◆関電と原発 memo No.8–六ヶ所村再処理工場の恐怖

六ヶ所村再処理工場の恐怖
高レベル廃液タンクに迫る爆発の危険性

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六ヶ所村の高レベル廃液は1m3放出されただけで、北海道南部と東北地方全域が壊滅する。
その223倍の量があるのだから、爆発して全量が出れば、やはり日本が消えるわけです。
東海村の再処理工場にも高レベル廃液が430m3あり、プルトニウム溶液も3.5m3保管されている。
(『広瀬隆 白熱授業 日本列島の全原発が危ない』による)
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危険どころの話ではない 青森県六ケ所村再処理工場・核燃料サイクル施設と事業主体=日本原燃の驚愕の姿勢

(青森県・岩手県・宮城県・北海道の7市民団体による日本原燃との質疑応答・要請)

★2016年6月20日、青森県、岩手県、宮城県、北海道の7市民団体が、日本原燃へ「六ケ所再処理工場の落雷事故やガラス固化、その他」に係る質問状を提出し文書で回答を得、7月20日説明会において質問や要請を行った。

★落雷による事故の事実関係の確認:本格稼働中ならば重大事故になっていた!
【説明会でわかったこと】
→2015年8月2日に起きた落雷事故(落雷26)による計測器被害は主要建屋の全てで生じた。絶対に故障してはならない重要なものが15件もあった。仮に本格操業中の落雷事故であったとすると大事故に発展した可能性がある。

★高レベル廃液とガラス固化情報の公開:ガラス固化された廃液量、核種の放射能量は非公開!
【説明会でわかったこと】
→過去の試験で使用済み燃料を425トンせん断溶解し得た高レベル廃液量、その中に含まれているセシウム137とストロンチウム90の放射能量、ガラス固化体として固定された両核種の放射能量は「運転情報等に当たるため回答できない」とのこと。日本独自とされるガラス固化の技術は、本当に確立されているのか?

★水素爆発に至る時間:高レベル廃液貯槽は電源喪失時に7時間で水素爆発へ!そして日本壊滅!
【説明会でわかったこと】
→これまでは約35時間とされてきた高レベル廃液の放射線分解による水素が爆発濃度限度8%に到達する時間は最も早い貯槽で約7時間ということ。このことは六ヶ所再処理工場で電源喪失や掃気系のパイプ等が破損した場合7時間で復旧しなければならないことを意味する。
→従来は水素濃度4%が爆発下限濃度とされており、実際は7時間よりも短い時間で水素爆発の下限濃度になる可能性がある。福島原発1号機は津波到来後約24時間で建屋が水素爆発し破壊された。高レベル廃液貯槽が約7時間で水素爆発とは、原発よりも急速に大事故へと進行する恐ろしい現実。
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