◆関西電力 闇歴史◆018◆

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◆原発マネー不正還流、最悪の幹部腐敗【 不正受領金額、責任追及裁判】
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 2019年9月に新聞報道で発覚。関電の役員等20名余が、福井県高浜町の森山栄治元助役やその関連会社から計約3億6千万円の金品を受領していた。1億円を超える金品をもらっていた原発事業の幹部(豊松秀己元副社長ら→◆050◆)もいる。しかも、平然と受け取り隠そうとしてきた。会社幹部としてすべきことではない。関電の発注した主として原発関係の工事費からの還流であることに疑いの余地はなく、それは、特別背任罪(会社法960条1項)、背任罪(刑法247条)、贈収賄罪(会社法967条1項)、所得税法違反(238条1項、120条1項)の疑い。
(「関西電力良くし隊」からの内部告発~~文書5通→◆041◆
(NHKクローズアップ現代
2019年10月23日 追跡 関西電力・金品受領の裏で何が?こちら
(FRIDAY DIGITAL
2019年10月19日 “原発のドン”が現金ではなく「賄賂小判」を関電幹部に贈った理由→こちら
(森山氏の関連会社…吉田開発株式会社、柳田産業株式会社、株式会社オーイング、株式会社塩浜工業)

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東京新聞(2019年10月3日)
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関電の記者会見。まるで被害者 「元助役怖い」「我慢重ね対応」延々30分。「高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から金品を受け取っていた関西電力役員らには、一億円相当以上だった鈴木聡常務執行役員や豊松秀己元副社長以外にも原発部門の要職が名を連ねた。」

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関電の原発マネー不正還流を告発する会
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 2019年12月13日「関電の原発マネー不正還流を告発する会」は、3272人で刑事告発(2020年1月末の追加をあわせると告発人は3371人)。さらに、第三者委員会報告書で明らかになった退任役員への闇補填行為が業務上横領や特別背任にあたるとする新たな告発を行うことにし、2020年6月9日に2172人で大阪地検に提出した(後の追加をあわせると2193人)。その後、上記2つの告発状を一本化し、関電の第三者委員会、取締役責任調査委員会、コンプライアンス委員会の報告書で明らかになった事実等でブラッシュアップして、被告発人を森元会長ら9名に絞った告発状を提出した。その結果、2020年10月5日、大阪地検に正式に受理された。

 しかし、まる1年経っても起訴には至っていない(2021年10月5日現在)。そのくせ、不起訴になりそうという「関係者」による “情報“ (意図的なリーク)がマスコミに流されている。2021年10月6日の関電会社訴訟株主提訴併合)第1回口頭弁論に先立って、刑事告発代理人弁護士らは、大阪地検に対し「告発状にしたがって起訴するように」申し入れを行っている。
その後の経過は→◆041◆

 関西検察のドンと呼ばれた土肥孝治元検事総長が元監査役、佐々木茂夫元大阪高検検事長が現取締役、小林敬元大阪地検検事正が今回の事件の社内調査委員会委員長を務めるなど大阪地検と関電の深いつながりが、起訴の決定を阻んでいるのではないかと疑われている。

【参考サイト】

関電の原発マネー不正還流を告発する会こちら
関電経営トップ「居座り」と「関西検察OB」との深い関係こちら

【関西電力が公表した役員、幹部20人の不正受領金額】

([ ]は受け渡し当時の職位。商品は金額換算)
(1) 八木誠・会長[原子力事業本部長]
 =859万円(商品券30万円▽金貨63枚▽金杯7セット▽スーツ2着)
(2) 岩根茂樹・社長[社長]
 =150万円(金貨10枚)
(3) 豊松秀己・元副社長[原子力事業本部長]
 =1億1057万円(現金4100万円▽商品券2300万円▽米ドル7万ドル▽金貨189枚▽小判型金貨1枚▽金杯1セット▽スーツ20着)
(4) 森中郁雄・副社長[原子力事業本部長代理]
 =4060万円(現金2060万円▽商品券700万円▽米ドル4万ドル▽金貨4枚▽スーツ16着)
(5) 鈴木聡・常務執行役員[原子力事業副本部長(技術)]
 =1億2367万円(現金7831万円▽商品券1950万円▽米ドル3万5000ドル▽金貨83枚▽小判型金貨2枚▽金延べ棒500グラム▽スーツ14着)
(6) 大塚茂樹・常務執行役員[原子力事業副本部長(発電)]
 =720万円(現金200万円▽商品券210万円▽米ドル1万ドル▽スーツ4着)
(7) 白井良平・関電エネルギーソリューション社長[原子力事業本部長代理]
 =790万円(現金200万円▽商品券150万円▽金貨16枚▽スーツ4着)
(8) 勝山佳明・関電プラント常務取締役[原子力事業副本部長(発電)]
 =2万円(商品券のみ)
(9) 右城望・常務執行役員地域共生本部長[原子力事業副本部長(企画)]
 =690万円(現金100万円▽商品券340万円▽スーツ5着)
(10) 善家保雄・原子力事業本部副本部長[原子力事業副本部長(企画)]
 =30万円(商品券のみ)
(11) 長谷泰行・元日本原燃常務執行役員[高浜原発所長]
 =230万円(商品券80万円▽スーツ3着)
(12) 宮田賢司・原子力事業副本部長[高浜原発所長]
 =40万円(商品券40万円)
【以下は氏名非公表】
(13) 元原子力事業本部総務担当部長 A
 =400万円(商品券150万円▽スーツ5着)
(14) 元原子力事業本部総務担当部長 B
 =85万円(商品券のみ)
(15) 元原子力事業本部総務担当部長 C
 =30万円(商品券のみ)
(16) 元高浜原発副所長 D
 =50万円(スーツ1着)
(17) 元高浜原発副所長 E
 =20万円(商品券のみ)
(18) 元京都支社副支社長 F
 =125万円(現金10万円▽商品券115万円)
(19) 元京都支社副支社長 G
 =115万円(現金・商品券65万円▽スーツ1着)
(20) 元京都支社副支社長 H
 =25万円(商品券のみ)

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スーツ券。1着50万円クラスとなると、型紙を一から作る「フルオーダー」で、縫製も手縫い。何度も採寸や試着をしながらサイズを微調整してつくるという。バブル期は大企業の社長クラスが着るものだったが、今ではかなり珍しい。デパートでも外商でしか販売していないといわれる。スーツ券は11人に計75着、3750万円分が渡っていた。実際に仕立ててしまうなど、61着は返却していない。
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関電問題、経産省が元助役との面識で省内調査
~高浜町出向職員らを含め 2019年10月16日(こちら
 経産省(近畿経済産業局など)からの高浜町への出向者は、2008年以降で4人いることが菅原一秀経産相の衆院予算委員会での答弁で明らかになっている。菅原氏は4人に聞き取り調査を行い「全く事情を知らされていなかった」との回答を得たと説明。
 なお、2010年12月、高浜 3号機の原子炉にMOX燃料(◆003◆)を装荷、調整運転開始。翌年1月から営業運転に入っている。
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【原発マネー不正還流で関西電力の経営陣を追及する裁判】

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大阪地裁関電会社訴訟株主提訴併合)。極悪6被告(金品受取アンド報酬闇補填)に対し、原告は関電プラス脱原発株主という前代未聞の裁判。
→2020/6/16…関電が、元役員の八木、岩根、豊松、白井、森に対して19億3600万円の損害賠償を請求する訴訟をおこした。さらに後に、八嶋監査役の業務にも善管注意義務違反があったとして、総額1億7千万円の損害賠償請求をおこす。被告は計6人。
2021/10/6(水)第1回口頭弁論。その後、非公開手続きが行われ、第2回口頭弁論は、2022/4/18(月)14:00~。
(関電株主代表訴訟原告団、関電の原発マネー不正還流を告発する会)
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大阪地裁関電株主代表訴訟。脱原発株主が関電幹部17被告に損害賠償を請求。
→2020/6/23…脱原発株主が提訴。関電に提訴請求した株主5人を原告とし、44人の株主が訴訟参加した49名の原告団で、6月23日に現旧役員22名に92億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を提訴。その後の進行協議で、裁判所から5人(森、八木、岩根、豊松、白井)についての株主の訴えは、関電が訴えた会社訴訟と併合してそちらで行うと提案があり、そのように決まった。会社訴訟の原告が、関電と株主代表になる。株主代表訴訟では残る被告17人について争うことに。
→2021/3/16(火)。第1回口頭弁論…被告側は一連の金品受領は「預かり保管だった」などとする答弁書を提出し、全面的に争う姿勢。6/4、第2回口頭弁論。2022/1/25、14:00~第3回口頭弁論。


▲上の二つの図表は、関電会社訴訟 第一回口頭弁論(2021/10/6)のときの報告集会 配付資料より