◆老朽高浜1、2号機,美浜3号機の再稼働を阻止しよう

【2018年9月21日,京都キンカンで配付。】

決意を新たにして、
老朽高浜原発1、2号機、美浜原発3号機の
再稼働を阻止しよう!

関電は、トラブル続きでも原発を稼働させています

◆関電は、定期検査中の高浜原発4号機を8月31日に起動(いわゆる再々稼働)させました。4号機では、去る6月22日に、蒸気発生器伝熱管に傷が見つかり、8月19日には、事故時に原子炉に冷却水を補給するポンプが油漏れを起こし、20日には、温度計差込部から噴出した微量放射性物質を含む蒸気が原子炉建屋から漏れ出るトラブルを起こしています。

◆このことは、運転開始後33年を超えた高浜原発4号機のような原発では、色々な部分の老朽化が進んでいることを示し、その原発を運転しようとする関電に、原発は万が一にも事故を起こしてはならないとする緊張感も体制もないことを示しています。また、原子力規制委員会が「新規性基準」に適合とした原発が、再稼動時に次々にトラブルを起こしている事実は、「新規性基準」は安全を保障するものとは程遠く、規制委員会の審査は、いい加減極まりないことを示しています。

◆それでも、関電は、トラブル後10日目の8月31日に高浜4号機の再々稼働を強行し、8月3日から定期検査入りした高浜3号機を11月に起動させるといわれています。許してはなりません。

関電は40年越え老朽高浜1、2号機、美浜原発3号機を再稼働させ、
全国の老朽原発再稼働を先導しようとしています

◆関電は、来年以降、老朽原発高浜1号機(来年で45年越え)、2号機(同44年越え)、美浜原発3号機(同43年越え)を再稼働させ、全国の老朽原発の再稼働を先導しようとしています。安倍政権のエネルギー政策に迎合するものです。

◆老朽原発には、取り換えることのできない圧力容器や配管の脆化(ぜいか)や腐食など、危険極まりない状況が多数あることを多くが指摘していす。それでも、政府や関電は、再稼働を企んでいるのです。

◆ところで、老朽原発の安全対策費は、福島事故の大きな犠牲の上に、また、反原発の闘いの故に、高騰し続け、福島事故以降9基の老朽原発の廃炉が決定しています (福島第1、第2を含めれば、廃炉は19基)。

◆このことを考えれば、安全対策費が膨大で、経済的にも成り立たない、老朽原発の運転を関電に断念させることは、私たちの闘い如何では、可能であろうと考えます。老朽原発運転を阻止し、原発新設を阻止すれば、最悪でも、2033年には、若狭の原発はゼロになります。もちろん、その前に重大事故が起ころ可能性もありますから、断固として、原発の早期全廃を勝ち取らなければなりません。

関西、福井の総力を結集して、
高浜、美浜の老朽原発を廃炉に追い込みましょう!

◆そのための行動を討議するために、下記の拡大実行委員会を開催します。

老朽原発の再稼働を何としても阻止したいとお考えの方なら、どなたでも、ご参加いただけます。
叡智を集めて大闘争を準備し、老朽原発を廃炉に追い込みましょう!


老朽原発再稼働を阻止するために!
行動を討議する「拡大実行委員会」

◆と き:10月8日(月・休)14:00~17:00
◆ところ:京都テ ルサ(京都駅から 南へ 徒歩 15分、市バス九条車庫南)
★アクセス→こちら
◆主 催:「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」
◆連絡先:木原(090-1965-7102;kiharas-chemアットzeus.eonet.ne.jp)


2018年9月19日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)