◆関西電力 闇歴史◆041◆

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◆「関西電力良くし隊」からの内部告発~~文書5通
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 「関西電力良くし隊」は、2019年3月に関電の岩根茂樹社長に対して最初の警告文を送付している。その後、4月に岩根社長と監査役に最後通牒各1通、6月に岩根社長への通告書1通、最終的な内部告発文書1通、計5通が明らかになっている。
(原発マネー不正還流→◆018◆

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◆2019年3月までの経過
・1977~1987年…森山栄治氏が高浜町の助役を務める
・2018年1月…金沢国税局が高浜町の建設会社を税務調査
・2018年7月…関電が社内調査委員会を設置。社外委員3名、社内委員3名(人事担当役員、コンプライアンス担当役員、経営企画担当役員)により構成
・2018年9月…社内調査委員会の調査報告書ができる。岩根茂樹社長ら6人を社内処分としたが、報告書は公表せず。岩根茂樹社長(当時)は、報告書を受領したが、同月中に八木誠会長(同)とともに、森詳介相談役(同)に相談し、「コンプライアンス上不適切な点はあったが、違法性は認められない」などとして公表見送りを決めていた(注-1-)。その後の第三者委員会は、このときの3人の対応を「ガバナンス(企業統治)の機能不全を示すものであったと言わざるを得ない」と厳しく批判
・2019年3月…森山氏が死去
・2019年3~6月…「関西電力良くし隊」から岩根社長や監査役宛に通告などの手紙。以下の(1)~(4)
・2019年6月…「関西電力良くし隊」から最終的な内部告発文書が広く各方面に送付された。以下の(5)に示す。(注-2-)
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(注-1-)〔会計不正調査報告書を読む〕【第91回】関西電力株式会社「調査委員会報告書(平成30(2018)年9月11日付)」→こちら
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(注-2-)底が深い原発マネー
関西電力という会社はコーポレートガバナンスが全く機能しない会社、こんな会社は原発を持つ資格なし、全機運転を止めて廃炉にする以外ない。
……高浜町の東山幸弘さん( 2019年9月29日記す、原発なくす蔵)→こちら
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◆その後の経過[2019年]
・9月27日…岩根氏や八木前会長ら23人が計約3億円相当の金品を受け取ったと報道
・10月2日…2018年9月にできていたが非公表にされていた社内報告書を公表
【社内調査委員会の調査報告書こちら
・10月9日…八木氏が辞任。第三者委員会を設置
・12月13日…市民団体が特別背任などの疑いで八木氏らを大阪地検に告発
◆その後の経過[2020年]
・3月14日…金品受取り問題に関する第三者委員会からの調査報告書が関電に提出される。金品受領は75人、総額約3億6000万円と公表
【第三者委員会の調査報告書こちら
・6月8日…取締役責任調査委員会が旧経営陣の善管注意義務違反を認めた調査報告書を公表
【取締役責任調査委員会の調査報告書こちら
・6月9日…市民団体が役員報酬補填問題などに絡み、業務上横領などの疑いで八木氏らについて告発状を大阪地検に提出
・6月16日…関電が八木氏ら旧経営陣5人に約19億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴
・6月23日…脱原発個人株主5人が現旧経営陣ら22人に約92億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を提起。裁判は、関電会社訴訟株主提訴併合)と関電株主代表訴訟の二本立てで進行されている(◆018◆)。
・8月17日…コンプライアンス委員会が役員報酬補填問題で八木氏ら3人の善管注意義務があったと認定
・10月5日…大阪地検が告発状を受理
◆その後の経過[2021年]
・11月9日…大阪地検が不起訴処分
◆その後の経過[2022年]
・1月7日…1194人で検察審査会へ申立
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(1) 3/10 岩根社長宛
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2019年3月10日
関西電力株式会社
岩根社長
拝啓
日夜、社業に、激務に専念されていることとご推察いたします。
さて、私こと、このたび、関西電力が第2の日産にならぬよう、岩根社長に忠言いたします。
よもや知らないとは申されまい、大飯町の吉田開発に端を発する原子力事業本部における一連の不祥事についてであります。
吉田開発の脱税、森山氏に対する利益供与だけであれば、国税の査察も入り、すでに解決~安堵されているやも知れません。
しかし、残念ながら、問題は、そこにとどまりません。
以下の大罪が挙げられます。
① 利益供与された金が、関西電力の八木会長をはじめとする原子力事業本部、地域共生本部などの会社幹部に還流されていたこと。
② 利益供与の原資は、協力会社への発注工事費、特にゼネコン、プラントエンジニアリング会社、警備会社等を介して渡されていたこと。
③ その原資は、コストとして計上され、ほかならぬ、お客様から頂いている電気料金で賄っていること。
④ 原子力事業本部で開催された倫理委員会なるものは、実質、隠ぺい工作のための作戦会議場としてしまったこと。
⑤ 官憲(国税、地検)まで手籠めにとり、官憲と共謀して闇に葬ろうとしていること。
以上の5つの大罪に対して、どう釈明なさるおつもりか ?
穏便に済ませる唯一の解決方法を提案いたしましょう。
① 5大罪に関与した一連の幹部について、その地位をはく奪し、職務から追放すること。ドラスティックに。
② 「裏」の世界と決別すること。
①については、来る株主総会での発表を注視しております。現在大方決まっている幹部人事は、それまでに見直しをすること。まだ時間は十分にあります。
②については、直ちに実行すること。
この提案に対する回答を無視、あるいは、もみ消し工作をするようであれば、次のような対応を取ります。容赦はしません。
★ 把握している限りの情報を、下記の諸団体、諸組織、マスコミ等に公表し、徹底的に解明・訴追してもらいます。
平成に続く新年号の時代における、大スキャンダルの第1号となるでしょう。
自殺者も出るかもしれません。
【情報の公表先】
・松井?新大阪市長(言わずもがな、大株主ですね。)
・神戸市長
・橋下 徹氏
・福井新聞
・朝日新聞
・立憲民主党~国政調査権の発動 大罪⑤対応
・日本共産党~国政調査権の発動 大罪⑤対応
・原発設置反対小浜市民の会
・福井から原発を止める裁判の会 他
・テレビ朝日
・TBS
・金沢国税局
・大阪地検特捜部
・その他
岩根社長、ドラスティックに英断を振るって、きれいな会社になりましょう。おざなりの対応は、私が容赦しません。
発送電分離等多くの変革がせまっている今こそ、そのチャンスのときです。
もしも岩根社長が、大罪①の幹部らと一蓮托生であれば、冒頭で申し上げた通り、関西電力は、第2の日産になることをお約束します。
私を探し出す暇があったら、一刻も早く新人事に着手することです。
敬具
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(2) 岩根社長宛 最後通牒
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2019年4月19日
関西電力株式会社
岩根社長
最後通牒
拝啓
次期役員他の新人事(案)、見事に,私どもの警告を無視してくださいました。
岩根社長、豊松副社長とで、八嶋常任監査役を見事に説得、口説き落とされました。企業統治もあったものではございませんね。
常任監査役、このたびの説得工作に応じたこと、後々に、悔やまれて自殺されなければよいのですが・・・。
故森山先生のご親族も、国勢調査で隠蔽工作を暴露されなければよいのですが・・・。
そこまで皆様方の根性が腐りきっているとは思いませんでした。
失望いたしました。
まだ改革の余地は残されていると信じておりましたが、岩根社長まで金銭を授受していたとあれば、致し方ありません。
令和元年は、関西電力(株)血祭 ~ 蘇生の年となるでしょう。
★ プレス発表まで、まだ時間があります。それまで、もう一度だけチャンスを差しあげます。
★ 少なくとも、森中、大塚、鈴木氏ら、悪がのさばるのは許しません。
あとは、プレス発表の結果を見て、行動に出るか否か、決めます。
警告はしました。
敬具
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(3) 監査役宛 最後通牒
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2019年4月25日
関西電力株式会社
八嶋常任監査役
最後通牒
拝啓
別紙の書面を、記載の日付で、岩根社長に送っております。
この書面は、八嶋常任監査役の他、樋口常任監査役、田村常任監査役、土肥監査役、十市監査役、槇村監査役、大坪監査役の皆様にお送りしております。
関西電力の、コーポレートガバナンスを問いただしております。
しかと、受け止めてください。
日本国際万博協会へ行ったら、後は知らないと逃げるおつもりですか?
それは許しません。
敬具
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(4) 岩根社長宛
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2019年6月5日
関西電力株式会社
岩根社長
拝啓
来る6月21日の株主総会の資料(取締役、及び監査役の選任)を拝見いたしました。
社長と、監査役諸氏のご覚悟を確認させていただきました。
当初のお約束通り、先の情報公開先に、情報開示させていただきます。
株主総会が盛況となりますよう、期待しております。
【情報の公表先】
・松井大阪市長、大阪市会議長
・神戸市長
・橋下 徹氏
・福井新聞
・朝日新聞
・立憲民主党~国政調査権の発動
・日本共産党~国政調査権の発動
・福井から原発を止める裁判の会 他
・テレビ朝日
・朝日放送
・TBS
・金沢国税局
・大阪地検特捜部
・その他
敬具
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(5) 広く各方面に送付された最終的な内部告発文書
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2019年6月8日
拝啓
突然でまことに申し訳ございませんが、国家のエネルギーを支える大きな役割と使命を担っている関西電力株式会社の原子力事業本部におきまして、40年を超える長年にわたり大きな不正が行われてきました。
この手紙は、それを内部告発するものです。
その概要といたしましては、原子力発電所の立地~決定~建設~運転・定期点検、および現在進められている再稼働に向けた安全対策工事、特定重大事故等対処施設工事等において、現在もなお、嶺南地区を主体とする地元議員、地元会社と原子力事業本部幹部との癒着構造が継続されております。
私共が最も看過できないのは、原発の建設、運転、定期点検、再稼働工事の過程で、工事費を水増し発注し、お金を地元有力者、及び国会議員、県会議員、市長、.町長等へ還流させるとともに、原子力事業本部幹部職員が現金(億単位)を受け取っていたことであります。
そして、この水増し発注工事費は、電気料金に加算・計上されていたということです。
このことに対して、私どもは、.岩根杜長、及び監査役全員に、不正に関与した幹部の退陣と人心の一新を、書面にて求めました。しかしながら、原子力事業本部で開催された調査(コンプライアンス)委員会は、過去・現状の把握と隠蔽工作の作戦会議体と化しました。来る6月21日に開催される予定の株主総会資料によりますと、私共の訴えは全く無視され、コーポレートガバナンスは、全く機能していない、期待できない組織になっていることを確信いたしました。
この巨悪は、私共のような小さな声では排除できない、関西電力の再生は不可能であると考え、相応の社会的な力、影響力をお持ちの皆様方に、国政調査などの更なる調査を通じて原子力行政にメスを入れていただきたく、筆を執った次第でございます。
一昨年、吉田開発(森山先生)脱税発覚に端を発する一連の捜査過程で、関電幹部が受け取った現金の吉田開発への返納、修正申告等、事実の公的な記録は残っているはずです。時効などの問題もあろうかと思いますが、「一旦受取った公金(電気料金)ではあるが、やばくなったので返す。」の論理が法的にも社会倫理上も通用するのであれば、もはや我が国は法治国家ではありません。
国税局と地検特捜とを巻き込み、隠ぺい工作がなされたのは明確な事実であります。
強力な国政調査権を持って真実を明確にしてください。
私共が考える問題人物のリストを以下に示します。
【問題と考える関西電力・原子力事業本部の幹部】
・八木会長
・豊松副社長(原子力事業本部長)
・森中常務(原子力事業本部長代理)
・右城常務(地域共生本部長)
・大塚副事業本部長
・鈴木副事業本部長
・その他 水増し発注を指揮・遂行した副事業本部長諸氏
なお.本件(同封資料)は、以下の皆様方にもお送りしております。
どうぞよろしくお願い甲し上げます。
関西電力良くし隊一同
【情報の公表先】
・松井大阪市長、大阪市会議長
・神戸市長
・橋下 徹氏
・福井新聞
・朝日新聞
・立憲民主党~国政調査権の発動
・日本共産党~国政調査権の発動
・福井から原発を止める裁判の会 他
・テレビ朝日
・朝日放送
・TBS
・金沢国税局
・大阪地検特捜部
敬具
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