災害に関する経験則だが,普遍的な意味がある。

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最新の結果報告は、2021(令和3)年11月17日
2021(令和3)年度第2四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電の原発のみ抽出)
●美浜発電所3号機…タービン動補助給水ポンプの不適切な保全による待機除外(◆025◆
→定期検査中の3号機において、タービン動補助給水ポンプによる蒸気発生器への実注入試験を行っていたところ、ポンプ入口ストレーナにスラッジが蓄積してストレーナ差圧が上昇したため、当該ポンプを停止させ、待機除外とした。

●高浜発電所4号機…屋内消火栓元弁の不適切な管理
→4号機中間建屋1階にある屋内消火栓1台の消火水の供給元弁が、本来は全開状態であるべきところ、全閉状態であった。検査官が7月に確認。規制庁の検査官が、昨年発生した4号機での作業者の顔面・身体汚染の際の記録から、内部被ばくの可能性の評価などを実施していなかったことが確認された。

●高浜発電所…固定式周辺モニタリング設備の伝送系の多様性確保に係る不備
→固定式周辺モニタリング設備のモニタポストから中央制御室野外モニタ中央監視盤等への空間線量率の測定データの有線伝送が途絶えたことにより無線伝送も途絶えた。7月に高浜原発のモニタリングポスト1台から中央制御室への有線方式のデータ伝送が動物にケーブルをかじられるなどして損なわれた際、無線方式のデータ伝送も途切れ、データ欠損が生じた。これは、設計のミスが原因と指摘された。

●高浜発電所4号機…原子炉キャビティ除染工事の身体汚染における内部摂取判断の不備
→4号機原子炉キャビティ除染工事に従事していた作業者の鼻腔入口に 10kcpm の汚染が計測された。事業者マニュアルの基本フローでは核種組成等の確認、鼻腔入口の汚染を吸入することによる内部摂取の可能性を評価することになっていたが実施していなかった。

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2021(令和3)年度第1四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電の原発のみ抽出)
●高浜発電所4号機…充てん/高圧注入ポンプ配管室における煙感知器の不適切な箇所への設置
→充てん/高圧注入ポンプ配管室の現場確認を実施したところ、天井に取り付けられている火災感知器のうち、煙感知器1台が換気口の空気吹き出し口から水平距離で1.5m以上必要とされているところ、約1.1m離れた箇所に設置されていた。

●高浜発電所3号機…ほう酸ポンプ室前の通路に設けられた煙感知器の不適切な箇所への設置
→ほう酸ポンプ室前の通路天井に設置されていたケーブルトレイを1時間耐火シートで覆ったため天井面が約90cm低くなり、煙感知器が周囲を囲まれた、くぼみに設置されていた。

●大飯発電所4号機…燃料取扱装置における不適切な是正処置について
→2018年、3号機燃料取替装置においてゴム製Oリングの経年劣化による駆動用空気漏れが発生した際、是正処置として同一機種である4号機も含めてゴム製Oリングを使用した部位に対する適切な是正処置を実施すべきであったが、4号機の同一機器を是正処置の対象にしなかった結果、2019年、4号機燃料取替装置において同様の空気漏れが再発していた。

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2020(令和2)年度第4四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電、敦賀の原発のみ抽出)
●高浜発電所4号機…保守管理不備により発生したスケールによる蒸気発生器伝熱管の損傷事象
→高浜発電所4号機第23回定期検査において、3基ある蒸気発生器のうち2基から、外面からの減肉率が20%を超える伝熱管が計4本(減肉率は、A-SGが約33%、C-SGが約36%、約25%及び約32%)認められた。(◆021◆

●高浜発電所3,4号機…不適切なケーブル敷設による火災影響軽減対策の不備
→他事業者(伊方、川内)での検査指摘事項(不適切なケーブル敷設による火災影響軽減対策の不備)に対する事業者による水平展開の結果、3号機で9火災区画52箇所、4号機で9火災区画53箇所にて、耐火隔壁を設置したケーブルトレイから露出したケーブルが確認された。

●大飯発電所3、4号機…不適切なケーブル敷設による火災影響軽減対策の不備
→同上の結果、3号機で9火災区画33箇所及び4号機で10火災区画34箇所にて、耐火隔壁を設置したケーブルトレイから露出したケーブルがあることを確認した。

●敦賀発電所…浦底モニタリングポストのダストサンプラの不適切な試料採取
→モニタリングポストの施設内に設置されているダストサンプラが本来施設外部の空気を試料として放射線計測を行うべきところ、施設内部の空気を吸入していた。

●美浜発電所3号機における管理区域入域時間の不適切な管理の多発について
→管理区域の入域管理室において、作業員が警報付デジタル個人線量計の登録を行う管理ゲートを通らずに入域する事例が多発したにもかかわらず、適切な不適合管理がとられていなかった。

●高浜発電所…A廃棄物庫における不適切な放射性廃棄物の収容による管理区域境界の線量率(目安値)超過
→固体廃棄物貯蔵庫において比較的高線量のドラム缶に適切な遮へい措置等を行わなかったため、貯蔵庫外部の管理区域境界において管理基準以上の線量率が確認された。

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2020(令和2)年度第3四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電の原発、なし)

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2020(令和2)年度第2四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電の原発のみ抽出)
●高浜発電所3号機…2次側配管の異物管理対策不備による蒸気発生器伝熱管の損傷事象(法令報告)
→高浜発電所3号機第24回定期検査において、3基ある蒸気発生器のうち2基から、外面からの減肉率が20%を超える伝熱管が計2本発見された。

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2020(令和2)年度第1四半期の原子力規制検査等の結果」(→こちら
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(関電の原発のみ抽出)
●美浜発電所3号機…不適切な保全による海水ポンプ自動停止
→保全計画において、設置環境及び使用環境が適切に考慮されておらず、使用済み燃料ピット等の熱除去に用いられる海水ポンプが自動停止した。