◆関西電力 闇歴史◆049◆

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◆『発送電分離なら「原発持てない」』 
 八木電事連会長、電力システム改革を牽制
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 電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」について、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は2月15日(2013年)の記者会見で、「(発電部門と送配電部門を分離する方向という)今の状況では(原発は)多分持てない」と述べた。

 電力会社本体から送配電部門が切り離されれば、利益が減り、原発の維持費用などを出せなくなると心配しているポーズだが、原発再稼働をメインに据えて経営再建を目指していた関電が、原発推進のためには送配電部門を分離するなと電力システム改革に八つ当たりした格好。原発推進を掲げ原発維持を口実に、電力システム改革を牽制した発言にほかならない。

 その後実際、関電でも2019年に、送配電会社「関西電力送配電株式会社」が分離設立された。ただし、関電の100%子会社。分離したくないという本音があるところで、発電と小売と送配電の間の情報交換と遮断の実情はどうなっているのか、本当に分離されたのか、巨大独占の立場を利用して新電力への圧迫を続けているのではないか、などの疑念はぬぐえない。

▲京都駅前の関西電力ビル。毎週金曜のスタンディングアピール(キンカン)を妨害するために設置された「森」(2021年11月)。京都支店ビルは現在、関西電力送配電株式会社が中心になっているという。

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ちょっと待って!原発の発電コストは一番安かったのではないの?小坂正則の個人ブログ
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 こんな国民をバカにした発言を私たちは黙って見過ごすわけにはいかない!これまで40年以上もの間、「発電コストが一番安いから原発を建設する」と、電力会社も国も、そう説明してきたのじゃなかったの。しかし、電力事業に適正な競争を導入しようという段になったら、手のひらを返したように「ちょっと待って!発送電分離などされたら原発を持ってる電力会社は潰れてしまう」など、今さら言わないでよ。