◆関西電力 闇歴史◆010◆

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◆安全文化の欠如でクレーン倒壊
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 2017年1月20日午後9時50分ごろ、高浜原発2号機で、工事中(老朽原発の再稼働に向けて)のクレーンが倒壊。クレーンブームが原子炉補助建屋ならびに燃料取扱建屋へもたれかかって、屋根が変形した。

 工事の元請けの大成建設は暴風警報を把握せず、関電は警報を把握していたが、大成建設へ連絡しなかったため、暴風時に必要なクレーンのアームの折り畳みなどの防止策を取っていなかったという。敦賀労働基準監督署は23日、労働安全衛生法に基づき関電と元請けの大成建設関西支店に事故の再発防止対策を求める指導票を交付した。高浜原発の宮田賢司所長と同支店の金井隆夫支店長が敦賀労基署で指導票を受け取った。

 福井県庁では豊松秀己・関電副社長(原子力事業本部長)が藤田穣副知事に報告した。豊松氏は「県民に多大な心配・迷惑をかけたことを改めて深くおわびします」と頭を下げた。福井県の藤田穣副知事は「安全文化の問題で、今後の運営に信頼が置けない」と批判。京都府の山田啓二知事も関電の監視体制を明記した報告書の再提出を求めた。

 この豊松秀己・関電副社長(原子力事業本部長)は、2011年から2018年にかけて高浜町の森山栄治助役から1億円を超える金品をもらっていた。退任後、関西電力から総額19億円を超える損害賠償請求訴訟を受けている。(◆018◆