◆関西電力 闇歴史◆065◆

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◆トラブル続きの原発を、前倒し前倒しで稼働させて大丈夫か(2022年)
 原発は、不安定で信頼性のない電源!
 原発をやめて、環境に優しく持続可能性のある社会を展望すべき!

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7/1付、関電のプレスリリース「原子力発電所の運営状況について」→ こちら
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・美浜3……特重施設の設置が期限に間に合わず、10月23日に、わずか4か月間の運転で停止。現在は“定期検査中”となっている。8/12に並列予定(10/20 を前倒した)
(並列:送電網に接続。発電機と送電系統を接続すること)

・高浜3……3/1から定期検査中。度重なる蒸気発生器細管の損傷が大きな問題。高浜3、4号機で5回連続の細管損傷。いつも場当たり的対応だけで、再稼働させてきた。原子力規制委員会も関電も、安全無視の姿勢が甚だしい。原因究明を一からやり直すべき。ほかに、使用済燃料ピットエリア監視カメラの不調も。今後の予定は、未定。

・高浜4……6/8から5か月の予定で、定期検査中。蒸気発生器細管の検査はとりわけ念入りにして原因を明確にすべき。

・大飯3……2021年7月から運転中。今年8月から定期検査入りか。現在稼働している関電の原発は、この一基のみ。

・大飯4……3/11から定期検査中。電動主給水ポンプミニマムフロー配管からの水漏れ。並列は8月中旬予定が、注記で7月中旬に前倒し。
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 “電力ひっ迫” の宣伝=フェイクニュースの下、予定の前倒しばかりで大丈夫か。もっと需要抑制を考えるべきだ。供給を増やすことばかりに熱中せずに、トータルで環境に優しく、持続可能性のある社会を展望すべきだ。→ ◆電気は足りてる~異常な「電気が足りない」宣伝~

 原発のような巨大な電源がトラブルで急に止まるようなことがあれば、関西ブラックアウト(広域全面停電)の危険性がある。トラブルが、放射性物質の放出を伴えば、パニックとなる。福島なみの事故が起これば、国際観光都市・京都はお終い。

 巨大な電源がいくつもあっても、実際は一基しか動かすことができない現状をみても、原発は安定電源とは言えない。検査のたびに不具合が見つかり、定期検査期間も一定しない原発は、とうてい信頼できる電源とは言えない。

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