◆関西電力 闇歴史◆069◆

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◆関電本店ビル前行動などに一連の弾圧
 (2012年関西脱原発弾圧事件)

 (1) 関電前「転び公妨」事件(2012年10月5日)
 (2)「転び公妨」事件の際の抗議で逮捕[事後弾圧](2012年11月16日)
 (3) 震災がれき問題で、脱原発の活動家4名を狙い撃ち逮捕(2012年11月13日)
 (4)「がれき反対」無許可デモで業務妨害、逮捕(2012年12月9日)
 (5) 大阪府警の不当逮捕のまとめ
◆関電東海支社ビル前行動弾圧事件(2012年10月29日~→◆068◆
 (関電東海支社事件)
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【2012年、原発再稼働をめぐる攻防】…▲は再稼働推進。◆068◆と同じ内容です

・1月31日、佐賀地裁に、原発なくそう!九州玄海訴訟の提訴
▲2月、3月、原子力安全・保安院、原子力安全委員会は、大飯原発3、4号機の安全性に関する総合評価(ストレステスト)の評価結果を了承
▲4月、野田佳彦総理と枝野幸男経済産業相らが、大飯原発3、4号機の安全性を最終的に確認、再稼働は「妥当」と判断。協議には、細野豪志原発事故担当相、藤村修官房長官、斎藤勁官房副長官、民主党の仙谷由人政調会長代行らも
・5月5日、泊原発3号機が、定期検査で運転停止→初めて全国の原発がすべて停止(同年7月5日に大飯原発3号機が再稼働されるまでの2か月間、原発ゼロであった)
・5月25日、関電の東海支社ビル前で大飯原発再稼働に抗議する初めての抗議行動
・5月30日、鹿児島地裁に、原発なくそう!九州川内訴訟の提訴
・6月12日、大阪地裁に大飯原発差止訴訟[行政訴訟]の提訴(→2020年に勝訴判決)
▲6月16日、民主党政権は大飯原発の再稼働を正式決定
・6月26日、金沢地裁に、志賀原発を廃炉に!訴訟 (金沢訴訟)の提訴
・6月29日(金)、京都での関電京都支店前のキンカン行動が開始
▲7月5日、大飯原発3号機が、新規制基準ができていない中で再稼働
▲7月21日、大飯原発4号機も再稼働。その後、2013年9月15日定期点検のため運転停止。そして、2015年8月11日に川内原発1号機が再稼働(新規制基準による最初の稼働)されるまで、1年11か月、原発ゼロであった
▲9月19日、原子力規制委員会の設置。新規制基準による適合審査→原発再稼働が開始
・10月5日~、関電の大阪本店前での抗議行動などに対し、連続した弾圧
 (関電の大阪本店前での抗議行動は、2011年4月から開始)
・10月29日、関電東海支社ビル前行動に対して、5か月後になって警察が異常な弾圧を開始
 (→◆068◆
・11月29日、京都地裁に大飯原発差止訴訟[民事訴訟]の提訴
・11月30日、福井地裁に大飯原発3、4号機差止請求[民事訴訟]の提訴(→2014年に樋口判決)

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(1) 関電前「転び公妨」事件(2012年10月~)
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【転び公妨】(ころび・こうぼう)…警察官が、被疑者との軽い身体的接触があったとしてあえて転ぶなどして、公務執行妨害罪の名目で逮捕すること。特別公務員職権濫用罪にあたる違法な手法だが、主に公安警察が、他の容疑での逮捕が難しい被疑者を別件逮捕する際に行う。

・2012/10/5…「関電前転び公妨」でAさんが逮捕される
・2012/10/26…起訴。大阪拘置所に長期勾留
・2013/5/24…保釈
・2013/8/26…大阪地裁、無罪判決。「公訴事実については、犯罪の証明がない」
・2014/4/21…控訴審で、有罪判決。その後、最高裁第一小法廷で、執行猶予3年の大阪高裁判決が確定

◆以下、『人民新聞 オンライン』より。→こちら

──弾圧の場になった、関西電力前での抗議行動について教えてください。

毎週金曜日、大阪市北区中之島にある関西電力本店ビル前の南西のエリアで、「反原発」を訴えていました。早い人は朝11時から現地に駆けつけ、午後6時頃から、マイクアピールが始まります。プラカードを持って立ち続ける人もいますし、ビラを撒く人、思い思いの方法で「反原発」を訴える人、話し込む人など、色々です。お盆の時期には、盆踊りもありました。

──逮捕当日の様子は?

毎回、私服姿の警察官6~7人を確認していました。彼らは2人1組で行動して、あちこちに散らばっていたようです。当日は、私服に加えて、制服警察官の姿がありました。今から思えば、弾圧の意図を持って、あらかじめ警察官を動員していたのでしょう。

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(2)「転び公妨」事件の際の抗議で逮捕[事後弾圧](2012年11月~)
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・11/16… 2012/10/5「転び公妨」でっちあげで逮捕されワゴン車で連行される際、不当逮捕であると抗議したMtさんが、公務執行妨害や器物破損に問われ、自宅で令状逮捕
・12/6…起訴、12/14から大阪拘置所へ
・2013/6/14…保釈
・2014/4/28…裁判。「逮捕して7か月間の勾留、懲役10か月」ほどの事件か
 こちら
・2015/3/9…控訴審判決。器物損壊については無罪となり、「公務執行妨害」のみで有罪、懲役6か月執行猶予2年。検察は上告せず。
 こちら

『社会運動情報・阪神』
10・5関電前弾圧、21日控訴審開始と、28日に事後弾圧判決
こちら

『関西大弾圧救援会』
Mtさんに 有罪判決!! ・・4.28大阪地裁
こちら 

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(3) 震災がれき問題で、 脱原発の活動家4名を狙い撃ち逮捕
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・2012/11/13(大阪市此花区がれき焼却受け入れ説明会)。2011年3月の東日本大震災で発生した震災がれきを、全国各地で受け入れて処理する、いわゆる震災がれきの「広域処理」が問題となる。大阪市が計画している「広域処理」に対する反対運動が盛りあがると、反対派の逮捕が相ついだ。

◆以下、「放射能メモ」より。→こちら 
【逮捕の経緯】
此花区民ホールで、19時からガレキ試験焼却の説明会。
ホールのロビーで、「焼却を止めて」と太鼓を叩いて抗議をしていた。
5:30までは、ここはオープンな状態だった。
突然、市の役人が退去しなさいと、プラカードを掲げた。
それから10数分後、前と後ろの出入り口から、機動隊が脱兎のごとく飛び込んできた。
原発反対、ガレキ反対、関電前の不当逮捕に抗議していた4人が狙われて逮捕された。
強制排除なら、まだ理解もできなくはないが逮捕とは。
それも、太鼓を叩いて騒いでいる人には目もくれず、体制に目障りな人を選んでいる。
警官が去った後も、太鼓の音は鳴り響いている。
何のための逮捕かは明白だ。

【逮捕された4人】
関電包囲の主要な活動家のHさん
ガレキ反対の代表のPさん
大阪市役所前のテント村の村長のUさん
テント村の村民のMさん

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(4)「がれき反対」無許可デモで業務妨害、逮捕
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・2012年12月には「がれき反対」無許可デモ(10/17)で大阪駅業務妨害、阪南大准教授ら逮捕

◆以下、「Diamond online」より。→こちら
・関西の広域処理反対運動のリーダー的な存在である阪南大学の下地真樹准教授(愛称「モジモジ先生」)ら3人が逮捕された。下地氏ら2人は20日の拘留後、釈放されたが1人は起訴された。がれき広域処理の反対運動に対する弾圧。

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(5) 大阪府警の不当逮捕のまとめ
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◆以下、「放射能メモ」より。→こちら