◆関西電力 闇歴史◆013◆

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◆さんざん高浜町に迫った挙げ句に再稼働できず(2021年)
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 関電は、2020年来、美浜3号機および高浜1、2号機を再稼働させるとして、立地自治体の議会や首長に同意を要請し、苦悩の選択を迫った。

 にもかかわらず、関電は、知事の再稼働同意が見えてきたと判断したのか、4月22日に高浜1、2号機の特重施設(特定重大事故等対処施設いわゆるテロ対策施設)が完成しないので、当面の再稼働は無理と表明した。福井県知事が2021年4月28日に再稼働同意を表明した直後の4月30日には、高浜2号機では、安全対策工事までもが遅れていると発表した。こうしたことから、高浜1、2号機は当面の再稼働をすべて断念し、再稼働は2023年5月ごろになった。

 このように、関電は、自社の都合のみで、立地自治体や多くの人々を混乱に陥れる、傲慢極まりない企業といえる。関電に振り回された福井県知事は、ドタバタ劇を演じるダイコン役者にされたが、高浜町も関電にコケにされたとしか見えない。
福井県知事はドタバタ劇を演ずるダイコン役者◆014◆

 なお、経産省(近畿経済産業局など)から高浜町への出向者(副町長など)は、2008年以降で4人いる。高浜原発のプルサーマル運転は、2010年から開始。

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