◆関西電力 闇歴史◆071–2◆高浜原発3号機

┌─────────────────────────────────
◆高浜原発3号機…7/24再稼働
 相次ぐ伝熱管損傷も無視

└─────────────────────────────────

(1)2022年3月定検~7/23再稼働予定→ポンプのトラブル→7/24再稼働→7/26並列予定

(2)蒸気発生器伝熱管に減肉。前々回および前回の定期検査においても、同様の減肉があった。規制庁は、「次もやっぱりまだこういう事象が起きる可能性というのは否定できないという感じですよね、それは皆さんもそう思ってられますよね。」との認識で稼働を了承。原子力規制は安全最優先でなく、再稼働優先。

(3)前々回(第23回、2018年8月~)
…蒸気発生器伝熱管1本が減肉【減肉率:20%未満】。
・減肉指示のあった箇所付近にスケール(2次冷却水に含まれる鉄の微粒子が伝熱管に付着したもの)を確認。スケールの回収中に破損したため、スケール以外の異物による減肉と推定。異物は流出したものと推定。しかし、このスケール説には、疑問の意見もある。

(4)前回(第24回、2020年1月~)
…蒸気発生器伝熱管2本が減肉【最大減肉率:56%】。
・AおよびC-蒸気発生器内にガスケットフープ材(ガスケット=固定用シール、フープ=金属製薄帯板)を確認。C-蒸気発生器伝熱管の損傷原因を異物と推定。B-蒸気発生器伝熱管の損傷原因となった異物は流出したものと推定。(蒸気発生器はA~Cの3基設置されている)
【スケールに対する対策】→薬品洗浄を実施(薬液を二次系配管の中をまわし、不純物を除去してスケール付着を防ぐこと、「水質調整」)

(5)今回(第25回、2022年3月~)
…蒸気発生器伝熱管3本が減肉【最大減肉率:57%】。
・摩耗痕のあるスケールは回収できなかったが、各蒸気発生器から採取したスケールの性状、摩耗試験等の調査の結果、スケールによる減肉と推定
【スケールに対する対策】→薬品洗浄の前に小型高圧洗浄装置による洗浄を実施し、薬品洗浄を実施

(6)その他のトラブル(2022年)
・6月7日、使用済み燃料ピットエリアにある監視カメラ1台の映像が映らない不具合が起き、機器を交換
・7月6日、特定重大事故等対処施設で、一部の部品が装着されていないことが判明(高浜4号機でも同様のトラブル)→◆067◆
・7月13日、原子炉容器内にある水位計で、放射性物質を含んだ水のにじみ跡を確認。原子炉容器内の水位を確認する伝送器(原子炉容器内部から中央制御室に情報を伝える)の検出部フランジ(配管継手)部で水のにじみ跡が確認された。関電は原因を明らかにせず、部品を取り替えただけ。
 

 
・7月21日、外部電源を喪失したときなどに蒸気発生器に給水する重要な「タービン動補助給水ポンプ」(→◆025◆)周辺の床に、油約8リットルが漏れる→このため、予定の7/23に再稼働できず、7/24再稼働

┌─────────────────────────────────
原発再稼働に猛進する関電、トラブル続出(~2022年8月)
 2022年度のトラブル 一覧表、関電の原発の稼働状況 一覧表 → ◆071◆

 ・美浜原発3号機のトラブル → ◆071-1◆
 ・高浜原発3号機のトラブル → ◆071-2◆(このページ)
 ・高浜原発4号機のトラブル → ◆071-3◆
 ・大飯原発3号機のトラブル → ◆071-4◆
 ・大飯原発4号機のトラブル → ◆071-5◆
└─────────────────────────────────

◆070◆ ←← 関西電力 闇歴史 →→ ◆072◆